プログラミングを独学で勉強している方の中には、Rubyを独学で学べるのか知りたいと考えている方もいるのではないでしょうか。Rubyを学ぶことで、初心者が自分でアプリなどをつくれるようになる一方で、独学で学ぶ難しさや学習のコツも理解しておく必要があります。今回は、独学で効率良くRubyを勉強できる方法を解説しますので、参考にしてみてください。
Rubyの独学で初心者がつくれるもの
Rubyとは、日本人によって設計・開発され、初心者が勉強するのに最適だといわれているプログラミング言語のひとつです。他の言語に比べてシンプルで柔軟性が高く、ソースコードが読みやすい特徴があります。
ソースコードを読みやすいことで修正もしやすく、不具合を改善する手間が軽減できるため、プログラミング作業の効率を上げられる点が大きなメリットです。
また、プログラミング言語のなかには使用する基本ソフトウェアによって使うことができないものもありますが、RubyはOSに依存しません。そのため、プログラムを1つつくれば複数のコンピューターで対応でき、幅広く活用できます。
Rubyを勉強すると、下記のような開発が可能です。
・Web(ウェブ)アプリ
・ECサイト
・業務システム
このように、多岐にわたる開発ができるのは、RubyがWebブラウザ上への表示に必要なデータの取得や加工・保存などの処理を得意としているためです。さまざまな場面でRubyが活用されており、多くのユーザーを抱える食べログ・Hulu・クックパッドなどのサイトも、Rubyによってつくられています。なお、食べログやクックパッドではサイト全面の構築、Huluではサーバーサイド(※)の開発に用いられています。
このうち、Ruby on Railsというフレームワークを使うと、簡単なSNSやWebアプリであれば、初心者でも開発可能です。Ruby on Railsについては、こちらの記事で詳しく紹介しているのであわせてご覧ください。
関連記事:Ruby on Railsとは?初心者向けに基本的な特徴を解説!
※サーバーサイド…WebアプリやWebサイトの裏側(ログイン機能やデータ保存の仕組みなど)を指す
Rubyを独学で勉強する方法
Rubyを独学で勉強する方法は主に4つあります。ここではそれぞれの方法を詳しく紹介するので、自分に合った勉強法を考えてみましょう。
また、独学でRubyのスキルを身に付けるには、300時間~1000時間かかるといわれています。そのため、独学で挑戦する場合は、すぐには習得できないことを心得ておくことが重要です。
書籍で学ぶ
Rubyについて網羅的に学ぶのであれば、書籍がおすすめです。書店に足を運ぶと、Rubyの書籍が数多く販売されています。イラストが多いものや、練習問題がたくさんあるものなど、初心者向けの中から自分が理解しやすいと感じる書籍を選びましょう。このとき、新しい情報を知るために、最新もしくは改訂版の書籍を選ぶことが大切です。
書籍は繰り返し読み込むことで、一度であっても理解できない知識も少しずつ習得できます。時間をかけて少しずつ勉強することで、理解を深められます。
ただし、スキルを習得するには書籍を読むだけでなく、実際に自分で手を動かしながら学習することが大切です。自分の手でコーディングする時間も必ず設けることをおすすめします。こうすると、独学の効果をより高められます。
学習サイトで学ぶ
Rubyを独学で学ぶには、学習サイトの活用も高い効果が見込まれます。学習サイトは、無料・有料の両方があり、初級者・中級者・上級者それぞれのレベルに合わせたさまざまなコンテンツが提供されています。
動画解説があるサイトや、問い合わせサポートを受けられるサイトなど、学習サイトごとで特徴が異なります。独学で勉強したい方に対する支援が充実しているのも、学習サイトのメリットです。理解度に合わせてレベルが選べ、自分のペースで学習を進められます。
Rubyに関する知識をさらに深めるには、動画を見ながら自分で実際に手を動かして、コードを書いてみるのがおすすめです。プログラミングは、アウトプットでの学習によりスキルがさらに習得できるため、学習時に自分で手を動かすことが重要です。
写経をして学ぶ
Rubyの基礎知識を習得したら、サンプルコードの写経に挑戦してみましょう。サンプルコードを真似して書いてみることで、Rubyの構文やルールを学習できる上、知識やスキルを深めていくとさらなる応用が可能になります。
写経のステップアップとしては、模写がおすすめです。模写は、特定のWebサイトを再現できるように、自分で考えてコーディングすることです。基礎知識を習得できているかの確認にもなります。
模写に慣れてきたら、少しずつアレンジを加えて自分のスタイルを見つけていきましょう。再現したいWebサイトに合わせてコードを変えたり、新しい機能を追加したりすると、より実践的なスキルを習得できます。
実際に開発してみる
ここまでの勉強でRubyの扱いが理解できたら、実際にアプリやWebサービスを開発してみましょう。こうすると、勉強によって得た知識を実践に移せるほか、開発したサービスを成果物として就職または転職する際に活用できます。
開発してみてわからない箇所があれば、書籍や学習サイトに戻って復習しましょう。自分が苦手な箇所を把握でき、問題解決力やデバック能力の習得にもつながります。
こちらの記事ではRubyのゲーム開発について詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
関連記事:Rubyでゲーム開発は可能!おすすめのライブラリや必要な知識を解説
Rubyの独学を挫折する理由と対処法
ここまで紹介したように、Rubyは書籍が多数発行されており、学習サイトも充実していることから、独学で学習を進めやすいプログラミング言語です。とはいえ、独学で習得するためには300時間以上の学習時間を費やす必要があるため、途中で挫折してしまう方がいるのも事実です。挫折する理由を踏まえつつ、対処法を解説します。
モチベーションを保てない
Rubyの勉強では、「エラーが解決できない」「自分の思っているとおりに実装されない」など、壁にぶつかっても自分ひとりでは解決が難しいケースが多々あります。その際、独学では相談できる相手が近くにいないため、モチベーションを保てないと感じる方も多いです。
モチベーションを保つコツとしては、一緒に勉強をする仲間を見つけるのが有効な方法です。
勉強時間が確保できない
個人差はあるものの、Rubyを学んで習得するには300時間から1,000時間程度かかるといわれています。独学期間が長くなると挫折しやすくなるため、1日のうち、どれぐらい勉強時間を確保できるかを見極めることが大切です。
隙間時間を活用したり机に向かって勉強する時間を決めたりするなど、あらかじめ1日あたりの学習時間の目標やスケジュールを決めておくと良いでしょう。
わからないところが解決できない
独学で勉強をしていると、わからないことがたくさん出てきますが、聞く相手がいないことですぐに解決できず、諦めてしまう方もいます。質問できる相手がいるかどうかだけでも、勉強の進み具合が大きく変わってきます。独学に限界を感じている、Rubyの仕事に挑戦したい、転職して収入アップを目指したいと考えている方には、プログラミングスクールの利用がおすすめです。
NINJA CODEでは、現役のクリエイターが監修した実践的カリキュラムを通じて学習できます。経験豊富なメンターがサポートするため挫折しづらいのが特徴です。勉強に行き詰まってもメンターにすぐ相談できるため、Rubyの勉強をスムーズに進められます。
中でもNINJA CODEのRubyスクールは、Rubyの基礎知識から実践課題までしっかり学ぶことができ、未経験からでもプロを目指せるコースです。Rubyスクールには、1対1のチャットサポートが受けられる独学プランがあり、明確なゴールを決めた上で効率的に独学できます。気になる方はお気軽にお問い合わせください。
まとめ
Rubyは、日本人によって設計されていることから初心者でも学びやすく、Webアプリ制作から業務システム開発まで幅広く活用できるプログラミング言語です。とはいえ、誤った方法で独学を進めていると必要以上に時間がかかり、挫折にもつながりかねません。
学習方法としては、書籍や学習サイト、模写などがありますが、とにかく実際に手を動かすのが習得への近道です。効率良く勉強するには、基礎から実践までしっかりと学べるNINJA CODEを受講してみてはいかがでしょうか。
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