Web(ウェブ)デザイナーの年収ってどのくらい?高収入を目指せるポイントも紹介

キャリア(副業、転職、フリーランス)

インターネットが生活に根付いている昨今、Web(ウェブ)サイトは多くの企業にとって欠かせないものになっています。Webサイトを作成できるAIツールは増えているものの、質の高いWebサイトを生み出すWebデザイナーは、まだまだ必要な存在です。

 

そのため、今後のキャリアを考えるときに、Webデザイナーを候補にする方も多いでしょう。しかし、Webデザイナーになったとして、どれくらいの収入が得られるのか気になる方もいるのではないでしょうか。

 

そこで、Webデザイナーの平均年収や働き方別の年収の特徴、Webデザイナーとして高収入を得るためのポイントなどについて解説します。

Web(ウェブ)デザイナーの年収

厚生労働省が運営する職業情報提供サイト「jobtag」では、令和4年度のWeb(ウェブ)デザイナーの平均年収は480万6,000円、平均月収は25万4,000円となっています。

国税庁発表の「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、令和4年度の給与所得者の平均年収は458万円です。よってWebデザイナーの平均年収は、日本全体の平均年収よりもやや高めといえます。

しかし、民間が発表しているデータを見ると、Webデザイナーの平均年収は360万~380万円程度となっており、日本全体の平均年収よりもやや低めです。

Webデザイナーの収入はスキルや経験年数、在籍している企業の規模などで大きく異なるため、調査ごとの金額に差があると考えられます。

参考:
職業情報提供サイト jobtag Webデザイナー」(厚生労働省)
令和4年分 民間給与実態統計調査」(国税庁)

Webデザイナーの働き方における年収の特徴

Webデザイナーの働き方には、主に会社員とフリーランスの2種類があり、働き方によっても年収が変わってきます。ここでは、Webデザイナーの働き方における年収の特徴について解説します。

会社で働く場合

会社員として働くWebデザイナーは、会社の評価によって年収が決まります。経験が少ない20代のうちは320万円程度、ある程度経験を積んだ30代は380万円程度になるのが一般的です。

Webデザイナーとして長く活躍しキャリアアップした40~50代では、420万~500万円程度になるでしょう。規模が大きな企業に勤めていれば、年収600万円ほどになる可能性もあります。

会社員はあくまでも企業が定めた範囲内での昇給となるため、こなした案件数やプロジェクトの規模などによって年収が上がることはありません。

しかし、限界があるとはいえ、経験を積めば着実に年収が上がっていく可能性が高いので、安定性を求める人に向いています。

ただし、規模が小さい企業は人件費にあまり予算を割けないことが多く、上記の金額より年収が低い場合もあるので、年収アップを狙うなら転職を検討したほうが良いでしょう。

フリーランスとして働く場合

フリーランスのWebデザイナーの年収は、会社員とは反対にこなした案件数やプロジェクトの規模などによって変わります。

平均年収は200万~400万円程度といわれていますが、案件が取れなければ年収は0円です。営業や経理などの各種事務作業もすべて自分でこなさなくてはならず、有給休暇や賞与などもありません。

会社員と比較するとリスクも負担も大きいですが、多くの案件をこなしたり大規模なプロジェクトに携わったりすることができれば、年収が1,000万円を超える可能性もあります。

Webデザイナーとしてのスキルが高い、人脈が豊富など大きな強みがあるなら、フリーランスとして独立するのも良いでしょう。

Webデザイナーとして高収入を得るためのポイント

Webデザイナーは多くの企業に必要とされる職種ですが、多くのAIツールが登場している今、基礎レベルしか身に付いていない状態では競争に負けてしまう可能性があります。

とはいえ、基礎ができていなければ、それ以上の技術は身に付けられません。Webデザイナーとして活躍したいなら、まずは基礎をしっかりと学び、基本的なスキルを高めていく必要があります。

webデザイナーに必要な基本的なスキル・能力を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

内部リンク:
2月記事「№2 webデザイナーになるには」

Webデザイナーとしての基本的なスキルを身に付けたうえで、下記のようなスキルや知識を身に付けると高収入を狙えます。

・最新のデザインツールに関する知識
・UI・UXの知識
・Webマーケティングの知識
・Webデザイン以外の制作スキル
・ディレクション能力
・マネジメントスキル

これらのスキルや知識について、下記にて詳しく解説します。

①常にデザインツールの最新情報を得る

Web業界では次から次へと新たなツールが登場しています。新たな表現ができたり利便性が大幅に向上したりすることも多いため、Webデザイナーとして高収入を得たいなら、最新のツールを積極的に取り入れていく姿勢が重要です。

また、PhotoshopやIllustratorといった定番ツールも、機能がアップデートされたり新機能が追加されたりすることがあります。新たな機能を使うには今までのやり方を変えなくてはならないこともありますが、柔軟に対応してスキルアップしていきましょう。

②UI・UXの知見を深める

UIやUXは、Webサイトの使いやすさや満足度に直結する重要な部分です。

・UI(User Interface):サービスの操作性・視認性・デザイン性を指す言葉で、サービスの使いやすさを向上させる技術のこと
・UX(User experience):サービスをとおして得る体験を指す言葉で、サービス利用時の満足感を向上させる技術のこと

いくら見た目のデザインが美しくても、UIやUXが考慮されていないと使いづらく満足度の低いWebサイトになってしまいます。ユーザーの満足度が下がると、その先の商品購入や問い合わせといった行動につながりにくくなるでしょう。

そのため、UI・UXに対する知見が深く、成果が出やすいWebサイトを作れることは、Webデザイナーにとって大きな強みになります。

③Webマーケティングの知見を深める

Webデザイナーとして高収入を得たいなら、Webマーケティングの知識も身に付けておくと良いでしょう。今はほとんどの企業が自社サイトをもっており、ネットショップなども充実しています。

美しく使いやすいWebサイトであっても、多くのサイトに埋もれてしまっているとユーザーに届かないため、なかなか成果が得られません。

Webマーケティングの知識を身に付け、SEOを意識したデザインやユーザーの行動を促すデザインが構築できれば、Webデザイナーとしての価値が高まります。

④Webデザイン以外の制作スキルを身に付ける

Webデザイン以外の制作スキルを身に付けるのもおすすめです。例えばコピーライティングの知識があれば、メッセージ性が強く、よりユーザーに刺さるWebサイトが作れるでしょう。

最近は動画コンテンツの需要が高まっているので、動画編集のスキルがあればWebデザインとともに動画制作の案件も獲得できます。

さまざまなスキルを身に付け、クライアントのニーズに合わせて幅広い提案・制作ができるWebデザイナーとして評価が高まれば、収入も上がっていくでしょう。

⑤ディレクション能力を磨く

現場での作業だけに集中するよりも、やはりリーダーなどとしてキャリアアップしたほうが年収は上がります。

リーダーやマネージャーなどになると、プロジェクトの進行やクライアントとの打ち合わせなども担当することになるため、ディレクション能力も磨いておきましょう。

⑥マネジメントスキルを鍛える

キャリアアップを目指すなら、マネジメントスキルも欠かせません。プロジェクトをスムーズに進行するには、組織全体をまとめ上げる必要があるためです。

マネジメントスキルを上げるには、リスク管理や資源の効率的な活用といった視点が必要なので、フリーランスとして独立するときにも役立つでしょう。

まとめ

Webデザイナーの平均年収は320万~500万円程、スキルや経験年数、企業規模などによっては600万円程度になります。フリーランスの場合は自分の頑張り次第で大きく異なり、1,000万円を超える可能性もゼロではありません。

いずれにしてもWebデザイナーとして高収入を得るには、基礎をしっかりと固めたうえで、応用的なスキルやWebデザイン以外のスキルを身に付けることが大切です。未経験からWebデザイナーにチャレンジするなら、まずは基本スキルを学ぶことから始めましょう。

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