JavaScriptは、初心者にも学びやすく、幅広い用途で使われる人気のプログラミング言語です。独学でスキルを身に付けたいと考えている方にとって、適切な練習方法をみつけることが成功へのカギとなります。しかし、多くの教材や練習サイトが存在するため、どこから始めればよいのか迷ってしまうこともあるでしょう。今回は、JavaScriptの効率的な練習方法と、初心者におすすめの学習サイトを紹介します。
効率的にJavaScriptの練習をするためのポイント
JavaScriptは独学でも十分に習得可能なプログラミング言語です。しかし、未経験者が基礎からしっかりと学び、実践スキルを身に付けるには、少なくとも200時間ほどの学習が必要だといわれています。つまり、1日4時間のペースで勉強した場合、2～3か月の期間がかかることになります。そのため、効率良く学習することが非常に重要です。
効率的に学ぶためには、焦らずにしっかりと基礎を固め、段階的に知識を積み上げていくことが大切です。実現可能な学習計画を立て、目標を設定することで、モチベーションを保ちながら着実に進めることができます。
学習サイトは1つに絞る
JavaScriptの学習に適したサイトや教材は豊富に存在します。しかし、あまりにも多くのサイトや教材に手を出すと、学習の軸がぶれてしまい、結局中途半端に終わる場合が多いです。
自分に合った学習スタイルを理解し、それに合わせたサイト1つに絞って、集中して学ぶことが効果的です。例えば、初心者向けの動画レッスンが豊富なサイトや、実際にコードを書きながら学べるサイトなど、使いやすいと感じるものを選ぶと良いでしょう。
自分に合う教材の種類を選ぶ
JavaScriptの教材は種類もさまざまあります。主なものに、Web（ウェブ）サイト・テキスト（書籍）・動画講座、そしてプログラミングスクールがあげられます。それぞれの教材に特徴があるので、自分に合ったものを選び、習得の近道を進みましょう。
例えば、初心者で予算を抑えたい場合は、無料または低価格の学習サイトを活用するのが良いでしょう。ある程度基礎知識を持っている方は、書籍を活用するとJavaScriptへの理解をより深められます。また、転職や独立を視野に入れている方は、プログラミングスクールでの体系的な学びが役立つでしょう。
質問できる相手・コミュニティをみつける
プログラミングを学習する際、疑問点にぶつかることは避けられません。そんなとき、誰にも質問できず解決できない状況が続くと、モチベーションが下がり、挫折してしまう場合があります。そこで、質問できる相手をもったり、コミュニティに参加したりすることが学習の支えになります。
SNSやオンラインフォーラム、プログラミング勉強会に参加することも、疑問の解決や学習仲間をみつける良い手段です。学習に行き詰まったときでも、ほかの方に助けを求められる環境をつくることが、効率的な学びを支えてくれます。
JavaScriptの練習ができるおすすめのサイト
JavaScriptを学びたいプログラミング初心者が効果的にスキルを身に付けるには、実際にコーディングを練習できる環境が欠かせません。今回は、初心者におすすめの9つの学習サイトを紹介します。これらのサイトは、基礎から応用までの段階な学習だけでなく、自分のペースで実践力を高めることにも役立ちます。
1.ドットインストール
ドットインストールは、日本語で提供されている動画学習サイトです。短い動画を通じてプログラミングの基本を学びつつ、練習問題にも挑戦できます。各レッスンは3分以内なので、忙しい日常のなかでもスキマ時間を活用して学習できるのが大きな特徴です。
基本的なコースは無料で利用できますが、より高度な内容や追加機能を利用するには有料プランに加入する必要があります。動画で手軽に学びたい初心者に最適なサイトです。
2.CODEPREP
CODEPREPは、実際にコードを書きながら学べるプログラミング学習サイトです。JavaScriptの基礎を固めたい初心者におすすめです。カリキュラムを自分のペースで進められるため、忙しい方でもスキマ時間に学習できます。
基本的なコースは無料で提供されていますが、より高度なレッスンを受講するには有料プランへの加入が必要です。コードを実際に書くことで理解を深めたい方におすすめのサイトです。
3.マンガで分かるJavaScriptプログラミング講座
このサイトは、マンガを使ってJavaScriptの基本を楽しく学ぶことができる講座を提供しています。文字だけの説明に飽きてしまう方でも、マンガ形式で親しみやすく、スムーズに学習を進められます。
多くのコンテンツは無料で利用できますが、一部の機能は有料です。リラックスしながら学びたい初心者にぴったりのサイトです。
4.AtCoder
AtCoderは、競いながらプログラミングの練習をするオンラインプラットフォームです。定期的に開催されるコーディングコンテストを通じて自分のスキルを試しつつ、ほかのユーザーと競い合うことでモチベーションを保ちながら学習を進められます。
アカウントを作成すれば、基本的な機能を無料で利用できます。競争心を持ってプログラミングを学びたい方には最適なサイトです。
5.NINJA CODE
NINJA CODEは、JavaScriptを実践的に学びたい方に向けた無料問題集を提供しています。JavaScriptに関する問題は全61問の問題があり、解説を見ながら少しずつ難易度を上げてステップアップ学習できる点が最大のメリットです。なお、解答を見るにはLINEでの登録が必要になります。
初級から上級まで対応するこの問題集は、動きのあるWeb制作を目指す方のスキルアップに最適です。自分のペースで実践的に学習できる点もポイントです。
6.Elevator Saga
Elevator Sagaは、JavaScriptを使ってエレベーターの動きをプログラムするゲーム形式の学習サイトです。プログラミングでアルゴリズムを組み、エレベーターを効率的に動かしてそれぞれの課題をクリアしていきます。
ゲーム感覚で楽しく学べるため、アルゴリズムに興味がある方や、実行結果がすぐに目で確認できる環境を好む初心者におすすめです。
7.Codecademy
Codecademyは、理論と実践を組み合わせた効率的な学習サイトです。JavaScriptの基礎から中級レベルまでの学習を進められるカリキュラムが用意されています。また、コミュニティ機能を通じてほかのユーザーや専門家と交流しながら学ぶことができます。
アカウントを作成すれば、基本コースは無料で利用でき、さらに高度な内容に挑戦できる有料プランも用意されています。
8.CodinGame
CodinGameは、ゲームを通じてプログラミングの基本から応用までを学べるサイトです。コードを書きながらゲーム内のチャレンジをクリアしていく形式で、楽しみながらスキルを身に付けられます。
基本的に無料で利用でき、アカウント登録をすればさらに多くのゲームやチャレンジに挑戦できますが、英語とフランス語表記のみのため、一般的な日本人ユーザーにはハードルが高い面もあります。
9.W3Schools
W3Schoolsは、ブラウザ上で直接コードを書きながら学べる学習サイトです。書いたコードの実行結果が画面に表示されるため、リアルタイムで動作を確認しながら学習できます。特に、効率良く学習したい初心者におすすめです。
一部の上級コースを除き、無料で利用できますが、サイトは英語表記ですので、英語に自信がある方に適しています。
JavaScriptの練習を通して実践スキルを身に付けるなら
JavaScriptの実践スキルを身に付ける際、独学だけでは挫折する懸念があります。そのため、プラグロミングスクールの受講を視野に入れることをおすすめします。特に、短期間で効率的にスキルを習得したい場合に、スクールのプログラムは効果的です。
なかでもNINJA CODEのように、実践的なプロジェクトを通じて学ぶ形式が有効です。未経験からWebクリエーターを目指す方にとって、実際のプロジェクトを通じてスキルを磨けることは非常に魅力的といえます。
この方法では、ただ知識を学ぶだけでなく、実際に手を動かしながら経験を積むことができます。そのため、JavaScriptの基本知識を深めるだけでなく、実際の現場でも役立つスキルを効率良く身に付けることができます。
NINJA CODEでは、初心者向けに無料で利用できる問題集も提供しています。基本的なJavaScriptの知識から実践的なスキルまで幅広く学ぶことができ、初めての方でも安心して練習を進められます。ただし、問題集の解答を見るには、LINEでの登録が必要となるため注意が必要です。
まとめ
今回は、JavaScriptを効率良く学ぶための方法と、初心者におすすめの学習サイトを紹介しました。学習を成功させるためには、焦らず基礎を固め、適切な教材や学習サイトを選び、実際にコードを書いて実践することが重要です。特に、学習サイトをひとつに絞り、進捗を確認しながら学ぶことで、効率的にスキルを身に付けることができます。ぜひ、今回紹介したサイトを活用し、着実にJavaScriptスキルを向上させましょう。
