Javaで開発できるアプリの種類は、Web(ウェブ)アプリやAndroidデバイス・組み込み系など、多岐にわたります。また、開発を進めるには、環境構築なども必要です。今回は、Javaで開発できるアプリの種類・Androidアプリを開発する手順を紹介します。
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Javaで開発できるアプリの種類
Javaで開発できるアプリには、下記のような種類があります。
・Web(ウェブ)アプリ
・Androidデバイスのアプリ
・デスクトップのアプリ
・組み込み系のアプリ
・ゲーム
・コンソールアプリ
ここでは、Javaで各アプリを開発する際の概要を解説します。また、次章ではAndroidアプリを開発する手順について解説しますので、参考にしてみてください。
Webアプリ
Webアプリは、Javaで開発できるアプリの代表例です。Webアプリとは、Google ChromeやGmailといった、インターネットに接続さえできればOSやデバイスなどの種類を問わず使えるアプリのことです。
Java Servletを利用することで、性能の高いWebアプリの開発ができます。Javaは会員情報の登録やデータの読み込みなど、バックエンド開発に適しています。
Androidデバイスのアプリ
Javaは、Androidデバイスのアプリ開発に採用されていることが多いプログラミング言語です。Android環境での開発では、「Android Studio」という開発支援ツールが使われます。
「Android Studio」は、Javaで開発されたGoogle公式のツールで、優れた編集機能やテスト機能などを備えています。例えば標準搭載の「インテリジェンスコードエディター」を活用すれば、コードの自動補完や置換などが素早く行えます。労力を抑えて簡単にアプリを開発することが可能です。
デスクトップのアプリ
デスクトップアプリとは、パソコンにインストールすることで使えるようになるアプリのことです。Javaで開発することで、WindowsやMacなど複数のOSに対応できるアプリを作成できるため、開発コストを抑えられます。GUIライブラリの選択肢が多いのも利点です。
※GUI(Graphical User Interface)ライブラリとは
・よく使うものをひとまとめにしたライブラリで、クリックや画面タッチで操作できる
・ライブラリを活用すると、コード記述の手間を省ける
組み込み系のアプリ
組み込み系のアプリとは、エアコンやカーナビ・自動販売機などを制御するプログラムのことです。Javaはプログラムの処理スピードが速いため、組み込み系のアプリ開発に適しています。また、セキュリティもしっかりとしているので、インターネットに接続するスマート家電に組み込む場合でも安心です。
ゲーム
Javaは、スマートフォン・PC・ハード向けなど、さまざまなゲームを開発できます。例えば、世界中で多くのユーザーに遊ばれているマインクラフトもJavaで開発されたゲームです。
Windows以外のOSにも対応できるゲームを開発したいときに、適しています。ただし、Javaはゲームの開発でよく使うライブラリが充実していない点に注意が必要です。
コンソールアプリ
コンソールアプリとは、テキストベースで処理結果などが出力されるアプリのことです。CUI(Character User Interface)上で作動します。CUIはプログラムの操作画面の一種で、キーボードで文字を打ち込んで操作する表示システムのことを指します。代表的な例では、Windowsのコマンドプロンプトがあげられます。
Javaで、コマンドプロンプトやターミナルから起動するアプリを開発できるほか、アプリケーションのデバック作業も簡単にできます。
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JavaでAndroidアプリを開発する手順
JavaでAndroidアプリを開発する手順は、下記の通りです。
・手順1:開発環境の構築
・手順2:アプリの企画
・手順3:プログラミング
・手順4:プログラムテスト
・手順5:リリース
各段階における作業内容について、もう少し詳しくみていきましょう。
手順1:開発環境の構築
JavaでAndroidアプリを開発する環境として、パソコンやAndroidデバイスといったデバイス類と、「Android Studio」のような開発ツールなどが必要です。それぞれの概要・要件や必要な理由などについて解説します。
パソコン
JavaでAndroidアプリを開発するには、開発ツールなどを動作させるためのパソコンが必要です。プログラミングをスムーズに進めるには、下記のスペックを満たすものを準備しましょう。
メモリ | 8GB~16GB程度 |
CPU | corei5以上が望ましい |
SSDやHDD | 256GB以上が望ましい |
メモリは、4GB程度だと動作が止まったり同時に複数の作業ができなかったりする可能性があります。スペック不足により、快適さや効率性を妨げてしまうので注意が必要です。
Androidデバイス
スマートフォンやタブレットといったAndroidデバイスで、アプリ開発することもできます。デバイスのスペックは、Android OS 2.2以上のものを用意しましょう。また、デバイスには開発ツールをインストールする必要があります。
なお、Androidデバイスがなくても、エミュレーターを使えばパソコン上で開発したAndroidアプリの動作確認は可能です。当然ですが、センサーやカメラなどの挙動について、実機でテストしたい場合は、デバイスを準備しておいてください。
Android Studio
Android Studioとは、Androidアプリを作成可能なGoogle公式の開発ツールです。以前は、主に「Eclipse」と「ADT」の2つのツールを組み合わせて開発していましたが、2015年に同ツールのサポートが終了してからはAndroid Studioが主流になりました。
Android Studioでは、デバイスがなくてもエミュレーターで動作確認ができるほか、プログラミングやチェック作業などを効率化できる機能が豊富に実装されています。
Javaの開発環境
Javaでアプリ開発するには、基本となる開発環境のJDK(Java SE Development Kit)と、実行環境のJRE(Java Runtime Environment)をインストールする必要があります。
JDKやJREがないと、Javaの実行そのものができなくなります。また、すでにJDKやJREがパソコンにインストールされている場合は、最新のバージョンになっているか確認し、必要に応じてアップデートしておきましょう。
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手順2:アプリの企画
アプリの開発に取りかかる前に、どのようなアプリを作りたいのかを最初に整理しておきましょう。アウトラインや要所の仕様をあらかじめ決めておかないとバグや不安定な動作の発生につながるためです。
一例として、下記のようなポイントを決める必要があります。
・アプリの開発目的やアプリで実現できること
・動作させるプラットフォームや対応OS
・画面の構成や遷移先
・データの管理方法
手順3:プログラミング
開発するアプリの企画がまとまったら、必要なソースコードを書いていきます。このとき、ユニットごとのテストである単体テストをこまめに行うことがポイントです。ユニットごとに少しずつテストしておくと、大きな修正の発生を避けられます。結果的に、効率的にプログラミング作業を進められるようになります。
また、コードを書くときは将来的にメンテナンスすることを念頭に置いてメンテナンスしやすいように記述することが大切です。
手順4:プログラムテスト
すべてのソースコードを書き終わったら、プログラムの各部分と全体の動作確認を行います。Androidデバイスを準備している場合は、デバイスにインストールして実際の挙動をチェックしましょう。
プログラムテストは基本的に次の3種類を行い、随時不具合やバグを修正します。
・個々のプログラムについてチェックする「単体テスト」
・複数のプログラムを動かしながら行う「結合テスト」
・本番と同じ環境ですべてのプログラムを動かす「総合テスト」
手順5:リリース
テストとバグの修正が終わったら、開発したアプリをサーバーで公開してリリースしましょう。一般的に、AndroidアプリはGoogle Playストアで公開します。
Google Playストアでアプリをリリースする流れは下記の通りです。
①Google Play Developerでアカウント登録
②電子署名入りのリリース用アプリを準備
③アプリを登録し、承認後リリース
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まとめ
Javaで開発できるアプリは、Webアプリ・Androidデバイスのアプリ・デスクトップのアプリ・組み込み系のアプリ・ゲーム・コンソールアプリなど、多岐にわたります。Androidアプリを開発する場合は、パソコンやモバイルデバイスと開発ツールを準備すればプログラミングに取りかかれます。
これからJavaの学習を始めようと考えている方、または最近学習を始めた方もいらっしゃるかと思います。
ただ、実際に学習を始めるとなると
どこをゴールにしていいかわからない…
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それだけ学習する環境が大事だということです。
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