Webデザインは独学できる?手順やおすすめの方法も解説

学習方法

Webデザインに興味があってスキルを身に付けたいと考えているものの、金銭的な余裕がないため独学したいと考えている方もいるでしょう。しかし、そもそもWebデザインの独学は可能なのでしょうか。
今回はWebデザインを独学で習得するメリットやデメリット、独学で習得するための準備やロードマップ、おすすめの学習法を紹介します。

Webデザインは独学で学べる!

結論からいうと、Webデザインは独学でも習得できます。ただし、自分自身で目標を立てて計画的に学習を進められることが前提です。ここでは、独学できることを踏まえて、Webデザインを独学するメリットとデメリットについて説明していきます。

Webデザインを独学する【メリット】:気軽に始められる

Webデザインを独学するメリットは気軽さにあります。

まず、スクール受講などと比べて自由度が高いです。受講時間が決められていないため、隙間時間など自分自身の勉強しやすい時間に自由に学習できます。また、カリキュラムに縛られないため、自分にとって学習しやすい順番や興味のある順番で学習に取り組みやすいです。

費用を安く抑えられるのもWebデザインを独学するメリットといえます。スクールやカリキュラムにもよりますが、スクールでWebデザインを学ぶ場合の費用負担は10~40万円程度が一般的です。

一方、独学の場合は本や教材、Webデザインに必要なツールにかかる出費のみで済みます。教材を購入した場合でも3〜5万円程度が目安になるため、コストを抑えてWebデザインを学べるでしょう。

Webデザインを独学する【デメリット】:効率が良くない

Webデザインを独学するデメリットは学習効率が下がってしまうことです。

まず、学習に取り掛かるまでに時間がかかりやすいことが挙げられます。近年では、AdobeのillustratorやPhotoshopを扱えるだけでは十分といえなくなってきました。

コーディングスキルによりサイト全体のデザインから構築できる人材をデザイナーと呼ぶことが一般的になっています。

Webデザイナーに求められるスキルが増え、学ぶべき範囲は広くなりました。そのため、何を学ぶべきなのか、何から学ぶべきなのか、自分ひとりで判断するのが難しくなり、学習に取りかかるまで時間がかかることがあります。

実践的な知識やスキルを独学だけでは、習得しにくいこともデメリットです。独学だとインプットが中心になり、教科書的な知識やスキルは身に付いても、アウトプットできる機会が少なくなってしまいます。

さらに、ひとりで学習を進めることから疑問点を解消しにくい面もあります。書籍や動画は参考にはなるものの、個人の不明点や疑問点に直接的に回答してもらえません。疑問がうまく解消されずに挫折してしまうこともあります。

また、独学では学習したことに対してフィードバックがありません。自分の感覚に頼ることになるため、ユーザー視点のデザインを考えにくいといったデメリットもあります。

Webデザインを独学で習得するまでの時間は?

学習を始めるときの知識レベルなどにもよりますが、簡易的なサイト構築ができるまでには独学だと3ヶ月ほどかかるといわれています。仕事を請け負えるようになるレベルになるとさらに期間が必要です。だいたい半年から1年程度が目安といわれています。

ただし、いずれの期間も、Webデザインのために学習時間を設け、コンスタントに学習を続けていた場合の目安です。

また、学習目標に設定する期間を長めにするとモチベーションの維持が難しくなります。独学でも半年程度を目安に集中して学習を進めるのがおすすめです。

Webデザインの独学に必要なもの

Webデザインを独学するには以下の準備が必要になります。独学を始めるまでに準備を済ませておきましょう。

必要なもの 説明 備考
PC スペックが十分なPCが必要 Mac利用者が多いが、WindowsならCore i5以上のCPU、256GB以上のSSD、8GB以上のメモリが目安
マウス 細かな作業でマウスが必要 コードレスがおすすめ
画像編集ソフト PhotoshopやIllustratorの利用が多い Photoshopは画像加工、Illustratorは画像制作などで使用
ドメインとレンタルサーバー Webサイトを制作して公開するために必要 ドメインはWebサイトの住所、レンタルサーバーはWebサイトのデータアップロードや保管に必要

Webデザインを独学で習得するまでのロードマップ!

Webデザインの独学はどのように進めていくべきか、手順を4ステップに分けて紹介します。

1.計画を立てる

Webデザイナーとして、就職や転職できるレベルまで目指すのか、学習期間はどれくらいかなどで設定すべき目標は変わってきます。まずは、スキル習得の目的と期限の設定が先決です。

目標を定めたら独学でも達成できるようスケジュールに落とし込んでいきます。まずは、1週間にどれくらいの学習時間を割けそうか学習時間の目安を洗い出しましょう。その上で、設定した期限内に目標を達成できるようスケジュールに組み込んでいきます。

2.HTML/CSSを学ぶ

Webサイトの制作にはコーディングの作業が必要で、コーディングのためにはHTML/CSSの知識が必須です。

HTMLはWebサイトの構造に関わる言語で、CSSはWebサイトの背景や文字色など装飾の設定に関わる言語です。

HTMLやCSSは書籍も多く情報を手に入れやすいです。しかし本を読むだけだとなかなかスキルが身に付きません。実際に書籍を真似て自分でコーディングしてみることをおすすめします。

3.画像編集ソフトを学ぶ

画像編集は、Webサイト制作とWebサイトデザインの両方で必要なスキルです。業界では、AdobeのPhotoshopやIlustratorがよく使われています。利用者が多く書籍やWeb記事も豊富なため必要な情報を得やすいです。

PhotoshopやIlustratorの基本操作から学習を始め、徐々に応用にも取り組んでデザインの幅を広げられるようにしましょう。

4.Webサイトを制作する

Webデザイナーとして仕事を得るには、Webサイトを一通り制作できるスキルが必要です。学習してきたHTML/CSSや画像編集ソフトの知識をもとに実際にWebサイトを制作してみます。

Webデザイナーとして仕事を獲得するために、制作したWebサイトをポートフォリオ(作品集)として自身のサイトに公開するのもおすすめです。

Webデザインの独学におすすめの方法

Webデザインを独学する主な方法として、書籍、学習サイト、YouTubeチャンネルを紹介します。

書籍

書籍は基礎的な理論を体系的に学習できます。絵や図を使って解説しているものも多く初心者も学びやすいです。口コミやランキングなどを参考にすると自分に合った本を選びやすくなります。

おすすめの書籍は、『なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本。〉(エムディエヌコーポレーション出版)』です。

基礎や考え方を図解やイラストで解説した初心者にもわかりやすい本で、デザインは楽しいと実感できる内容になっています。

参考:なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本。〉(MdN BOOKS)

学習サイト

Webデザインの情報を掲載している学習サイトで学ぶ方法もあります。学習サイトは、基礎的な部分は無料で利用できるサイトも多いです。スマートフォンやPCで閲覧できるため、隙間時間などを使って手軽に学習を進められます。

おすすめは、HTMLやCSSを学べるプログラミング初心者向けの「Progate」です。無料版と有料版があり、無料版ではサイトで学習できる各言語の基礎を習得できます。

参考:Progate公式サイト

YouTubeチャンネル

Webデザインについて発信するYouTubeチャンネルで学習する方法もあります。実際の操作画面を使って解説する動画もあり、視覚的にわかりやすく直感的に学べるのが特徴です。移動時間や隙間時間に音声だけを聞いて学習もできます。

おすすめのYouTubeチャンネルは「HIROCODE.ヒロコード」です。Webデザインを基礎から学べるチャンネルで解説動画が多く投稿されています。

参考:HIROCODE.ヒロコード公式YouTubeチャンネル

まとめ

Webデザインは独学で習得できます。しかし、実践に弱く、自身の不明点や疑問点を解消しにくいなど不足する部分があるのも事実です。

「書籍や学習サイトだけは不安」「実践的なスキルを身に付けたい」と思う方はWebデザインスクールの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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