エンジニアに必要な7つのスキル|スキル定着のためのポイント

学習方法

エンジニアを目指す際にどのようなスキルを身に付ければよいのか、疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。今回は、エンジニアに必要なスキルと学習方法を解説します。これからエンジニアに必要なスキルを身に付けたい方は参考にしてください。

これだけは押さえておきたい!エンジニアに必要な7つのスキル

エンジニアとして仕事をするためには必要なスキルが7つあります。これらのスキルを身に付けることで、活躍できるエンジニアになれるでしょう。それぞれのスキルの特徴を詳しく解説します。

1.ITの基礎知識

エンジニアのスキルを身に付ける上で、IT全般の仕組みを理解しておく必要があります。必要となるITの基礎知識は下記の3つです。

領域 詳細
ソフトウェア パソコンやスマートフォンを動かすためのプログラム
ハードウェア コンピュータを動かすのに必要な物理的な機器
セキュリティ 情報セキュリティの種類や管理方法、セキュリティリスクへの対策など

最初にITの基礎知識を学んでおくことで、プログラミングスキルやシステム関連の知識の習得がスムーズになるので、しっかり押さえておきましょう。

2.プログラミングスキル

エンジニアは、プログラムの完成度でクライアントから評価されるため、プログラムの根幹となるプログラミングスキルを身に付けなければなりません。

それぞれのシステム開発で使われる言語の例は下記のとおりです。

・Web(ウェブ)システム(サーバー):Java、PHP、Rubyなど
・Webシステム(クライアント):HTM、CSS、JavaScriptなど
・業務システム:Java、Python、COBOLなど
・スマートフォンアプリ:Swift(iOS)、Java(Andoroid)Kotlin(Android)など

上記のように、プログラミング言語ごとに案件や開発領域が異なります。そのため、習得するプログラミング言語を選ぶ際は、開発したいものや目的にあわせて習得する言語を決めましょう。

3.コミュニケーションスキル

エンジニアはチームでシステムを開発するため、クライアントや開発チームなどとのやりとりが発生する機会が多くあります。プロジェクトを遂行させるにあたり、コミュニケーションスキルが欠かせません。

チーム内でコミュニケーションが取れていない場合、ミスが発生するおそれがあります。ミスを防ぐためにも、チームメンバーに対して必要な要件を的確に伝えられるように意識しましょう。

また、クライアント先に出向いたり、営業したりする場合はビジネススキルも必要になるため、基本的なビジネスマナーは押さえておく必要があります。

4.ヒアリングスキル

世の中のニーズが多様化しており、クライアントが開発したいシステムの要求定義や要件定義が曖昧になっている案件が増えています。クライアントのニーズを的確に把握するためにも、ヒアリングスキルは必要です。

また、クライアントによっては開発したシステムやアプリで何がしたいかを言語化できていないケースもあるため、エンジニア側はクライアントが求めているものや現状の課題を把握する必要があります。

利用方法や将来性、コストなどを踏まえ、最適な実現方法をクライアントに提供するためにも、ヒアリングスキルを身に付けるようにしましょう。

5.資料作成スキル

システムの開発・運用では、要件定義書や設計書、仕様書などのドキュメントを作成する機会が多くあります。システムについて、文章で説明する機会もあるため、情報をわかりやすくまとめる資料作成スキルがあると良いでしょう。

クライアントによってはドキュメントフォーマットを用意している場合があります。指定されたフォーマットがある場合は、それに従って作成します。多くの企業が採用しているMicrosoft Office系の文書ファイルフォーマットのスキルは必須でしょう。

6.論理的思考力

エンジニアには、論理的思考力が求められます。論理的思考力とは、物事を道筋立てて考える力です。エンジニアは、下記のケースで論理的思考力が必要になります。

・システムの最適な仕様を導き出すとき
・最適な作業スケジュールを立てるとき
・障害発生時の事象切り分けと対応をするとき
・再発防止策を策定するとき

論理的思考力は営業やクライアントへの説明など、さまざまなケースで必要となるため、身に付けておきましょう。次に説明する「問題解決能力」にもつながる基本的なスキルとなります。

7.問題解決能力

システムを開発・運用する際に、エラーやトラブルは必ず発生します。エンジニアは、エラーやトラブルが発生したときに、解決策を瞬時に考えなければなりません。

問題の解決には論理的思考力をもって原因を究明し、どうしたら解決できるかを的確に考え、速やかに実行に移す必要があります。

問題解決能力は実務を通して高められますが、トラブルの予想は難しいものです。日頃から自分でどのような問題が起きる可能性があるか、想定しながら開発・運用していくことも大切です。

エンジニアとして必要なスキルを身に付けるなら独学orスクール?

エンジニアとして必要なスキルを身に付ける方法は、独学とスクールで教わるの2つです。それぞれの特徴やメリット、デメリットを理解して、自分にあった勉強方法を見つけましょう。

独学の特徴:自分のペースで学べる

プログラミングは独学でも習得できます。独学で習得する場合のメリットとデメリットを解説するので、自分が独学に向いているのか判断する際に活用してください。

独学のメリット

独学の最大のメリットは、自分のペースで学べる点です。

忙しい社会人の方の場合、決まった時間の学習時間の確保は困難な場合がほとんどです。そのため、スクールのように課題の期日が決まっていたり、受講終了日が決まっていたりする場合、決められた期日までに課題を終了できないケースが珍しくありません。

さらに、独学の場合は費用があまりかからないため、始めやすいのもメリットといえるでしょう。

独学のデメリット

独学でプログラミングを学ぶ場合、不明点をすぐに聞いて解決できる環境がなかったり、モチベーションが続かなかったりするため、挫折してしまう方がよくみられます。

問題解決が得意な方や時間がかかってもモチベーションを維持できる方、情報収集が得意な方であれば、独学でも習得できるでしょう。

スクールのメリット:充実したサポートが受けられる

スクールでは、通学かオンラインでプログラミングの基礎が学べます。スクールのメリットとデメリットを解説するので、スクールの受講を検討されている方は、参考にしてください。

スクールのメリット

スクールなら基礎から実用的なスキルまで学べるため、確実にスキルを習得したい方におすすめです。

スクールによっては、講師によるサポートやキャリア支援を受けられるところもあります。エンジニアのスキルを習得した後、転職したいと考えている方はスクールの受講を検討してみると良いでしょう。

スクールのデメリット

スクールのデメリットは、費用がかかる点です。総額で約20万円~70万円の費用が相場です。

また、スクールで学んだとしても、就職や転職に直結できるとは言い切れません。スクールによって受けられるサポートやカリキュラムが異なるので、費用対効果を比較しながら選びましょう。

スクールに通うならNINJA CODEがおすすめ

NINJA CODE」なら、実践で活かせるプログラミングスキルが学べるため、未経験の方でも安心です。3つのプランが用意されているので、自分のなりたいキャリアにあわせて選べます。

また、経験豊富なエンジニアがメンターとして在籍しており、質問サポートもし放題なので、疑問点をすぐに解消できます。キャリアに迷っている場合は、無料メンター相談も承っているので、気になる方はぜひお問い合わせください。

エンジニアに欠かせないスキルを定着させるためのポイント

独学でもスクールで学習する場合でも、スキルを定着させるためには下記の2つのポイントが大切です。

・目標を明確にする
・アウトプットする機会を増やす

詳しく解説します。

目標を明確にする

どのようなエンジニアになりたいか、どんなサービスを作りか、自分なりに目標を設定しましょう。目標を決めることで学ぶべき言語も明確になります。

また、目標を細かく設定すれば、モチベーションを維持し、挫折しにくくなります。

アウトプットする機会を増やす

プログラミングの基礎を掴んできたら、簡単な制作物を作成してみましょう。制作すると聞くと難しく聞こえますが、プログラミングを習得するためには、アウトプットが一番の近道です。

初心者の方におすすめなのは、比較的簡単に開発できるWebアプリやパソコンのアプリです。まずは、既存のサービスを真似て作ってみてはいかがでしょうか。自分で作ったアプリが動いたときには、感動と喜びを得られるでしょう。

まとめ

エンジニアに必要なスキルは、エンジニア以外の仕事をする際にも、有効活用できます。

また、エンジニアスキルの学習方法は独学とスクールの2種類があります。それぞれの学習方法は、人によって向き不向きがあります。自分にあった学習方法を選び、エンジニアを目指しましょう。