プログラミングはタブレットでも可能?おすすめの学習アプリ5選

学習方法

「プログラミングはパソコンでやる」というイメージがあるかもしれませんが、タブレットでも可能です。近年では、持ち歩きやすく直感的に操作できるタブレットを使ってプログラミングを学ぶ人も増えています。今回は、手軽にプログラミング学習を始めたいという方向けに、タブレットの選び方や、おすすめの学習アプリを紹介します。

プログラミングはタブレットでもできる

プログラミングはパソコンを使用するのが一般的ですが、スマートフォンやタブレット向けのアプリなど簡単なものであれば、タブレットでも可能です。

タブレットはパソコンより手軽に使えるだけでなく、学習アプリなどタブレット向けの学習サービスが豊富に揃っています。いきなり本格的にプログラミングを始めるのは難しそうなので、まずは少し触れてみたいという方におすすめです。

小中学校のプログラミング教育にタブレットが利用されていることからも、タブレットが学習に有用であることがわかります。

プログラミングをタブレットで学ぶメリット

タブレットは持ち運びがしやすく、どこでも使用できます。そのため、移動中の隙間時間などを利用してプログラミング学習が可能です。自宅でも、わざわざパソコンの前に座る必要がなく、リラックスした状態で学習に取り組めます。

また、タブレットはタッチで操作するため、図形やイラストなどを組み合わせてプログラミングをする、「ビジュアルプログラミング」が使いやすいことも特徴です。テキストでコードを記述するよりも直感的な操作でプログラミングを体験できるので、理解が進みやすいでしょう。タブレットは画面に直接触れて操作できるため、パソコンの取り扱いに慣れていない人にもおすすめです。

加えて、タブレットは5万円以下のモデルも多く、パソコンに比べて安価で入手できます。学習アプリには無料のものもあるため、低コストで学習を始められることもメリットです。

プログラミングをタブレットで学ぶデメリット

タブレットでできるプログラミングは、比較的簡単なアプリ開発が中心です。複雑なプログラムや規模が大きなプログラムの作成はコードの記述量が多く、開発ツールや実行環境の準備も必要になるため、タブレットのみでは難しくなります。本格的にプログラミングを習得するには、やはりパソコンが必要です。

また、タブレットはパソコンに比べると画面が小さく、操作性は落ちます。学習サイトを見ながらコードを書いていくといった作業は、外付けのキーボードを使用したとしても、パソコンのほうがやりやすいでしょう。開発を行う際も、画面が大きなパソコンのほうが効率的です。

プログラミング学習のためのタブレット選びのポイント

プログラミング学習のためにタブレットの購入を検討しているものの、どれを選んだら良いかわからない方もいるでしょう。そこで、プログラミング学習向けのタブレットを選ぶポイントを解説します。

大きさと重さ

タブレットのディスプレイサイズは、7インチ・8インチ・10インチ・12インチなどがあります。ディスプレイが小さすぎると視認性が低くタップミスにもつながるため、プログラミングの学習には10インチ程度のタブレットがおすすめです。12インチ以上になると、据え置きでの利用は問題ないものの、気軽に持ち運ぶことは難しくなってしまいます。

外出時に持ち運んで使う際には、重さも重要なポイントになります。600g以上になると持ち歩きがしにくくなるため、500g以下の軽量モデルがベターです。近年では、10インチでも500gを切る製品が主流となってきています。

搭載OS

タブレットの搭載OSには、Android、iOS、Windows、Chromebookがあります。

プログラミング学習のアプリは多くがAndroid・iOSの対応となっているため、AndroidかiOSのタブレットを選択すると良いでしょう。どちらもタブレット向けOSのため、タップでの操作性もスムーズで、ストレスがありません。

Androidタブレットはカスタマイズの自由度が高く、iOSタブレット(iPad)は操作性にすぐれているという特徴があります。タブレットの使い方や好みに応じて選びましょう。

バッテリーの稼働時間

タブレットを持ち歩いて隙間時間にプログラミングを勉強したいなら、バッテリーの稼働時間も重要です。

バッテリーの稼働時間が短いと、せっかく持ち歩いていても途中でバッテリーが切れ、使えなくなってしまいます。10時間以上の稼働時間があれば、外出先での利用も安心です。

タブレットを使うならアプリで効果的にプログラミングを学ぼう

タブレットで利用できるプログラミング学習アプリにはさまざまな種類があります。そのなかでもプログラミングを初めて学ぶ方におすすめのアプリは、次の5つです。いずれも視覚的に利用しやすいインターフェイスを採用しているため、ゲーム感覚で楽しく学べます。

Progate

Progate(プロゲート)は、子どもから大人までゲーム感覚でプログラミングを学べるアプリです。説明の多くはイラストで、プログラミング初心者でもわかりやすい構成となっています。

説明を読んだあとはアプリ上でコードを書いて動作を確認し、ひとつひとつ理解しながら学習を進められるので、効率良く知識を身に付けることが可能です。

対応言語は、JavaScriptやRuby、Pythonなど8種類で、有料プランに登録すれば公開中のレッスンすべてを学べます。

アプリはAndroid・iOS対応ですが、Web版の利用も可能です。

ドットインストール

ドットインストールは、3分以内の動画でプログラミングを学べるサイトです。プログラミング言語やツールの使い方、簡単なアプリの作り方など、幅広い内容を学べます。

基本的なレベルの動画閲覧は無料です。有料のプレミアムサービスに登録すれば、すべての動画閲覧に加え、エンジニアへの質問やプログラミング勉強会への参加ができるようになります。

codebelle

codebelle(コードベル)は、チャット形式でSwiftのプログラミングを学べるiOSの無料アプリです。実際に講師と会話をしている感覚で読み進められます。説明の例もプログラミングが初めての方にも理解しやすいように配慮されており、無理なくステップアップできるでしょう。

ひとつのレッスンは3分程度のため、隙間時間の活用に最適です。各テーマの最後には、練習問題もあり、学んだことが身に付いているかを確認できます。

プログラミングゼミ

プログラミングゼミは、小学校低学年向けのプログラミング学習アプリです。コードを記述するのではなく、ブロックなどを動かすビジュアルプログラミングにより、オブジェクトへの指示の出し方など、プログラミング特有の考え方を身に付けられます

Android・iOS・Windowsアプリ、およびブラウザで利用可能です。

Springin’

Springin’(スプリギン)は、タブレットやスマートフォンでゲームや絵本が作れる、ビジュアルプログラミングアプリです。コードの記述は不要で、アイテムを配置し属性で動作などを設定することで、プログラミングを行っていきます。

Android・iOSに対応し、基本無料で利用可能です。ほかのユーザーが作成したゲームをプレイすることもでき、アイデアが広がります。自信のある作品ができたら、コンテストへの応募も可能です。

まとめ

プログラミングの学習は、タブレットでもできます。タブレットには初心者向けの使いやすい学習アプリが揃っているので、ゲーム感覚で学習できるでしょう。タブレットなら持ち運びやすく、移動中などの隙間時間を活用してプログラミングを始められます。まずはタブレットで基本的な知識を身に付け、その後、パソコンでプログラミングに取り組むのもおすすめです。