【初心者向け】ウェブアプリ開発の手順を解説!仕組みや学習方法についても紹介

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Web(ウェブ)アプリは、日々の生活に欠かせないものになっています。プログラミングスキルはないものの、自分でWebアプリを開発してみたいと憧れている方もいるのではないでしょうか。

 

今回は、Webアプリの仕組みや学習方法、実際の開発の手順などについて解説します。

Web(ウェブ)アプリとは?スマホアプリとの違いは?

Webアプリとは、インターネット上で利用できるアプリケーションのことです。GoogleドキュメントやGmail、Yahoo!、Facebook、Amazon、YouTubeなどのサービスを想像するとわかりやすいでしょう。

WebアプリはWebサーバー上で動作するため、PCやスマートフォンなどの端末にインストールしなくても使えます。このインストール不要という点が、インストールしないと使えないスマホアプリとの大きな違いだといえるでしょう。

開発する前にWebアプリの仕組みを知っておこう

Webアプリを開発したいなら、Webアプリの仕組みを理解しておきましょう。Webアプリは主に「フロントエンド」「バックエンド」「データベース」の3つで構成されています。

Webアプリを開発するには、これら3つの要素を構築して組み合わせる必要がありますが、それぞれ求められるものやスキルが異なります。

ここでは、Webアプリを構成する3つの要素の役割や求められるものを解説します。

フロントエンド

フロントエンドとは、Webアプリのうちユーザーが直接操作できる部分です。自分がユーザーとしてWebアプリを使用する際に表示される、Webページなどの外観がそれにあたります。

フロントエンドを開発するには、WebデザインやWebサイトの作成スキルなどが必要です。サイト作成の際には、HTMLやCSS、JavaScriptなどの言語を使用します。企業においては、主にWebデザイナーやフロントエンドエンジニアなどがこの業務を担当しています。

バックエンド

バックエンドとは、Webアプリのうちユーザーが触れられたり見たりすることがない部分です。サーバーやデータベースなどがそれにあたります。

例えば、ネットショップでユーザーはフロントエンドにある入力フォームに個人情報を入力しますが、入力された情報を処理・保管するのはバックエンドの役目です。

バックエンドの開発には、サーバーやデータベースの設計・構築・運用などのスキルが求められます。

使用する言語はJavaScriptやC言語、Ruby、Pythonなど幅広く、作成するWebアプリによって適切な言語を選ばなくてはなりません。企業においては、主にバックエンドエンジニアやプログラマーなどが、この業務を担当しています。

データベース

データベースとは、バックエンドにあるユーザーの個人情報や行動記録といった情報の集まりのことです。必要なときに必要な情報をスムーズに取り出せるように、一定のルールに沿って整理された状態で保管されています。

データベースを開発するにはデータベースに関する深い知識や、MySQL、Oracleなどの管理システムを扱うスキルなどが必要です。

また、SQLやLinuxコマンドなどの言語が必要になることもあります。企業においては、主にデータベースエンジニアがこの業務を担当しています。

【5STEP】Webアプリの開発手順

ここからは、Webアプリの基本の開発手順を解説します。

【STEP1】作りたいアプリを決める

まずは、どんなWebアプリを作りたいのかを考えましょう。テキストメッセージをやり取りできるアプリ、旅行情報を紹介するアプリなど、作ってみたいアプリのイメージを固めます。

アプリの方向性が決まったら、搭載する機能やWebデザインなどもざっくり考えておきましょう。既存のWebアプリでイメージに近いものがあったら、参考にするのもおすすめです。

あまりに複雑なものだと挫折する可能性があるので、初めはデザインや機能がシンプルなアプリにすると良いでしょう。

【STEP2】使用するプログラミング言語について学ぶ

続いて、開発に必要なプログラミング言語を学びます。フロントエンドの開発にはHTMLやCSS、JavaScriptなど、バックエンドの開発にはJavaScriptやC言語、Ruby、Pythonなどを使うのが一般的です。

作りたいアプリの内容によって適切な言語が異なるので、各言語の特徴を調べた上で学ぶべき言語を選定しましょう。参考書などを読むだけではスキルが身に付きにくいので、実際に手を動かしてみて、プログラミングの基礎を学ぶことが大切です。

【STEP3】フレームワークを活用する

初めてWebアプリを開発するなら、フレームワークを活用すると良いでしょう。フレームワークとは、Webアプリやシステムを開発するのに必要な機能などがパッケージになったものです。

フレームワークなしでもアプリ開発はできますが、フレームワークを使えば一から開発する必要がなくなるため効率的に作業が進みます。フレームワークにはそれぞれ適した言語があるので、STEP2で学んだ言語に対応しているものを選びましょう。

【STEP4】Webアプリ開発ツールを選定する

次に、Webアプリ開発ツールを選定します。Webアプリ開発ツールとは、実際にアプリを開発する環境のことです。

シンプルなアプリであればメモ帳などでも開発できますが、開発ツールであればコードの誤りに反応してアラートが出るなどのサポートが受けられます。

初心者なら自分でソースコードを書かなくてもアプリ開発ができる、ノーコードツールを使うのもおすすめです。搭載されている機能や料金、対応言語などを比較して、希望に合ったツールを選択しましょう。

【STEP5】開発後はアプリを公開する

Webアプリ開発ツールを使ってアプリを開発したら、インターネット上で公開してみましょう。主な公開方法としては、以下の2種類があります。

・自分でサーバーを用意する
・レンタルサーバーを借りる

Webアプリを公開するには、ますサーバーを用意してWebアプリをデプロイ(サーバー上に配置して利用可能な状態にする)します。

そして、ネット上の住所となるドメインを取得してIPを紐づけし、ルーターのポートを開放してネットワークにつなげます。これは最低限必要な作業で、ほかにもいろいろ設定したほうが良いことがあるため、初心者では対処しきれないかもしれません。

その場合は、レンタルサーバーを使うのがおすすめです。レンタルサーバーとは、Webアプリの情報を保管し公開する場所(サーバー)を貸し出すサービスのことです。

レンタルサーバーを使うと、自分でサーバーを用意する必要がなくなるため、アプリの公開作業が楽になるでしょう。

クラウド上で利用できるアプリケーションプラットフォームを活用するのも良いでしょう。開発ツールからサーバーまで、Webアプリ開発に必要なものがそろっているため、開発・公開の手間が削減できます。

Webアプリ開発の学習方法は2パターン!

ここまで解説したとおり、Webアプリを開発するにはさまざまな知識とスキルを身に付けなくてはなりません。そこで、必要な知識やスキルを学ぶ方法を紹介します。

独学で習得する

費用を抑えてWebアプリ開発を学びたいなら、独学での習得を目指してみましょう。書籍やプログラミングの学習サイトなどを活用すれば、必要な知識を身に付けられます。

ただし、独学だと不明点があっても自分で調べて解決する必要があるので、挫折しやすいのがデメリットです。

スクールで学ぶ

しっかりWebアプリ開発を学びたいなら、スクールに通うのがおすすめです。独学よりも費用はかかりますが、基礎だけでなく実務レベルのスキルまで体系的に学べる上に、プロの講師のアドバイスも受けられるので挫折しにくくなります。

まとめ

Webアプリは3つの要素で構成されており、各要素の開発にさまざまな知識とスキルが求められます。初心者でWebアプリ開発を目指すなら、まずはアプリ開発に必要な知識とスキルを身に付けるところから始めましょう。

書籍や学習サイトを活用すれば独学でも習得できますが、不明点が解決できず挫折する可能性があります。できればスクールに通い、プロのアドバイスのもと、必要な知識を体系的に学ぶのがおすすめです。

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