プログラマーは、未経験からでもチャレンジできる職業として知られています。
しかし、「未経験からプログラマーになるのはきつい」「やめとけ」といった声も聞かれます。確かに、プログラマーの仕事には、長時間労働やスキル習得の必要性など、きついと感じる面があるのも事実です。
今回は、未経験からプログラマーになる際に感じるきつさの理由と、それを乗り越えるためのポイントを解説します。
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未経験からプログラマーになるのはきつい・やめとけといわれる理由
プログラマーは未経験可の求人募集もあり、実務経験がなくてもできる仕事です。しかし、未経験からプログラマーになるのは「やめとけ」という声もあります。
実務経験がないなかでプログラマーになった方が「きつい」と感じやすい点をみていきましょう。
【1】長時間労働に慣れていないと残業がきつい
未経験からプログラマーになる場合、長時間労働がきついと感じる人もいるようです。
プログラマーは納期に間に合わせるために、休みを返上したり残業が多くなったりすることがあります。特に納期前やトラブル対応時には、夜遅くまで働くこともあるといわれています。
複数の作業を同時並行で進めることも多く、締め切り間際に仕事が重なると長時間労働になりがちです。
【2】長時間のパソコン作業に体力が追いつかない
プログラマーは、コードを書くために画面に集中して長時間座りっぱなしになることが多くなります。肩こりや腰痛、目の疲れなどを引き起こしやすく、身体的・精神的な疲労が溜まりやすくなってしまうのです。
特に未経験者は長時間のPC作業に慣れていないことが多いため、きつさを感じやすいのではないでしょうか。
【3】継続的なスキルの習得が求められる
IT業界は進化のスピードが非常に速く、新しい言語やフレームワークなどの技術が次々と登場します。プログラマーとして長く仕事をしていくためには、技術進化に後れを取らないよう常に学習が必要です。
日々の仕事量の多さに加えて、業務以外の時間でも新しい技術を習得したり、情報をアップデートしたりしなければなりません。やることの多さから、未経験者はきつさを覚えることでしょう。
【4】経験者より給料が低くなることがある
プログラマーは残業や業務内容の割に給与が少ないと感じやすく、満足感を得にくいといわれています。
IT業界自体の給与水準は比較的高く、プログラマーも他業種と比べると高い方です。しかし、未経験スタートの場合は、ほかのエンジニア職と比べると給与水準が低くなる傾向があります。
【5】顧客やメンバーとのコミュニケーションがうまくいかない
プログラマーは仕事を円滑に進めるために、顧客やチームメンバーと密接にコミュニケーションを取る必要があります。認識のズレやコミュニケーションの取り方によっては、仕事がうまく進まないことがあるでしょう。
経験が浅いうちはコミュニケーション面で挫折を感じやすく、未経験者にとってはきついと感じる原因になるのではないでしょうか。
【6】客先常駐の働き方に向いていないと感じることがある
プログラマーは、クライアント先に常駐する「客先常駐」という働き方で、客先のルールや環境に合わせて働くことがあります。
未経験からプログラマーになると、クライアントと同じ場所で働くというプレッシャーを感じることもあるでしょう。
「未経験からプログラマーになるのはきつい」の実態
未経験からプログラマーになるのはきついのは本当なのか、どういったときにきついと感じるのかみていきましょう。
繁忙期はきつさを感じることもある
プログラマーの仕事では、納期の直前のような繁忙期には長時間労働になりやすいため、きつさを感じることがあります。
締め切りに間に合わせるために残業が増えたり、休日出勤が必要になったりするため、ストレスや疲労がたまりやすいといわれています。
ただし、繁忙期が一時的にきついと感じるのは、プログラマーに限った話ではなく、ほかの職種でも同様のことがいえるでしょう。
平均給与は高い
プログラマーの平均給与は比較的高いといえます。
未経験の場合でも、年収250万〜280万円程度が目安とされています。この年収は、厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」による新卒1年目の平均年収(高卒180万円、大卒230万円)よりも高い水準です。
また、プログラマー全体の平均年収は550.2万円・月給は32.8万円、全職種の平均年収が458万円であることから、プログラマーの給与水準の高さがうかがえます。
出典:「令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況」(厚生労働省)
出典:「職業情報提供サイト(日本版O-NET)」(厚生労働省)
出典:「令和4年分 民間給与実態統計調査」(国税庁)
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習慣化で乗り越えられることが多い
プログラマーの仕事は、習慣化することできつさを乗り越えられることもあります。
例えば、あいさつや笑顔を心がけるなど基本的なコミュニケーションを守っていれば、自然とコミュニケーション力が養われます。また、自分で勉強する習慣を身に付ければ、新しい技術の習得も苦ではなくなるでしょう。さらに、運動を習慣化させて基礎体力をつけることで、仕事も疲れにくくなります。
日々の習慣を見直すことで、プログラマーの仕事のきつさは徐々に克服できるかもしれません。
プログラマーにはきつさを乗り越えられるだけのメリットがある!
きついと感じることはたくさんありますが、プログラマーにはそれを乗り越えられるだけのメリットもあります。ここでは、プログラマーとして働くメリットについて紹介します。
売り手市場であるため年収が上がりやすい
プログラマーは売り手市場であるため、年収が上がりやすい傾向にあります。
経済産業省のデータによると、2018年時点でIT人材は20万人以上不足しており、2030年には最大で79万人まで拡大すると予測されています。
IT人材の需要が高まるなか、プログラマーは重宝され、年収も上昇していくことが期待できるでしょう。
現時点でスキルや給与が低くても、経験を積んでスキルを磨けば需要の高まりに合わせて収入アップの可能性が十分にあります。売り手市場が長く続くとみられるプログラマーは、年収が上がりやすい職業だといえるでしょう。
出典:「IT 人材需給に関する調査」(経済産業省)
さまざまな業界で働くことができる
プログラマーの需要は、IT業界だけでなく、製造業や金融業界などあらゆる業界で高まっています。近年、全業界でDX化が進んでおり、ITを扱う職種の需要が増加しているためです。プログラマーは、IT業界以外でも、これまで培ってきたスキルや経験を生かせる可能性があります。
ただし、未経験者がいきなりIT業界以外でプログラマーとして活躍するのは難しいでしょう。まずはIT業界で仕事の進め方やスキルを磨くことが大切です。
将来的には、プログラミングに精通した管理者やフリーランス、講師など、幅広いキャリアパスを選べるのもプログラマーの魅力といえます。
好きな時間・場所で働くことができる
プログラマーは、PCとインターネット環境さえあれば、場所を選ばず仕事ができる職業です。なかには、勤務場所や時間を自由に選べる制度を設けている企業もあります。
ただし、そのような企業に就職するためには、プログラマーとしての高いスキルが求められます。場所の自由度や自分の望む働き方を得るためにも、年収アップと同様に技術向上は欠かせません。
自分の業務も効率化できる
プログラマーとして経験を積むと、身に付けたプログラミングやIT知識のスキルを活かして、日頃の業務を効率化できるようになります。プログラムを使って作業を自動化することで、処理を早く簡単に済ませられるだけでなく、人為的なミスも減らせるでしょう。
自分の知識やスキルが業務改善に役立っていると実感できるのは、やりがいにもつながります。日々の仕事のなかで自分の成長を感じられる機会となり、プログラマーとしてのモチベーション向上にも寄与するのではないでしょうか。
まとめ
プログラマーは未経験でもなれる職業ですが、きついと感じる面もあります。長時間労働やPC作業による身体的負担、継続的なスキル習得の必要性などが理由としてあげられます。
しかし、プログラマーの仕事は習慣化で乗り越えられることも多く、克服できれば魅力的な職業といえるでしょう。プログラマーは売り手市場であるため年収が上がりやすく、さまざまな業界で活躍できる可能性があるのです。
場合によっては好きな時間や場所で働けるのも大きな魅力です。さらに、自分の業務を効率化できるようになれば、やりがいにもつながるでしょう。
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