プログラマーはITの発展に欠かせない存在です。そして、その仕事は簡単ではありません。複雑な処理を実装するために高度な技術力が求められ、常に新しい技術を学び続ける必要があります。また、エラー対応や納期に追われることも多く、タフさも必要な職業です。
しかし、困難を乗り越えたときに得られる達成感ややりがいは、ほかの職業にはない魅力があるでしょう。
今回は、プログラマーの仕事が難しいと言われる理由、プログラマーとして働くメリットや、プログラマーに向いている方の特徴について解説します。
プログラマーを目指す方も、現役のプログラマーも、ぜひ参考にしてみてください。
プログラマーの仕事が難しいといわれる理由
プログラマーの仕事は、なぜ難しいといわれるのか。ここでは、4つの視点から理由を解説していきます。
エラーや不具合の対応に追われることがある
プログラミングでは、些細なタイプミスが原因でエラーや不具合が発生することがあります。半角で記述すべきところを全角にしてしまったというだけで、正常に動かなくなるのです。
エラーメッセージすら表示されない場合、ときには1万行を超える膨大な量のコードから問題箇所を特定するのは容易ではありません。
納品後に不具合が発覚すると、信用問題にも発展してしまいます。プログラマーは、エラーや不具合への対応に追われ、修正作業に多くの時間と労力を費やすこともあるのです。
顧客の要望によって短納期になることがある
プログラマーは、クライアントの要望への柔軟な対応も求められます。
システム開発案件では、クライアントの事情により短納期での対応や急な仕様変更が求められることがあります。当初のスケジュールが大幅に変更されるケースも珍しくありません。
結果として、業務量が急増したり、作成したプログラムが無駄になったりすることもあるでしょう。こうした顧客対応の難しさが、プログラマーの仕事が難しいと感じる一因となっているのです。
継続的に新しい技術を身に付ける必要がある
プログラミングの世界では技術の進歩が目覚ましく、常に新しい言語やフレームワークが登場しています。新しい技術を習得することは、受注を獲得し続けるためには不可欠であり、生産性の大幅な向上にもつながります。
プログラマーとしてキャリアを長く続けるためには、技術の変化に取り残されないよう、絶えず学習を続けることが必要です。業務時間外も新しい知識を吸収し、スキルをアップデートしていかなければ、時代のニーズに応えられなくなってしまうでしょう。
プログラマーは日々の業務とともに継続的な自己研鑽が求められる点が、難しいと言われる一因といえます。
残業や休日出勤が必要になることもある
プログラマーはシステム開発プロジェクトにおいて、厳しい納期に追われることがあります。契約の内容によっては、期限内に完成させるために残業や休日出勤が必要になるケースも珍しくありません。
エラーや不具合の調査に想定以上の時間を要したり、顧客からの仕様変更の要望に対応したりする必要があるため、開発スケジュールが圧迫されがちです。
長時間労働が常態化すると疲労が蓄積し、仕事のきつさを感じる要因になるでしょう。納期や仕様変更への対応に追われるあまりワークライフバランスを崩しがちなことも、プログラミングの仕事を難しいと感じさせる理由のひとつなのです。
難しいからこそ実感できる！プログラマーとして働くメリット
プログラマーの仕事は難しい面もありますが、その分、大きなやりがいを感じられることも少なくありません。ここからは、プログラマーとして働く具体的なメリットを解説します。
自分の仕事を形にできる
プログラマーは、自分の仕事を形にできる職業です。
課題解決に向けて自分の知識とスキルを総動員し、複雑な処理ロジックを自分の手でプログラムとして実装します。自分が開発したシステムが実社会で活用され、人々の役に立っていることを実感できたとき、プログラマーとしての喜びはさらに大きなものになるでしょう。
自己実現の機会の多さが、プログラマーとして働くメリットのひとつです。
難易度の高い依頼をやり遂げたときの達成感が大きい
プログラマーにとって難易度の高い依頼を受けることは、厳しいチャレンジであると同時に、大きな達成感を得るチャンスでもあります。複雑な要件を満たすプログラムを設計・実装し、クライアントの期待通りに動作させることは容易ではありません。
困難を乗り越え自分の手がけたプログラムが円滑に稼働した時は、大きな喜びとやりがいを感じられるでしょう。開発したソフトウェアやサービスが社会に役立つものであれば、社会貢献できたという実感も得られます。
自由な働き方を実現しやすい
プログラマーは、高度なプログラミングスキルを武器に、場所や雇用形態にとらわれない自由な働き方を実現しやすい職業です。PCとインターネット環境さえあれば仕事ができるため、リモートワークにも適しており、柔軟なワークスタイルが可能です。
ITエンジニアの人材不足を背景に、プログラマーは仕事を選びやすい環境にあります。フリーランスとして独立し、自分のペースで仕事を請け負うことも可能です。
自分のライフスタイルに合わせた働き方を実現できる点は、プログラミングのスキルを磨くうえでも大きなモチベーションにもなります。
仕事を通して成長を感じやすい
プログラマーは、技術の進歩が早い職業です。新しい言語やフレームワークを学び、プロジェクトで活用するなど、常に成長の機会に恵まれています。
コーディングのスピードや品質が向上したり、後輩の指導力が高まったりと、自分の成長を実感できる瞬間が多いのも、プログラマーという職業の醍醐味でしょう。
仕事を通じて自らの成長を感じられることは、プログラミングの難しさを乗り越える原動力になります。
プログラマーに向いている人の特徴
プログラマーの難しい面ややりがいを押さえたうえで、どのような方が活躍しやすく向いているのかを紹介します。
好奇心旺盛で学習意欲がある
プログラマーとして長く活躍するためには、常に新しい技術やスキルを学び続ける姿勢が不可欠です。言語やフレームワークの進化が早いため、自ら情報をキャッチし知識をアップデートしていく必要があります。
好奇心が旺盛で、自発的に新しいことを学ぼうとする意欲がある方は、プログラマーに向いているといえるでしょう。
論理的思考力がある
プログラミングでは、コンピューターに具体的な指示を出して、目的の処理を実行させる必要があります。抽象的なアイデアを論理的に分解し、具体的な手順に落とし込む思考力が求められるのです。
作りたいシステムを実現するために、どのような指示をコードで表現すべきか、論理的に考えを巡らせられる方は、プログラマーに向いているといえるでしょう。
臨機応変に対応できる
プログラミングの現場では、想定外のトラブルやクライアントからの仕様変更など、さまざまな問題が発生します。プログラマーは問題に直面した際に、柔軟な思考で解決策を導き出し、素早く行動に移す力が必要とされるのです。
予期せぬ事態にも動じずに対応できる適応力の高さは、プログラマーとして活躍するための重要な資質といえるでしょう。
コミュニケーション能力が高い
プログラマーの仕事は、チームで協力して進めることがほとんどです。プロジェクトを成功に導くには、メンバー間の効果的なコミュニケーションが欠かせません。
他者の意見に耳を傾けたり自分の考えを適切に伝えたりして、チームを同じ方向に導く調整力が求められます。
チームをまとめる高いコミュニケーション能力を持つ方は、プログラマーに向いているといえるでしょう。
未経験からプログラマーになるには？
未経験からプログラマーを目指す際、最も効果的な方法はスクールに通うことです。独学でプログラミングを学ぶことも可能ですが、環境構築の難しさや適切な学習言語の選択など、挫折のリスクが高いのが実情です。
未経験者向けの求人であっても、基礎知識やポートフォリオの提示を求められるケースが多く、まったくの初心者では応募が難しいでしょう。
スクールに通うことが金銭的に厳しい場合は、未経験からプロを目指せるオンライン学習サービス「NINJA CODE」の利用がおすすめです。費用を抑えながら、質の高い学習コンテンツと手厚いサポートで、効率的にプログラミングスキルを身に付けることができます。
まとめ
プログラマーの仕事は、エラー対応や顧客要望への対応、継続的な学習など、難しい面が多くあります。しかし、その難しさを乗り越えたときには、大きなやりがいを感じられるでしょう。
高い目標を達成したときの充実感、自由な働き方の実現など、プログラマーには魅力的なメリットがたくさんあります。
未経験からプログラマーを目指す方は、ぜひNINJA CODEの利用を検討してみてください。
