Java Silver(Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 17)は、Oracle社が実施しているJavaプログラミング言語に関する基本知識と実用スキルを証明する資格試験です。今回はJavaに関する資格取得を考えている方向けにJava Silverの難易度や取得するメリットを解説します。
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Java Silverの取得難易度
Java Silverは、Java開発元であるOracle社が実施するベンダー資格です。Oracle社のJava資格には、Bronze、Silver、Goldの3つのレベルがあり、Silverは上級者の指導のもとで開発を行える中級者を想定したレベルの資格です。資格は国内のみならず、海外でも通用します。
プログラミング未経験者にとっては、取得難易度が少し高く感じられるかもしれません。しかし、勉強すれば十分合格を目指せるレベルです。
Java Silverを取得するには、プログラミングスキルに加え、プロジェクトで発生する可能性があるトラブルへの対応力や、インターフェイスやモジュールなどの開発関連知識も必要です。
覚えることが多いJava Silverですが、実際にどのくらいの学習時間が必要なのでしょうか。取得のために必要な勉強時間の目安を経験値別に紹介します。
プログラミング初心者の場合
プログラミング初心者の場合、勉強時間の目安は計80時間〜100時間ほどです。Javaは、プログラミング言語のなかでも難易度が高い言語で、文法やルールを習得して合格点まで持っていくためにはまとまった学習時間が必要になります。そのため、状況によってはさらに時間がかかってしまう場合もあるでしょう。
とはいえ、1日2時間程度の学習を2〜3か月程度続ければ合格できる内容です。
Javaを理解している場合
すでにJavaについて知識がある場合、勉強時間の目安は計20時間〜30時間ほどです。ただし、理解度には個人差があるため、自信のない方は40〜50時間程確保する必要があるでしょう。1日2時間学習する場合、2〜3週間程度の学習期間になります。
自分ができていないところの復習や、試験対策を重点的に行うと良いでしょう。
Javaの実務経験がある場合
実務経験の年数にもよりますが、計20時間〜30時間ほど勉強時間を確保できれば問題ないとされています。
試験対策を中心に行い、不安がある部分は復習の方法が効果的です。
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ほかのJava資格との難易度を比較
Javaに関する資格は、Java Silver以外にもいくつかあります。合格率や目安の勉強時間から難易度を比較してみましょう。
資格名 | 合格率 | 勉強時間目安 |
Java Bronze | 非公開 | 約40~50時間 |
Java Silver | 非公開 | 約80~100時間 |
Java Gold | 非公開 | 約150時間 |
Javaプログラミング能力認定試験(3級) | 約51%(1~3級平均) | 約70時間 |
Javaプログラミング能力認定試験(2級) | 約100時間 | |
Javaプログラミング能力認定試験(1級) | 約110時間 | |
Androidアプリケーション技術者認定試験(ベーシック) | 約40% | 約60~120時間 |
Oracle認定資格にはBronze・Silver・Goldの段階がありますが、GoldはSilver保有者しか受験できません。SilverはBronzeを取得していなくても受験できるため、Javaの理解が進んでいる方ならSilverから挑戦しても問題ないでしょう。スキルを備えていることを評価される見込みがあるのもSilverからです。
なお、Oracle認定資格は一般的にJavaプログラミング能力認定試験よりも難易度が高いといわれています。Oracle認定資格のGoldが上級レベル向けであるのに対して、Javaプログラミング能力認定試験の1級は中級レベル向けです。Androidアプリケーション技術者認定試験は、Java Goldと同等レベルです。
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Java Silverを取得するメリット
Java Silverは、Javaの基本的なスキルを習得している証明になる資格です。取得により、どのようなメリットを得られるか具体的に紹介します。
1.Javaの基本的な知識や技術が身に付く
Java Silverの試験で問われる内容は、Java開発に必要な基本的なプログラミングや開発環境に関する知識が中心です。資格取得のための勉強を通じてJavaの基本的な知識を身に付けられ、今後Javaエンジニアとして活躍していくためのスキル基盤を作れます。
また、資格取得に向けた勉強では業務中に学ぶ開発ノウハウとは異なり、体系的に学べるためJavaについての理解を深められることもメリットです。
資格取得は勉強の目標としても有効です。特に初めてJavaを勉強する方の場合、勉強すべき範囲や方法、勉強の成果がわかりにくいこともあるでしょう。資格試験には出題範囲があり、合否や点数で成果が明確に出るため、勉強を進めやすくなります。
2.プログラマーとしての信頼度を高められる
Java Silverは、Javaの開発元であるOracle社が認定する資格で、IT業界では高い知名度・信頼性があります。そのため、Java Silverの取得はJavaプログラマーとして信頼されることにつながります。
特に、フリーランスとして活動するならスキルの証明が重要です。資格を取得することで自身のスキルを証明できるため、案件を獲得できる機会を増やせるでしょう。会社員やSES、派遣社員でも、資格取得により適切な案件・ポジションにアサインされやすくなるなどのメリットがあります。
3.就職や転職、キャリアアップで有利になる
資格は能力を客観的に評価する材料になり、就職や転職、キャリアアップを有利に進められることがあります。
Java Silverは、Java開発における基本を習得したことを示す資格であるため、採用担当者へのアピール材料になります。企業によっては、昇給・昇格要件としてJava Silverの取得を定めているケースもあるほどです。例えば、資格手当として1万円の支給や、月1万円の給与アップなどの制度を設けている会社もあります。
資格取得は学習姿勢や意欲のアピールにも有効です。異業種からJavaエンジニアを目指す場合などは、一定の評価を得られるでしょう。
また、Java Silverの取得により、上位試験であるJava Goldの受験資格を得られ、さらなるキャリアアップ・スキルアップへの道が開けることもメリットです。
Javaを学んで「転職」を目指す方へ
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転職活動に関してはプロのキャリアアドバイザーのサポートを受けられ、ポートフォリオや履歴書の添削も行いますので、IT業界が未経験の方でも、安心して転職活動に臨むことができますよ!
Java Silverの勉強にはNINJA CODEがおすすめ
「Java Silverに挑戦するために、基礎からしっかり学びたい」「これからJavaの勉強を始めるが、独学では自信がない」といった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
どこをゴールにしていいかわからない…
挫折してしまわないかな…
このように不安な気持ちになる方もいますよね。
たしかに、何かわからないことが出てきたとき、エラーが解決できないとき、誰かに相談できる環境がないことが理由でプログラミング言語の学習を挫折する方が多くいます。
実際にプログラミング言語初学者が挫折をする1番の理由は「不明点が発生した際に気軽に相談できる環境がない」という実態があります。
それだけ学習する環境が大事だということです。
そんな背景があるからこそ、プログラミングの勉強をする際にスクールを選ぶ方が多いのが事実です。
プログラミングスクールに通う理由は他にもあり
・効率良く学習を進めたい
・モチベーションの維持にもつながりそう
・以前に独学で挫折した経験がある
・学習者同士でつながれるコミュニティへの招待
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●初めてJavaを学習する方
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まとめ
Java Silverは、Javaの基本的な知識を証明するOracle認定資格制度で、プログラミング未経験者でも勉強すれば合格を目指せるレベルです。取得に向けての勉強でJavaの体系的な知識を身に付けられる上、就職や転職、案件獲得を有利に進められます。上位資格のJava Goldの取得にも必要なため、将来Javaエンジニアとして活躍したいなら取得を検討しましょう。