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【プログラミング】職業訓練は無駄?メリットや向いている人の特徴とは - 忍者CODEマガジン

【プログラミング】職業訓練は無駄?メリットや向いている人の特徴とは

学習方法

公的職業訓練には、雇用保険(失業保険)受給者向けの「公共職業訓練」と雇用保険を受給できない求職者向けの「求職者支援訓練」があります。いずれも、基本的に無料(在職者や学卒者対象のコースは除く)で受講できる公的制度です。

職業訓練にはさまざまなコースがあり、プログラミングやWeb制作系などIT分野の訓練も受けられます。

しかし、「職業訓練は無駄」「職業訓練は役に立たない」と耳にします。職業訓練は本当に無駄なのか疑問に感じている方もいるかもしれません。この記事では、職業訓練でプログラミングを学習するメリットとデメリットをご紹介します。

職業訓練でプログラミングを学ぶメリット

職業訓練を選択するとどのようなメリットがあるのでしょうか。ここからは職業訓練によるプログラミング学習の3つのメリットを紹介します。

受講料無料で学べる

公的職業訓練は、在職者対象のコースなど一部を除いて受講料は基本的に無料です。テキスト代などはかかるものの受講そのものに費用はかかりません。

費用をかけずにプログラミングを学習できるため、コストを抑えてスキルを習得したい人に向いています。

条件を満たせば給付金を受け取れる

職業訓練中は、受講しながら仕事をするのは難しくなります。そのため、生活費をどのように工面するか問題です。しかし、公的職業訓練であれば、一定の条件を満たすときは公共職業訓練と求職者支援訓練のそれぞれにおいて給付金を受けられます。

例えば、雇用保険の対象者に実施される公共職業訓練の期間中は、雇用保険の基本手当に加え、受講手当(日額500円)、通所手当、寄宿手当が支給されることがあります。

通所手当は訓練施設に通所するためにかかる交通費、寄宿手当は訓練施設に寄宿が必要とハローワークが認めるときに支給される手当です。

また、雇用保険の対象でない求職者支援訓練でも、以下の条件に該当する場合は、月10万円の職業訓練受講手当に加え、通所手当や寄宿手当の受給が可能です。

【求職者支援訓練での給付金支給要件】
・訓練実施日にすべてに出席する
・受講者の収入が月8万円以下
・世帯収入が月30万円以下
・世帯の金融資産が300万円以下
・住所地に土地や建物の所有がない
・同世帯で給付金を受けている人がいない
・過去3年に不正などで給付金を受けていない
・過去6年に職業訓練受講給付金を受けていない

以上のように、給付金として生活支援を受けながら職業訓練に集中できるのがメリットです。

自宅で受講できる

職業訓練は、すべてのコースでオンラインに対応しているわけではありません。しかし、コースによってはオンラインで受講できるものもあります。

オンラインであれば自宅で受講できるため、空いた時間を自習に充てるなど有効活用ができるでしょう。受講時間も決められているので、学習のリズムを崩すことなくプログラミング学習に集中できます。

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無駄になる?職業訓練でプログラミングを学ぶデメリット

なぜ職業訓練のプログラミングは無駄だといわれてしまうのでしょうか。職業訓練で学ぶデメリットを4つ取り上げます。

必ずしも就職・転職できるわけではない

ハロートレーニング(公的職業訓練)の実施状況によると、令和4年度のIT分野の職業訓練の就職率は、公共職業訓練(離職者訓練)で70.9%、求職者支援訓練で55.1%でした。 職業訓練を受けても、就職や転職が成功するかはわかりません。

職業訓練はあくまでスキルの習得をサポートする制度であるためです。職業訓練では、プログラミングスクールのように、就職サポートは受けられません。

就職や転職のための面接指導やポートフォリオ作成、キャリアカウンセラーによる指導はないため、受講者は自分で対策を練る必要があります。

人によっては内定がもらえるまでに時間がかかる場合があるため、スムーズに就職・転職したい人にとっては無駄に思えてしまうかもしれません。

出典:「ハロートレーニング(公的職業訓練)の実施状況(全体版)」(厚生労働省)

現役エンジニアに教えてもらえるわけではない

職業訓練の講師が、現役エンジニアや豊富なエンジニアの経験がある人ばかりとは限りません。助成金事業として民間が運営していることもあり、一般市場の競争とは離れたところで運営されるためです。

実務経験がなかったり、プログラミングを少しかじっている程度の人であったり、エンジニア経験のない人が講師になるケースもあります。

また、講師に十分なエンジニアの経験があったとしても、職業訓練は行政に決められたカリキュラムに沿って実施しなければなりません。実務で求められる技術まで学習できない可能性があります。

現役エンジニアから実務で使えるレベルまで指導を受けたい人にとっては、時間的に無駄と感じることがあるでしょう。

現場レベルのスキルを身に付けられない

職業訓練では、コースにもよりますが、プログラミングの概念や基本的なコーディングなどプログラミング学習の基礎的な部分は学べます。そのため、職業訓練での学習内容が無駄になることはありません。

しかし、職業訓練ではプログラミング言語の現場での使われ方など実践的なスキルを身につけることが難しい傾向にあります。

IT人材を求める企業は実績や経歴を求めていることが多いため、場合によっては即戦力にはならないと判断され、就職や転職に結びつかないこともあるでしょう。中途半端なスキルを得ても、就職や転職を急ぐ人にとってはかえって時間の無駄になってしまうかもしれません。

紹介される企業が良い企業ばかりとはいえない

職業訓練で就職サポートまでは受けられないものの、受講中から受講終了後までハローワークが就職活動をサポートする流れになっています。そのため、民間サービスを利用しないときはハローワークで就職先を探すのが一般的です。

しかし、ハローワークから紹介を受ける企業が優良企業ばかりとは限りません。企業はハローワークに無料で求人掲載ができるほか、掲載の基準もそれほど厳しくないためです。

求人票の内容が労働基準法に違反している場合などはハローワーク側も求人掲載を拒否できます。しかし、法令違反がなければ基本的に掲載を断れません。より多くの企業が求人募集できる側面もありますが、求職者側からするとどの企業が良いか判断しにくくなってしまいます。

また、ハローワークは、民間と異なり、職場環境や特徴をリサーチできているとは限りません。紹介を受けた企業と必ずしもマッチするとはいえないでしょう。
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職業訓練は、無料で基礎的なプログラミングの知識を習得できるメリットがあります。しかし、就職までサポートされていない、実践力が身につきにくいなどのデメリットもあり、時間を無駄にして後悔する場合もあるでしょう。

特に、以下に該当するような場合、職業訓練はあまり向いていないといえます。

・なるべく早くエンジニアとして就業したい
・プログラミングを本格的に学んで実践力を身に付けたい
・スムーズにエンジニアとして転職したい
・就職や転職について手厚いサポートがほしい
・自分にマッチする企業に就職や転職をしたい

就職や転職を急ぐ場合や実務レベルまでスキルを伸ばしたい場合は、職業訓練ではなくプログラミングスクールも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

プログラミングスールNINJA CODEは、動画教材でオンライン学習できるサービスです。無期限で受講できるため自分のペースで学習でき、仕事をしながらプログラミング学習に取り組めます。

「挫折させない」をコンセプトにしており、未経験からでも実務レベルのスキルが身につくカリキュラムが組まれているのも特徴です。独学とスクールの良いとこ取りで、不明点があればメンターに質問したり、1対1で直接指導を受けたりすることもできます。

独学プランなら10万円以下で追加費用もないため、「あまり費用をかけられない…」という方もぜひご検討ください。

まとめ

職業訓練は、基本的に受講料無料で受けられる、条件次第では給付金も受給できるなど金銭的なメリットがあります。しかし、就職や転職を急ぐ人や実践的なプログラミングスキルを身に付けたい人には向いていないかもしれません。エンジニアへの就職・転職を希望するなら、プログラミングスクールでの学習がおすすめです。