エンジニアとは?種類と仕事内容について解説

キャリア(副業、転職、フリーランス)

現在、さまざまな業界でエンジニアの需要が高まっています。IT人材の不足が深刻さを増す中で、DX化に取り組む企業が増加傾向にあるためです。

需要の高まりを受けて、キャリアアップを兼ねた、未経験からのエンジニア転職を考え始めている方も多いのではないでしょうか。

今回は各業界で活躍するエンジニアの仕事内容について解説します。

【職種別】エンジニアの仕事内容

エンジニアと一口に言っても、働く業界によって求められるスキルや行う作業はさまざまです。ここでは主なエンジニア14種類について、特徴や仕事内容を紹介します。

システムエンジニア

略称の「SE」で呼ばれることもある職業です。システム開発に関する重要な仕事を担います。

システムエンジニアが手がける主な仕事は、設計から開発、テストまでに関わる一連の作業やマネジメント業務です。クライアントの要望をヒアリングして、システムの設計書を作成したりスケジュールに沿って開発を進めたりと、リリースまでの作業を一貫して行います。

プログラマー

システムエンジニアが作成した設計書にもとづいて、システムやアプリケーションのプログラミングを行う職業です。システムが正常に動かない場合、プログラミング内容に誤りはないか、設計書に不備はないかを確認して、システムエンジニアへ報告します。

企業によっては、システムエンジニアとプログラマーを兼任する場合もあります。

AIエンジニア

AIエンジニアは、大きく分けてプログラムとアナリティクスの2分野があげられます。プログラム分野ではAIの開発を行うことが仕事です。一方、アナリティクス分野の場合、AIによるデータ分析や活用を行う仕事がメインです。

AIの活用をクライアントに提案することも多く、DX化が推進される現代においてニーズが急騰している仕事でもあります。人材確保のために、多額の報酬が期待できるのも魅力です。

IoTエンジニア

IoT技術やIoT製品を利用した、ネットワークやアプリケーションなどのシステム開発を行います。IoTとは「モノのインターネット(Internet of Things)」のことで、家電などのモノ同士をインターネットで連携させ、遠隔操作やモニタリングできるようになる仕組みです。

IoTエンジニアはIoT製品を稼働させるシステムやセキュリティのみならず、制御対象となる機械そのものを企画・設計することもあります。

Web(ウェブ)エンジニア

Web上で利用されているシステム、アプリケーションなどの設計・開発・プログラミングを手掛ける職業です。大きく分けて下記の2種類があります。

・フロントエンドエンジニア
・バックエンドエンジニア

フロントエンドエンジニアはWebサイトのユーザーが直接触れる部分(入力フォームやボタン、ソフトウェアの使用など)を各言語でコーディングする仕事です。ブラウザ上でどのように表示されるのかは、デザイナーが設計を行います。

バックエンドエンジニアは、ユーザーが直接触れない部分を手掛ける仕事です。例えば、Webサーバーやデータベースなどを設計・構築したり、運用・保守を担当したりします。

アプリケーションエンジニア

システムのアプリケーションを開発する職業です。開発するアプリケーションは多岐にわたり、スマホ用、業務系、Web用などがあげられます。業務系は、企業の従業員が効率的に業務を進められるようにするためのアプリケーションを開発します。

ゲームエンジニア

その名のとおり、ゲームの設計・開発に関わるエンジニアです。コンシューマーゲーム(家庭用ゲーム)、スマホゲーム、ソーシャルゲームなど、成長著しい市場で活躍の場が広がっています。

仕様書に沿ってゲーム作成するゲームプログラマーのほか、BGMなど音楽や効果音を主に手掛けるサウンドプログラマーなど特定の業務を手掛けるエンジニアもいます。

制御・組み込みエンジニア

今やあらゆる製品にソフトウェアが組み込まれています。そうした制御システムなどのソフトウェアの設計・開発を行うエンジニアです。家電製品など個人向けの製品を手掛ける場合もあれば、勤務先によっては産業用機器に組み込まれるソフトウェアを任されることもあります。

ネットワークエンジニア

ネットワークシステムに関連する業務を専門的に行います。設計や構築のみならず、運用・保守も手掛けます。

システム開発に加えて正常に運用させるための環境整備も行うため、配線に関する知識も必要です。

サーバーエンジニア

ネットワークエンジニアのサーバー版ともいえます。サーバーに関する専門的な業務全般を手掛ける職業です。サーバーの設計、構築、運用、保守といった一連の業務を担当します。

サーバーを設置するほか、システム障害が起こったときの対処や防止策などもサーバーエンジニアの仕事です。

データベースエンジニア

設計、開発、運用、保守といったデータベースに関する業務全般を担います。多くの企業が製品開発やサービス提供、マーケティングに活かすためのビッグデータを有しています。収集したデータを適切に保管・使用できるようにデータベースの設計、開発、運用、保守を手掛けるのがエンジニアの主な仕事です。

セキュリティエンジニア

サイバー攻撃を未然に防ぐための調査やセキュリティ施策を手掛ける職業です。セキュリティシステムの企画提案や、設計、実装、テスト、運用を行います。

クライアントの重要な情報に触れる機会も多いため、プログラミング能力など専門的な技能に加えて倫理観も求められます。

クラウドエンジニア

クラウドを利用したネットワークやサーバーの構築、保守、運用などを任されます。近年はリモートワークの普及もあり、オフィス外でも社内システムを使用した情報共有が欠かせません。クラウドを利用したシステムの開発や運用は高い需要があります。

セールスエンジニア

直接プログラミングを行うのではなく、クライアントに営業活動を行う職業です。システム開発に関する専門的な知識や技術を活かして、クライアントの課題に適した製品を提案したり、アドバイスを行ったりします。

エンジニアを目指す勉強方法

未経験や他業界の出身者でも、エンジニアを目指すことは可能です。DX化の推進や業務効率化を求める企業の増加を背景に、人手不足を解消する方法のひとつとして「未経験可」の求人も多く見つかります。

ただし、エンジニアを目指す以上は、専門的な知識を有していなくてはなりません。自分に合った勉強方法を見つけて、効率良く学ぶことが大切です。

エンジニアを目指す勉強方法は、大きく分けて3つ挙げられます。

独学で知識・スキルを習得する

1つ目の方法は、独学で知識・スキルを身に付けることです。テキストを購入して、自分で計画を立てて勉強します。

独学のメリットは、低コストで始められるうえ、自分の都合やペースに合わせて学べることです。一方で、自分で勉強方法を工夫したり、教材を選んだりしなくてはならず、必ずしも正しい方法で学べるとは限らないリスクがあります。

オンラインで学ぶ

2つ目の方法は、オンライン講座を利用することです。動画ストリーミングサービスや、専用のオンライン講座などがあげられます。プロが組んだカリキュラムに沿って授業が進められるため、低予算でありつつも効率よくITの基礎知識やプログラミングを学べるメリットがあります。

また、スケジュールの自由度が高い点もメリットです。自分のペースで勉強を進められるので、独学と同じく忙しい合間でも無理なく学べます。

ただしオンライン講座ゆえに、モチベーションの維持に苦労する可能性があります。

プログラミングスクールに通う

3つ目の方法は、プログラミングスクールに通うことです。プロの指導を直接受けられるため疑問点を解消しやすく、効率的に学べます。エンジニアを目指す仲間と同じ教材・ペースで学べる点は、モチベーションを維持しやすいメリットでもあります。

注意点は、スクールゆえに費用が高額になりやすいことです。授業体制やスケジューリングのルールなども各スクールで異なるため、自分に合った教室を見つける必要があります。

まとめ

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