JavaScriptは独学で習得できる？おすすめの学習方法や注意点も解説

JavaScriptは、独学でも十分に習得可能なプログラミング言語です。Web（ウェブ）ブラウザ（※1）とテキストエディタ（※2）さえあれば、すぐに学習を始められるため、特別な開発環境は不要です。さらに、ネット上には豊富な学習リソースがあり、書籍、Webサイト、動画など、独学をサポートする多彩な方法が存在します。今回は、JavaScriptを効率的に独学で身につけるための具体的な学習方法と、学習の際の注意点について解説します。

※1：Webサイトを見るためのソフトウェア。Google ChromeやSafariなどが該当する
※2：文字を編集するためのソフトウェア

JavaScriptは独学で習得できる!

JavaScriptは独学で取得しやすい理由として、まず準備が簡単であることがあげられます。Webブラウザとテキストエディタを準備するだけで、特別な開発環境を構築することなくすぐにコーディングを始めることができます。

また、書いたコードのエラー内容を即座にWebブラウザで確認できるため、コードのどこが間違っているかを見つけやすく、学びながら修正を繰り返すことが可能です。そのため、多くの学習者が独学に挑戦しています。

関連記事：「JavaScriptとは？Javaとの違いやできること、基礎知識を紹介」

JavaScriptを独学する方法

JavaScriptを独学する方法にはいくつかの選択肢があります。ここでは主に3つの方法を紹介します。それぞれにメリットとデメリットがあるので、自分に合った学習方法を見つけましょう。

方法1｜書籍から学ぶ

JavaScriptは非常に需要が高いプログラミング言語であるため、書店には数多くの学習書が揃っています。初心者向けから中級者向けまで、幅広い内容の書籍があり、これらを使って体系的に学ぶことができます。

書籍のメリットは、場所を選ばずに勉強ができる点です。通勤時間やカフェなど、いつでもどこでも学習できるため、忙しい人にも適しています。また、書籍には必要な情報が網羅的にまとめられているため、何か疑問があればすぐにその場で確認できます。特定のトピックに関しても、詳細に書かれていることが多いため、細かいポイントまで理解しやすいでしょう。

一方、デメリットとしては、手を動かしてコードを書くなど実践的な経験を積む機会が少ないことです。また、疑問が生じた際に質問できる相手がいないため、自己解決が求められることが多い点もあげられます。

方法2｜Webサイトで学ぶ

JavaScriptを学べるWebサイトは非常に多く、初心者にとっては手軽な学習手段です。無料で提供されているブログや、専門的な学習サイトを活用することで、効率的にJavaScriptを習得することが可能です。

Webサイトの最大のメリットは、すぐに実践できることです。多くのサイトでは、ブラウザ上で直接コードを書いて動作を確認できる機能が提供されているため、学んだことをその場で試すことができます。また、最新の情報が頻繁に更新されているため、JavaScriptの最新トレンドや効率的な記述方法をいち早くキャッチできるのも魅力です。

ただし、デメリットとしては、情報が多すぎてどれが信頼できるか判断が難しい場合があることです。そのため、自分に合った信頼できるサイトを見つけることが重要です。

方法3｜動画から学ぶ

近年、YouTubeやUdemyなどのプラットフォームで、JavaScriptを学ぶための動画講座が多数公開されています。動画を通じて視覚的に学べるため、理解が深まりやすく、特に初心者にとってはわかりやすい学習方法といえるでしょう。

動画のメリットは、講師やエンジニアが直接説明してくれるため、独学では理解しにくい概念も簡単に理解できることです。また、コードの書き方やプログラムの流れを実際に見ながら学べるため、実践的なスキルが身につくでしょう。

デメリットとしては、質問できる機会が限られていることがあげられます。YouTubeのコメント欄やUdemyのQ＆A機能を活用できる場合もありますが、直接的なフィードバックが少ないため、疑問が残った場合に他の手段で解決する必要があります。

JavaScriptを独学で習得するためのステップ

JavaScriptを独学で身に付けるためには、効率的な学習ステップを踏むことが大切です。これから紹介する方法を参考にすれば、初心者でも無理なく学習を進めることができます。自分のペースで進めながらも、重要な基礎知識をしっかりと身に付けていきましょう。

1.HTML（※3）・CSS（※4）を学ぶ
2.JavaScriptの文法と構文を理解する
3.ライブラリ（※5）について勉強する
4.JavaScriptの環境を構築する
5.フレームワーク（※6）について勉強する
6.実際にWebサイトを作ってみる

JavaScript独学のロードマップについて下記記事にて詳しく解説しています。

関連記事：
「JavaScriptの独学ロードマップを紹介｜注意点も解説！」
「JavaScriptの関連資格4選｜取得するメリットや学習方法も解説」

※3：Webページの基本構造を定義する言語
※4：Webページのデザインやレイアウトを指定する言語
※5：特定の機能を提供する再利用可能なコードの集まり
※6：アプリケーション開発の基盤となる機能やツールが揃ったソフトウェア

JavaScriptを独学で習得する際のポイント・注意点

JavaScriptは独学で習得可能な言語ですが、Samurai Engineerの調査によると、87.5%の人が途中で挫折を経験しているというデータがあります。JavaScriptを独学で学ぶ際に、スムーズに進めるためのポイントと注意点をここで紹介します。

学習の目的や目標を決める

JavaScriptに限らずプログラミング学習に取り組むには、学習の目的や目標を明確にしておくことが非常に重要です。目標によって必要なスキルレベルや学習方法が大きく異なるため、事前に自分がどのような成果を目指しているかをはっきりさせましょう。

目標が曖昧なままだと、学習のモチベーションが続かなくなる可能性が高くなります。明確なゴールを設定し、学習を進めるための道筋を立てましょう。

英語の読み書きスキルを上げる

JavaScriptは英語がベースとなったプログラミング言語です。そのため、最低限の英語スキルがあると学習がスムーズに進みます。特に高度な開発を目指す場合、英語のドキュメント（※7）やフォーラム（※8）を参照することが多くなるため、英語に慣れていると情報収集が効率的になります。もし英語に抵抗がなければ、それだけで学習効率が上がるでしょう。

※7：プログラミング言語や技術の使用方法、機能などを説明した文書のこと
※8：インターネット上で特定のトピックについて議論や情報交換を行う場所

実際に手を動かす

プログラミングはただテキストを読んだり、コードを眺めたりするだけでは身に付きません。実際にコードを書き、実行し、その結果を見ながらコードを修正していくプロセスを繰り返すことで少しずつ習得していきます。

簡単なコードでも実行して結果が得られると、モチベーションが向上します。学習サイトやチュートリアルを活用して、実際に手を動かしてみることが重要です。

質問相手を見つける

独学でのプログラミング学習は、わからないことが出てきた際に自分で解決する必要があります。しかし、いつまでも不明点が解決できないと挫折してしまうことがよくあります。

そこで、質問できる相手を見つけることで、学習のスピードが上がり、挫折のリスクを軽減できます。SNSで同じように学習している人とつながったり、勉強会に参加したりするのも有効です。

複数の勉強方法を組み合わせる

独学の際には、複数の勉強方法を組み合わせることが効果的です。例えば、動画講座をメインに学習し、つまずいた時に参考書やブログ記事をリファレンスとして利用するのが一般的な方法です。

これにより、それぞれの勉強方法のデメリットを補い、学習の進捗を効率良く進められます。特定の教材だけに頼ると飽きが来ることがあるので、モチベーションの維持にも役立ちます。

学習を継続する

JavaScriptを習得するためには、継続的な学習が欠かせません。初心者でも比較的学びやすい言語ですが、基礎部分をしっかりと身につけるには1～3か月程度の学習期間が必要です。学習はただ続けるだけでなく、同じ教材を繰り返し復習することも大切です。知識が整理され、理解が深まることで、さらに定着率が高まります。

関連記事：「JavaScriptの習得にかかる時間は？おすすめの学習方法も紹介！」

JavaScriptの独学はNINJACODEで！

JavaScriptを効率良く学びたい方は、オンラインプログラミングスクールの「NINJACODE」をご検討ください。

NINJACODEでは、JavaScriptをはじめ、Web制作の基礎が学べるWeb制作スクールをご用意しております。HTMLやCSSなどWeb制作に欠かせない言語から応用課題まで、実践的なカリキュラムを通じて学べるので、未経験からでも即戦力となるスキルを身に付けることが可能です。

また、無期限のチャットサポートを設けており、学習中にわからないことがあれば、現役クリエイターにいつでも質問できます。独学では挫折しがちな部分も、このサポートを活用することで、モチベーションを保ちながら効率的に学習を進められます。

受講費用は業界でも最安クラスとなっており、追加費用も一切発生しません。コストを抑えつつ、高品質な学習サポートを受けたい方にもぴったりです。

詳しい学習内容やプランについて知りたい方は、下記よりチェックしてみてください。

＞＞Web制作スクール

まとめ

JavaScriptは、独学でも十分に習得可能なプログラミング言語です。Webブラウザとエディタがあれば、特別な環境構築なしで学習を始められるため、手軽に取り組めます。独学には、書籍、Webサイト、動画など、さまざまな方法があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。学習を進める際は、目的を明確にし、複数の学習方法を組み合わせながら、継続的に取り組むことが重要です。ぜひ自分に合った学習方法を見つけ、JavaScriptの習得に挑戦しましょう。