副業にはさまざまな種類がありますが、プログラミングに興味がある方におすすめなのがアプリ開発です。iPhoneやAndroid向けにさまざまなアプリがリリースされており、多くの方が利用しています。今後もアプリ開発の需要は高まっていくことが予想されます。
「アプリ開発でどうやって稼ぐの?」
「アプリって簡単に作れるの?」
このような疑問を抱いている方もいるのではないでしょうか。
今回は、アプリ開発の副業で稼ぐ方法や、ゼロからプログラミングの知識を学んでアプリを作る方法を紹介します。
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アプリ開発の副業で収益を得る方法とは?
アプリ開発で収益を得る方法は、下記の通りです。
・有料アプリをリリースする
・アプリ内に課金システムを設ける
・無料アプリを開発し広告を掲載する
・アプリ開発の案件を受注する
それぞれの方法の特徴や、メリットについて詳しく解説します。
有料アプリをリリースする
AppStoreやGooglePlayで有料アプリを販売するのが、アプリ開発で収益を得る最もオーソドックスな方法です。AppleStoreとGooglePlayでアプリを販売する際は、下記の販売手数料がかかります。
プラットフォーム | 販売手数料 |
AppStore | ・前年のアプリ販売による収益が100万ドル以内の事業者は、売上の15%
・100万ドルを超える事業者は、売上の30% |
GooglePlay | ・100万ドル以内の売上に対しては15%
・100万ドルを超える売上には30% |
売上から販売手数料を引いた金額が利益となります。アプリの販売形式には、下記の2タイプがあります。
・買い切りタイプ:ユーザーがダウンロードする際に料金が発生する
・サブスクリプションタイプ:一定期間(毎月、毎年など)で決まった料金が発生し続ける
サブスクリプションタイプのアプリは、ユーザー離れを防ぐために、定期的にコンテンツを追加して満足度を高めることが欠かせません。継続的に作業を行う必要があるものの、プログラミング初心者にはハードルが高いため、まずは買い切りタイプのアプリを開発するのがおすすめです。
アプリ内に課金システムを設ける
無料アプリに課金システムを設けて収入を得る方法もあります。ゲームアプリのガチャのような「つい利用したくなる」コンテンツを開発できれば、多額の利益を見込める可能性があります。
しかし、高いレベルのスキルが必要になるため、初心者が課金システムで利益を生み出すのは困難です。まずは基礎的なスキルを身に付けて、ほかの方法で収益化を図りましょう。
無料アプリを開発し広告を掲載する
無料アプリに広告を掲載して、広告収入を得る方法もあります。広告が表示された回数や、クリックされた回数に応じて、広告収入が発生するのが一般的です。
課金システムとは異なり、アプリ自体の訴求力がなくても収入を得られます。プログラミングの初心者が開発したアプリでも、収益を得られる可能性が高い方法です。
アプリ開発の案件を受注する
自分でアプリ開発をするのではなく、クラウドソーシングサービスの「ランサーズ」や「クラウドワークス」などで、アプリ開発の案件を受注する方法もあります。自分で仕様を考える必要がないため、指示通りのアプリ開発ができるスキルがあれば、確実に報酬を得られる点がメリットです。
アプリ開発の実績がない方は、案件を受注するのが難しいかもしれませんが、アプリ開発における作業の一部だけを依頼したいクライアントもいます。プログラミング初心者の方は、簡単な案件から始めて徐々に実績を増やしましょう。
副業でアプリを開発するために必要なもの
副業でアプリ開発をするためには、下記が必要です。
・開発環境
・開発スキル
それぞれを詳しく解説します。
開発環境
アプリを開発するためには開発環境が必要不可欠です。高い処理性能を備えたPCに開発環境をインストールすることで、快適なアプリ開発が可能になります。アプリ開発で利用されることの多い開発環境は、下記の通りです。
・Android Studio
・Unity
・Xcode
・Visual Studio
それぞれの特徴を詳しく解説します。
Android Studio
Android Studioは、Google社が提供している開発環境であり、Android向けのアプリを開発する際に活用されています。使用言語はJavaとKotlinであり、利用料がかからない点がメリットです。
Android向けのアプリ開発を考えている方は、まずはAndroid Studioを利用して開発してみるのがおすすめです。
Unity
Unityはゲーム制作に適した開発環境です。使用言語はC#とJavaScript・Booで、無料版と有料版がリリースされています。無料版でも機能は十分充実しているため、スマートフォン用のゲームはもちろん、PCゲームの開発も可能です。
ゲームの開発はアプリ開発に比べると難易度が高く、時間もかかります。それでもゲームが好きでチャレンジしたい方は、ぜひUnityを利用してみてください。
Xcode
XcodeはiOS向けのアプリ開発に適している開発環境です。主な使用言語はSwift・Objective-C・Java・C#であり、iPhoneだけでなく、AppleWatchやAppleTV用のアプリも開発できます。
macOSでしか利用できないため、それ以外のPCを使用している方は注意してください。
Visual Studio
Visual Studioでは、さまざまなアプリの開発ができます。開発元はMicrosoftで、主な使用言語は、HTML・JavaScript・Java・C#・Pythonです。
Xmarinを利用することで、iOSとAndroidの両方に対応したアプリをリリースできるのが特徴です。アプリをリリースするプラットフォームが決まっていない方には、おすすめの開発環境といえます。
開発スキル
アプリ開発には開発スキルが欠かせません。開発スキルとは、アプリを構築するためのプログラミングスキルです。アプリ開発で使われることの多いプログラミング言語は、下記の通りです。
・Swift(iOS)
・Java(Android)
・Kotlin(Android)
・C言語
それぞれのプログラミング言語の特徴について詳しく解説します。
Swift(iOS)
SwiftはiOS対応のアプリ開発に使用されているプログラミング言語です。感覚的に読みやすく、書きやすいプログラミング言語であるため、コーディングが直感的に行いやすいのが特徴です。プログラミング初心者の方でも扱いやすい言語です。
Apple製のデバイスでアプリを開発するためには、Swiftの習得が欠かせません。iPhoneは廃れる可能性が低いデバイスであるため、Swiftの学習は将来性の観点からもおすすめといえます
Java(Android)
JavaはAndroidのアプリ開発に使用されることの多いプログラミング言語であり、Googleが開発に使用している3大言語のひとつです。LinuxやmacOS、UNIXなど、さまざまなOSで利用可能なため、ほかのプログラミング言語と比べて、利用できる幅は広いといえます。
アプリ開発だけでなく、プログラミングスキルを使ってさまざまな副業に挑戦したいと考えている方には、おすすめの言語です。
Kotlin(Android)
KotlinはJavaと同様に、Androidのアプリ開発に利用されています。Javaよりもコードがシンプルであるため、プログラミング初心者でもスキルを身に付けやすいのが特徴です。
Androidの公式開発言語に採用されており、「LINE」の開発にも利用されました。これから需要が高まっていくことが見込まれるプログラミング言語です。
C言語
C言語やC++、Objective-Cは、アプリ開発で利用されているプログラミング言語です。現在では、iOSアプリはSwift、AndroidアプリはJavaやKoltinが利用されることが多いため、それほど主流ではありません。
しかし、アプリ開発以外の現場では、C言語が使われるケースも数多くあります。決して学習して損はないプログラミング言語です。
アプリ開発のスキルを身に付ける方法
アプリ開発のスキルを身に付ける方法は、下記の通りです。
・書籍で勉強する
・学習サイトを利用する
・スクールに通う
それぞれの方法の特徴について、詳しく解説します。
書籍で勉強する
アプリ開発を行ううえで必要な情報をまとめた書籍は数多くあります。プログラミングを始めたことのない方は、まず書籍を読んでアプリ開発のイメージを掴むのがおすすめです。
書籍での学習は誰かに管理されるわけではないため、途中で挫折しやすい点には注意してください。自発的に学習する意欲の高い方には、おすすめのスキル習得方法といえます。
学習サイトを利用する
プログラミングの学習サイトを利用するのもおすすめです。学習サイトは自分の手を動かしながらプログラミングを学べるため、スキルを身に付けやすいのが特徴です。
無料の学習サイトもあるため、一度体験してみてください。本格的にプログラミングを学ぶためには、有料のサービスを契約しなければいけないことが多く、書籍と比べるとコストがかかる点には注意が必要です。
スクールに通う
自分で学習を進められる自信がない方におすすめなのがプログラミングスクールです。プログラミングスクールであれば、スタッフが学習の進捗を管理してくれるため、途中で挫折してしまう心配が少ないです。
上記の方法に比較すると、高いプログラミング技術を身に付けやすいといえます。どのプログラミングスクールを利用すれば良いか迷っている方は、ぜひNINJA CODEをご利用ください。
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副業でアプリ開発をするときの注意点
アプリ開発をする際は、下記のポイントに注意しなければいけません。
・アプリをリリースするには有料ライセンスが必要になる
・審査に通らないとリリースが認められない
・iOSとAndroidの両方でリリースをするのは難しい
それぞれの注意点について詳しく解説します。
アプリをリリースするには有料ライセンスが必要になる
アプリをリリースするためには、プラットフォームに応じた有料ライセンスが必要です。ライセンスの料金は下記の通りです。
・Apple Developer Program:年間登録料99米ドル
・Google Play デベロッパー アカウント:登録料25米ドル(1回限り)
開発環境の準備にかかる費用と合わせると、金銭面の負担はさらに大きくなります。アプリ開発を始めるための初期投資として、どれくらいの費用が必要かは事前に計算しておきましょう。
審査に通らないとリリースが認められない
アプリをリリースするためには、審査に合格しなければいけません。時間をかけてアプリを開発しても、リリースが認められず収入を得られない可能性もあります。
審査に合格するためには、質の高いアプリを開発しなければいけません。すでにリリースされているアプリを使ってみて、どういった内容であれば質が高いと判断されるかを研究しましょう。
iOSとAndroidの両方でリリースをするのは難しい
アプリのリリースは、iOSとAndroidのどちらか一方で行うのが一般的です。
先ほども述べたように、iOSとAndroidは使用されているプログラミング言語が異なります。両方のプラットフォームでアプリをリリースするには、複数のプログラミング言語を理解しなければいけません。
初心者が複数のプログラミング言語を扱うのは難しいため、アプリをリリースするプラットフォームはひとつに絞りましょう。日本ではiPhoneのシェアが高いため、リリースするプラットフォームを迷った際は、AppStoreを利用するのがおすすめです。
まとめ
アプリ開発を副業で行うためには、まずプログラミング知識を身に付ける必要があります。作りたいアプリの内容次第では、学習に時間がかかるケースもあるかもしれません。
しかし、高いレベルのプログラミングスキルを身に付けられれば、さまざまな場面で活用でき、副業の幅も広がります。副業で収入を増やしたい方や、アプリを開発したい方は、ぜひプログラミング学習を始めてみてください。