在宅で仕事ができたり、高単価案件にめぐり合えたりするのが魅力のWebサイト制作の副業。しかし、初心者が簡単に稼ぐのは難しいと敬遠されがちです。
今回は、Webサイト制作で副業を検討している方に向けて、主な副業案件や必要なスキル、初心者が稼ぐための方法について解説します。具体的なステップとアクションプランも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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Webサイト制作の副業案件例
Webサイト制作の副業案件は、小規模事業者のWebサイトの作成やサイトリニューアル、小さい仕事ではバナー制作などが代表的です。
下記は副業案件の例です。
案件の種類 | 単価相場 |
中小規模の新規サイト制作 | 200,000円〜400,000円 |
サイトリニューアル | 100,000円〜300,000円 |
部分的な委託 | 10,000円~100,000円 |
ランディングページ制作 | 50,000円~100,000円 |
バナー制作 | 2,000円~5,000円 |
Webサイト制作に関連する職種は主に、ITエンジニア、Webデザイナー、Webライターに分類されます。ここでは、各職種における具体的な仕事内容と副業案件について紹介します。
ITエンジニアの副業案件
ITエンジニアの副業案件は、ソフトウェアやシステムの開発・テスト、インフラ構築、システム設計、プロジェクトマネジメント(PM)、およびIT研修講師などがあります。案件によって求められるスキルは異なりますが、共通して高度なIT知識と技術が求められます。
案件内容
ITエンジニアの主な副業案件は、下記の5つです。
・ソフトウェアやシステムの開発・テスト
開発案件は、特定のプログラミング言語でのソフトウェアやシステムの開発が主な業務内容です。テスト案件は、開発されたシステムの動作確認やバグ検出をし、不具合を修正してソフトウェアやシステムをリリースする準備をします。
・インフラ構築
サーバーやネットワークの構築、設計、保守を行う仕事です。システムがスムーズに動作するための基盤を作る重要な役割を担います。
・システム設計
クライアントの要求を受け、システムの設計をします。要件定義から設計、開発の指示出しまで、プロジェクトの初期段階をリードする重要なポジションです。
必要なスキル
ITエンジニアに求められる主なスキルは、下記の4つです。
・ITに関する専門スキル
ソフトウェアやシステムの開発、テストにはプログラミング言語や開発ツールの知識が必要です。最新のテクノロジーを追いかけ、常にスキルアップを図る必要があります。
・自己管理・プロジェクト管理スキル
プロジェクトの進捗管理やリスク管理を適切に行う能力が求められます。納期を守り、効率的に作業を進めるための自己管理能力やプロジェクト管理スキルが不可欠です。
・営業スキル
案件を獲得するためには、自分を売り込む力やクライアントへの提案力が必要です。単価交渉や新規案件の獲得に向けた積極的なアプローチが求められます。
・コミュニケーションスキル
クライアントやチームメンバーとの円滑なコミュニケーションが仕事の質を左右するため、高いコミュニケーションスキルが求められます。
Webデザイナーの副業案件
Webデザイナーの副業案件は、Webサイト制作、ランディングページ制作、バナー制作、アイコン・ロゴデザイン制作、ボタン・ヘッダー制作、ディレクション・コンサルティングなどがあります。案件によって求められるスキルは異なりますが、さまざまなソフトフェアを使いこなせることが前提となります。
案件内容
Webデザイナーの主な副業案件は、下記の6つです。
・Webサイト制作
新規Webサイトの立ち上げに伴う構築・サイト設計や既存Webサイトのリニューアル作業をします。10万〜40万円ほどの単価相場で、WordPressを利用した小規模サイトは10万円以下の案件もあります。
・ランディングページ制作
目的達成のためにインパクトのあるランディングページを制作します。5万〜10万円の単価が多く、デザイン済みのものをコーディングする案件もあれば、デザインからコーディングまでを依頼されるものもあります。
・バナー制作
Webページ上でリンク付き画像として機能するバナーをデザイン・制作する仕事です。ECサイトやブログのアイキャッチ画像など、2,000円〜5,000円ほどの単価の案件が多数存在します。
・アイコン・ロゴデザイン制作
Webサイトに欠かせないロゴやアイコンの制作をします。新規サービスや会社のブランディングに利用され、1万〜5万円ほどの単価で募集される案件が多いです。
・ボタン・ヘッダー制作
Webサイトのユーザビリティを高めるボタンや、サイトの顔とも言えるヘッダーを制作する仕事です。5,000円〜5万円ほどの単価で、サイトの印象を左右する重要なパーツ作成を担います。
・ディレクション・コンサルティング
Webデザインの経験を活かしたディレクションやコンサルティング業務です。契約内容や業務量によってもさまざまですが、Webディレクターの場合20万〜50万円、Webコンサルタントは2万〜7万円ほどの案件が存在します。
必要なスキル
Webデザイナーに求められる主なスキルは、下記の5つです。
・デザインソフトを扱うスキル
PhotoshopやIllustratorなどのデザインソフトを使いこなすスキルは、Webデザイナーとして必要です。これらのソフトを用いて、美しいビジュアルを作成できる能力が求められます。
・ホームページ制作・更新スキル
HTMLやCSS、JavaScriptなどの言語を駆使して、ホームページを一から構築したり、既存のページを更新したりするスキルが求められます。
・バナー・ロゴデザインの制作スキル
クライアントのイメージを具現化し、目を引くバナー・ロゴをデザインするスキルです。これらはサイトやブランドの顔となるため、クリエイティブな発想が求められます。
・コーディング・プログラミングスキル
デザインしたWebページを実際に機能させるためのHTMLとCSSのコーディングスキルです。JavaScriptやPHPなどの知識もあれば、より複雑な機能の実装が可能になります。
・Webマーケティングスキル
SEOを含むWebマーケティングの知識は、デザインだけでなく、サイトが成果を出せるようにするために欠かせません。集客やコンバージョンの最適化に貢献するスキルです。
Webライターの副業案件
Webライターの副業案件は、文章作成、校正、記事構成作成などがあります。案件によって求められるスキルは異なりますが、共通して正確な情報収集能力や文章力が求められます。
案件内容
Webライターの主な副業案件は、下記の3つです。
・文章作成
クライアントのニーズに合わせて、テーマや構成に沿った文章を執筆します。情報収集や取材、写真撮影と加工など、文章作成以外にも幅広い範囲の業務が存在します。
・校正
完成した文章の誤字脱字、文法や表記の間違いをチェックする作業です。
・記事構成作成
記事の骨組みとなる構成を設計する仕事です。読者に伝わる切り口や内容を構成し、SEOを意識した魅力的な記事を企画します。
必要なスキル
Webライターの主なスキルは、下記の5つです。
・情報収集スキル
効率的に信頼性の高い情報を見つけ出し、記事の質を向上させるためには、正確な情報源を迅速に探す能力が求められます。
・文章執筆スキル
テーマに応じた適切な構成で、分かりやすく魅力的な文章を書く能力が求められます。また、文体やトーンをクライアントの要望に合わせて調整できる柔軟性も大切です。
・クライアントの要望を理解するスキル
商品を購入してもらったり、サービスを利用してもらったりするために読者へ訴求するうえで、クライアントから何を求められているのかを理解できるスキルが必要になります。
・SEO知識
検索エンジンで上位に表示させるためのキーワード選定や、検索エンジン最適化に配慮した記事構成ができる能力は、Webサイトのアクセス数向上に直結します。
・タイピングスキル
速く正確にタイピングできることで、執筆時間を短縮し、より多くの案件に対応できるようになります。また、タイピングの正確性は、誤字脱字の減少にもつながり、品質の高い記事を提供するために役立ちます。
副業でWebサイト制作は「稼げない」のはホント!?
Webサイト制作の副業が「稼げない」という声がありますが、果たして本当にそうなのでしょうか。ここでは、稼げないと言われる理由とその真偽について解説します。実際に稼げるのか、稼ぐためにはどのようなアプローチが必要なのか、確認していきましょう。
今後も需要は高いため案件数は問題ナシ
「Webサイト制作の副業は稼げない」との声がありますが、実際には市場の需要は高く、案件数は数多く存在します。
経済産業省の調査によると、IT人材の需要と供給のギャップは、2025年には36万人、2030年には45万人に達すると予測されています。
そのため、Web業界のなかには人材不足の解消策として、外部人材の活用を取り入れているところもあるようです。一部またはすべてのWebサイト制作を外部に委託するケースが増えると予想されるため、案件自体の減少は見込まれていません。
「稼げない」と感じる原因として、低単価案件の選択や、高単価案件における激しい競争があげられますが、適切なスキルとマーケティング戦略をもって臨めば、利益を上げることは可能です。
出典:「IT人材需給に関する調査(概要)」(経済産業省)
副業で稼ぐには実績とスキルが必要!
Webサイト制作の副業が「稼げない」と感じるのは、しばしば実績とスキルの不足が原因です。特に初心者や経験が浅い方にとって、好条件の案件を受注するためには、ポートフォリオや過去の成功事例といった“実績”が欠かせません。
実績はクライアントにとって信頼性の証明となるため、低単価の案件からスタートしてでも、徐々に自身の実績を積み上げることが大切です。
また、スキルを磨き続けることで、より多くの案件に応募できるので、副業としての収入を増やせる可能性があります。
オススメ:未経験からWeb制作のプロを目指すなら
未経験・初心者がWebサイト制作の副業で稼ぐには?
未経験者や副業初心者がWebサイト制作で稼ぐためには、適した方法で知識やスキルを習得して、案件を獲得していくプロセスが必要です。
ここでは、おすすめの案件獲得方法について解説します。
独学・スクールで必要なスキルを磨く
Web制作の副業で稼ぐためには、独学でスキルを磨く方法と専門のスクールに通う方法があります。最近は、時間をかければ独学でも十分学べる環境がネット上に整っていますが、現場で通用する実践的なスキルを習得するには、専門のスクールがおすすめです。
スクールであれば、実践的なカリキュラムを学べるため、必要な知識やスキルを抜け漏れなく取得できます。
スクールをお探しの方は「NINJA CODE」をご検討ください。「NINJA CODE」は、副業・案件獲得保証ありのプランを提供しており、初心者でも受講後1か月以内に実案件を獲得に成功する受講者を多数輩出しています。
受講前には1対1でメンターに相談できる機会を設けていますので、「受講するかどうか迷っている…」という方は、まずは一度お気軽にお問い合わせください。
副業案件の多いフリーランスエージェントを活用する
Web制作の副業として、フリーランスエージェントを利用するのもひとつの手です。その際、副業に適した案件を紹介してくれるエージェントを選定する必要があります。
多くのフリーランスエージェントはフルタイムでの常駐案件を中心に取り扱っていますが、なかには「週2日からOK」といった柔軟な働き方をサポートするサービスもあります。
これらのエージェントを活用することで、効率良く自分のライフスタイルに合った副業案件を見つけ出せます。
まとめ
Webサイト制作の副業は、初心者でも稼げる可能性を秘めています。稼げないという声もありますが、実績を積み重ね、適切なスキルを身に付けることで、副業案件の獲得は十分可能です。未経験者や初心者でも、独学やスクールで必要なスキルを学び、フリーランスエージェントを活用することで、効率よく副業案件を獲得し、稼ぐことができるでしょう。