プログラミングの仕事は、パソコンとインターネット環境さえあれば可能であり、隙間時間に稼げることや高収入を得られることから、副業にぴったりです。
しかし、「プログラミングの副業は未経験者でもできるのか」「どのように始めればよいのか」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、プログラミングを副業にするメリット・デメリットを紹介しつつ、案件の種類や始め方について解説します。
忍者CODEマガジンは、未経験からでもプロのエンジニアを目指せるプログラミングスクール「忍者CODE」が運営しているプログラミング情報サイトです。
- プログラミングの効果的な学習方法
- プログラミング用語の解説
- エンジニアのキャリアに関する情報
など、プログラミングを始めたばかりの初学者に役立つ記事を幅広く公開しています！
未経験でもプログラミングを副業にできる！
プログラミングを副業にするには、ITの知識やプログラミング・スキルなどの専門的な技術を身につける必要があり、未経験から始めてすぐに稼げるわけではありません。
とはいえ、未経験からプログラミングを始める方は多く、副業から独立してフリーランスになっている方もいます。書籍やプログラミングスクールなど、プログラミングを学ぶ方法は豊富にあるため、ぜひ挑戦してみてください。
プログラミングの副業案件にはどんな種類がある？
「プログラミングで副業」といっても、どのような仕事があるのかイメージしにくい方も多いのではないでしょうか。ここでは、代表的なプログラミングの副業案件を5つ紹介します。
Webサイト制作
Webサイト制作とは、クライアントの指定されたデザインどおりにWebサイトを作成する仕事です。HTMLやCSS、JavaScriptなどの簡単な言語を取得すれば引き受けられる案件が多く、「未経験者歓迎」と記載された案件もあります。
単価は「HP」や「LP」の作成でおよそ1万円〜10万円が相場です。プログラミング未経験者は、まずWebサイト制作から始めるとよいでしょう。
Webサービス制作
Webサービス開発は、Web上で提供されるサービスを開発する仕事です。例えば、チャットサービスやマッチングサービス、サブスクサービス、決済サービスなどが挙げられます。
Webサービスの開発では複数のプログラミング言語が使用されることから、未経験から始めるのは難しいといえます。しかし、単価は30万円〜100万円と高額であるため、十分にスキルを習得したら挑戦するとよいでしょう。
アプリ制作
スマホやタブレットなどで利用できるアプリを制作する副業もあります。企業から案件を受託して開発する場合、単価は10万円〜100万円と高めです。しかし、「Java」や「Swift」、「Kotlin」といった難易度の高いプログラミング言語を習得する必要があり、未経験者には難しい副業と言えます。
アプリを自主制作し、有料化して収入を得るのもひとつの方法です。制作したアプリの人気が出れば、高収入を目指せます。
業務効率化
業務効率化のシステムやツールを開発する副業です。例えば、「メールの自動送信ツール」「業務管理システム」などの開発が挙げられます。
Webサービスやアプリの開発案件に比べると難易度は低いものの、需要は高めです。単価は3万円〜30万円程度が相場となっており、初心者が挑戦しやすい案件もあります。
プログラミング講師
プログラミングの知識やスキルを活かして、講師として働く選択肢もあります。2020年度から、小学校においてプログラミング教育が必修化されたこともあり、今後は一層プログラミング講師の需要が高まることが予想されます。
プログラミング講師は、オンラインスクールであれば在宅ワークが可能であり、週に1日から働くことも可能です。業務委託やアルバイトとして働く場合の時給は、1,000円〜3,000円程度が相場です。
出典：「小学校プログラミング教育の手引（第三版）」（文部科学省）
未経験・初心者がプログラミングを副業にするために覚えたい言語
ここでは、プログラミングを副業にするために覚えておきたい言語を紹介します。案件によって求められる言語が異なる場合もあるため、携わりたい仕事に応じて習得する言語を選択してみてください。
HTML・CSS
Webサイトの制作に携わりたい場合は、HTMLとCSSを習得しましょう。
・HTML：テキストボックスや画像、リンクなど、Webサイトに必要な部品を配置する際に必要な言語
・CSS：Webページの見た目を整えるための言語
HTMLとCSSは未経験者でも習得しやすい言語なので、最初に覚えるとよいでしょう。
JavaScript
JavaScriptは、動的なWebページを制作するために必要な言語です。代表的な機能には、「ポップアップウィンドウ」や自動で画像がスライドする「スライドショー」などが挙げられます。HTMLとCSSを習得した後にJavaScriptも習得すれば、Webサイト制作のスキルが高まります。
Python
Pythonは、Webアプリ開発やAI開発などで使用されるオープンソースのプログラミング言語です。オープンソースとは、ソフトウェアを構築しているプログラムである「ソースコード」を無償で公開していることを意味します。すなわち、誰でもPythonのソースコードを無料で利用できます。
Pythonはシンプルかつ理解しやすい文法であり、初心者でも学習しやすい点が魅力です。また、人工知能や機械学習の開発にも適した言語であるため、最先端の技術に携わりたい方は、ぜひ習得してみてください。
Ruby
Rubyは日本で開発されたプログラミング言語で、アプリケーションサイトやショッピングサイト、SNSサイトの開発に用いられます。フレームワークの「Ruby on Rails」を習得すれば、難しい機能も簡単に実装できるようになります。副業でアプリケーションの開発案件にも挑戦したい方は、Rubyを習得してみてください。
PHP
PHPは、Webサイトの制作やWebサービスの開発などに多く使用されるプログラミング言語です。PHPを習得することで、問い合わせフォームの作成やECサイトの構築もできます。PHPを用いた副業案件も多くあるため、稼ぐために習得しておきたい言語のひとつです。
プログラミングを副業にするメリット
プログラミングスキルを習得し、副業として稼げるようになるまでは時間がかかるため、プログラミングを副業にするか迷う方も多いでしょう。悩んでいる方は、ここで紹介するプログラミングを副業にするメリットを参考に検討してみてください。
高収入に期待できる
アンケートモニターやデータ入力など、副業にはさまざまな種類があります。その中でも、プログラミングは専門性が求められる仕事であり、高収入を得ることが可能です。
また、基本的にプログラミング案件は成果報酬型であり、スキルを上げて短時間で仕事を終わらせられるようになれば、効率良く稼げます。
好きな時間に働ける
プログラミングの副業は、パソコンとインターネット環境さえあればどこでも働くことが可能です。また、納期までに仕事を終わらせられれば、勤務時間の縛りもありません。
出勤が必要な仕事と違って、「好きな時間」「好きな場所」で働けるため、副業として取り組みやすい点がメリットです。
経験を積めばフリーランスも目指せる
プログラミング案件は報酬が高いため、スキルや経験を積めば本業の収入を上回ることも可能です。副業から始めて、いずれはフリーランスのプログラマーとして独立するのもよいでしょう。また、プログラマーからSEやITコンサルタントといった上位職種へのキャリアアップも目指せます。
プログラミングを副業にするデメリット
プログラミングを副業にするメリットは多くありますが、デメリットもある点に注意しましょう。ただし、事前にデメリットを知っておくことで対策も取れます。ここでは、プログラミングを副業にするデメリットを2つ紹介します。
スキル習得に時間がかかる
プログラミングの仕事をするには、スキル習得が不可欠であり、稼げるようになるまでには時間がかかります。プログラミングスキルの習得期間には個人差がありますが、およそ半年以上の学習期間が必要だと思っておくとよいでしょう。
仕事を獲得するのは簡単ではない
プログラミング案件はインターネット上に多く掲載されていますが、案件を獲得するにはクライアントに営業して自身を売り込まなくてはいけません。未経験の場合、証明できる実績がないことから、経験者よりも不利になりやすい点に留意しましょう。
ただ、「未経験OK」と記載された案件もあるため、実績や営業スキルが乏しくても、諦める必要はありません。
プログラミングを副業にするには？始め方とポイント
ここでは、プログラミングを副業にするための流れやポイントを紹介します。
独学orスクールでプログラミングスキルを習得する
プログラミングスキルを習得する方法は、大きく分けると「独学」か「スクール」の2種類があります。独学とプログラミングスクールのメリット・デメリットは以下のとおりです。
| メリット | デメリット | |
| 独学 | ・お金がほとんどかからない
・自分のペースで学習を進められる |
・モチベーションの維持が難しい
・分からない部分があった際に挫折しやすい |
| プログラミングスクール | ・カリキュラムに沿って効率的に学習できる
・分からない部分があれば講師に質問でき、即解消できる |
・お金がかかる |
プログラミングスクールの「NINJA CODE」では、プログラミング未経験者が基礎から応用まで体系的に学べるカリキュラムを用意しています。副業案件の紹介や転職のサポートもしているので、ぜひご利用ください。
ポートフォリオを作成する
ポートフォリオは、自分の作品やスキルをまとめた書類のことです。プログラミング未経験者であっても、自分で制作したWebサイトやアプリなどをポートフォリオにまとめ、クライアントに見せることで、自分のスキルや意欲をアピールできます。
ポートフォリオの作成は絶対ではありませんが、クライアントによっては提出を求めることがあるため、作成することをおすすめします。
未経験可の小さな案件に挑戦する
プログラミング未経験者は、まず実績を作ることが大事です。案件の規模や報酬の高さにこだわらず、未経験でも可能な小さな案件に挑戦するとよいでしょう。
案件探しは、クラウドソーシングを利用するのがおすすめです。クラウドソーシングには、未経験者OKの副業案件も多く掲載されています。
実績を作って高単価の案件を獲得する
ある程度実績を作った後は、高単価の案件にも挑戦しましょう。クラウドソーシングで高単価の案件に応募するのもよいですが、高単価の案件を紹介してくれるフリーランスエージェントを活用するのもおすすめです。
また、クラウドソーシングやフリーランスエージェントを利用すると売り上げから手数料が2割ほど引かれます。手数料が気になる場合は、直接企業に営業をかけて案件を獲得するとよいでしょう。
まとめ
プログラミングを副業にするにはスキルの習得が必要であり、時間もかかりますが、高収入を得られるメリットがあります。また、在宅ワークで隙間時間に稼げることから、副業にぴったりです。効率良く稼ぎたい方は、ぜひプログラミングに挑戦してみてください。
