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バナーデザインの基本を解説!知っておくべき4つのコツとは - 忍者CODEマガジン

バナーデザインの基本を解説!知っておくべき4つのコツとは

基礎知識

バナーデザインは、視覚的なインパクトと情報の伝達を両立させる重要な広告手法です。サイズやカラーの選択、テキストの配置など、基本的なデザインの要素を押さえることで、効果的なバナーを作成できます。また、ターゲットユーザーに合わせたレイアウトと配色を工夫することが成功のカギです。今回は、バナーデザインの基本とその流れについて解説します。

バナーデザインの基本

バナーデザインは、視覚的に魅力的で効果的な広告を作成するための重要な要素です。ここでは、バナーデザインの基本を5つのポイントに分けて解説します。

バナーサイズの基本

バナーのサイズは、配信する媒体に合わせて決定することが重要です。Googleが推奨するサイズには、特定の媒体や目的に適したものがあります。

・300×250px(中型レクタングル):多くのウェブサイトで標準的に使用されるサイズです。テキストや画像をバランスよく配置できるため、デスクトップおよびモバイルデバイスの両方に適しています。

・728×90px(リーダーボード):主にデスクトップ向けのサイズで、多くの場合はページの上部に配置されます。視認性が高く、閲覧者にリーチしやすいのが特徴です。

・160×600px(ワイドスカイスクレイパー):サイドバーに配置されることが多いサイズです。視線を誘導しやすく、コンテンツと並行して配置されるので、長時間閲覧されやすい特徴があります。

・300×600px(半ページ):視認性の高いサイズで、豊富な情報や、目立たせたい内容を伝えるのに適しています。ディスプレイ広告の中でも高いクリック率です。

・320×50px(モバイルバナー):モバイルデバイス向けで、主にスクリーンの上部または下部に表示されます。短時間での訴求が必要な場合に効果的です。

カラーの基本

バナーのカラーは、掲載するサイトのイメージに合わせて選定することが重要です。基本的には多くても4色以内に抑えることが推奨されます。原色を多用しすぎると、強調したいポイントが不明瞭になりやすいため、注意が必要です。

カラーモデルにはRGBとCMYKがあり、バナーを作成する際には、通常RGBを使用します。RGBは赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の三色を組み合わせて色を生成します。これは、光の三原色に基づいた、ディスプレイやデジタルデバイスでの表示に最適なカラーモデルです。一方、CMYKはシアン(Cyan)、マゼンタ(Magenta)、イエロー(Yellow)、キー(黒、Key)の四色を生成しており、印刷物に適しています。

ディスプレイで使用される色のモデルはRGBなので、パソコンでバナーをデザインする場合は、RGBを使用すれば、モニター上での見た目と実際の表示が一致しやすくなります。

文字(フォント)の基本

バナーデザインはフォント選びも重要な要素です。使用するフォントは多くても3種類程度に抑えると、デザインに統一感が出ます。日本語フォントなら「明朝体」や「ゴシック体」が基本とされます。

「明朝体」は、情緒的で落ち着いた印象を与えるフォントです。特に、上品さやクラシカルなイメージを表現するのに適しています。一方、「ゴシック体」はシンプルでモダンな印象を与えるため、情報を迅速かつ明確に伝えたい場合に効果的です。

テキストの基本

バナーに掲載するテキストは、短く簡潔であることが重要です。読む順番や情報の優先順位を意識して配置すれば、視線を効果的に誘導できます。また、行間の設定も重要です。一般的には、テキストサイズの50〜80%ほどの行間を設定すると、読みやすくなります。

レイアウトの基本

バナーデザインのレイアウトは、主にF型、Z型、縦割り型、フッター型の4種類があります。

・F型レイアウト:Fの形に沿って視線が動くため、見出しや重要な情報を視線の始点である左上に配置すると効果的です。主にブログやニュースサイトに適しています。

・Z型レイアウト:Zの形に沿って視線が移動するため、クリック率の向上が必要とされるコールトゥアクション(CTA)で使用すると良いでしょう。広告やランディングページに適しています。

・縦割り型レイアウト:縦に視線を誘導するレイアウトで、段階的に情報を提供します。商品の特徴を順に説明したい場合などに適しています。

・フッター型レイアウト:ページの下部に重要な情報やCTAを配置するレイアウトです。ページを最後までスクロールした閲覧者に訴求したい場合に効果的です。

良いバナーデザインを作るコツ

良いバナーデザインを作るためには、いくつかのポイントを意識する必要があります。ここでは、基本的なコツをいくつか紹介します。

色彩心理に基づいて配色する

色は視覚的な印象を大きく左右する要素です。特にバナーデザインでは、色彩心理を考慮することで、ユーザーに特定の感情や行動を促すことができます。例えば、青は信頼感や冷静さを表現し、赤は緊急性や情熱を伝えます。

配色の際には、ターゲットユーザーや目的に合わせた色の選定が必要です。さらに、配色のバランスを考慮し、背景色とテキスト色のコントラストを調整することで、視認性を高めましょう。

余白を統一する

デザインにおいて「余白」は重要な要素で、視覚的なバランスを整える役割を果たします。余白が適切に設けられると、情報が整理され、読みやすくなります。余白を統一すれば、ユーザーが自然に重要な情報に目を向けるようになります。

そのうえ、デザイン全体の一貫性も保たれるでしょう。情報を詰め込みすぎず、余裕のあるデザインにするために、余白をうまく使いましょう。

CTAのテキスト・位置・カラーを工夫する

バナーの中で最も重要な要素の一つが「CTA(コール・トゥ・アクション)」です。CTAはユーザーに行動を促すためのボタンやリンクであり、そのデザインが効果的であるかどうかが、バナーの成功に直結します。

テキストは短く分かりやすく、視認性の高いカラーで目立つように設定しましょう。また、CTAの位置も重要です。自然な視線の流れに合わせた位置に配置すれば、ユーザーのクリック率も高くなるでしょう。

クリック先のイメージと合わせる

バナーのデザインは、クリック先のページと一致させると良いでしょう。例えば、クリックした先が全く異なる色調やデザインの場合、ユーザーに混乱を与える可能性があります。バナーとランディングページのデザインに一貫性があれば、ユーザーはよりスムーズに目的の情報に辿り着け、信頼感も高くなります。

コントラストチェッカー等のツールを用いる

デザインの視認性を向上させるために、コントラストチェッカーなどのツールを使用することをおすすめします。これにより、テキストと背景のコントラストが十分かどうかを確認でき、アクセシビリティの向上にもつながります。

特に小さい文字や微妙な色の組み合わせの場合、コントラストが不足すると情報が伝わりにくくなるため、こうしたツールを活用して視覚的な品質を確保しましょう。

バナーデザインの流れ

バナーデザインは、広告やキャンペーン、イベントの宣伝に不可欠な要素です。ここでは、バナーデザインを作成する基本的な流れを説明します。初めてバナーデザインに挑戦する方でも理解しやすいよう、ステップごとに詳細を記載します。

1.バナーのイメージを決定する

バナーデザインの最初のステップは、バナーの全体的なイメージを明確にすることです。クライアントがいる場合はクライアントと、社内制作物の場合は担当者と、バナーのイメージをすり合わせる必要があります。具体的には以下の項目について話し合いをします。

・バナーの目的(例:製品販売促進、新サービスの認知度向上など)
・ターゲット層(例:20代女性、ビジネスマンなど)
・バナーの雰囲気やトーン(例:シンプルでモダン、カラフルで楽しいなど)
・使用する色やフォントの方向性

これらのポイントをしっかりと共有し、バナーのイメージを具体化することが重要です。

2.メインとなる切り口を考える

次に、ターゲットが行動を起こしたくなるようなメッセージを考えます。ターゲットが魅力を感じるフレーズや訴求ポイントを明確にし、これを基にラフデザインを作成しましょう。この段階で、ターゲットの性別、年齢、職種、背景などを考えます。

ラフができたら社内の担当者やクライアントに提出し、フィードバックをもらいます。承認を得るためには、デザインの意図やターゲット設定の理由などを明確に説明することが重要です。

3.レイアウトを決定する

バナーのイメージが固まったら、次にレイアウトを決定します。効果的なレイアウトを作るためには、視覚的な階層を意識することが重要です。最も伝えたいメッセージを目立たせる位置に配置し、視線の流れを自然に誘導するようにします。

レイアウト作成には、Adobe ExpressやPhotoshopなどのツールを活用すると便利です。これらのツールは、使いやすいテンプレートや直感的な操作性を提供しており、初心者でも効率的にデザインを進められます。

4.レイアウトに合わせて画像やテキストを配置する

レイアウトが決まったら、具体的に画像やテキストを配置します。視覚的に魅力的で、かつメッセージが明確に伝わるように配置することがポイントです。画像は高解像度のものを使用し、テキストのサイズや配置にも注意を払います。

また、重要な情報や行動を促すメッセージは、視線が集まりやすい位置に配置するように心がけます。

5.フォントや配色などの詳細部分を決定する

次に、バナー全体のトーンを決定するためのフォントや配色を選びます。ターゲットの属性やバナーの目的に合ったデザインを考えましょう。例えば、子供向けの商品であればカラフルで遊び心のある配色を、ビジネスマン向けであれば落ち着いた色合いを選びます。

フォントも、メッセージの内容やデザインのトーンに合ったものを選び、見やすさを重視しましょう。フォントのサイズやスタイルを使い分けて、重要な部分を強調することも大切です。

6.最終確認する

デザインが完成したら、最終確認をします。確認すべきポイントは、スペルミスやレイアウトのズレ、色のバランスなどです。また、ターゲットに合わせたデザインになっているか、クライアントの要望に沿っているかも再確認します。

必要であれば、他の人にチェックを依頼し、客観的な意見をもらうのも効果的です。最終的な確認をしたら、バナーを納品し、デザインの工程は完了となります。

まとめ

バナーデザインは、視覚的なインパクトと情報伝達を両立させるための基本要素を押さえることが重要です。サイズやカラー、フォントの選び方、レイアウト設計などの基本を理解し、ターゲットユーザーに合わせて工夫することで、効果的なバナーを作成できます。

デザインの一貫性を保ち、視認性を高めるためのツールも活用しながら、訴求力のあるバナーを作りましょう。まずは基本をマスターし、創造的なデザインに挑戦してみてください。

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