【2025年最新】将来性の高いプログラミング言語12選 !

「将来性の高いプログラミング言語を知りたい！」

プログラミングが学校教育で必修となるなど、注目度がますます高まる中、これから学んでみようと考える方も増えています。
そこで気になるのが、200以上あるとも言われるプログラミング言語の中で、将来性があるプログラミング言語はどれなのかという点ではないでしょうか。
この記事では、将来性の高いプログラミング言語を厳選して紹介します。
これから学習を始める方へ向けて、プログラミング言語の選び方も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

プログラミング言語の将来性とは？

「将来性のあるプログラミング言語を学びたい」と考える方は多いと思います。しかし、何をもって“将来性がある”と言えるのでしょうか。

実は、将来性のある言語を見極めるには、いくつかの視点があります。ここでは、特に重要な3つのポイントを紹介します。

最新技術にマッチしている

プログラミング言語の将来性を測るのに着目したい観点のひとつが、最新技術との相互性です。

プログラミング言語にもトレンドがあり、時代とともに主流となる言語は変わっていきます。

その一例がCOBOLです。COBOLは1959年に登場し、長年にわたり金融機関や官公庁の業務システムで利用されてきました。現在も多くの基幹システムに残っており、保守・運用といった場面では一定の需要があります。

一方で、新規開発の現場では、より柔軟で最新技術に対応した言語の需要が高まっています。たとえば、AIや機械学習の分野で用いられるPython、AR/VR分野で使われる「C#」などが将来性の高い言語といえます。

需要が高く増加傾向にある

実務での需要が高く、増加傾向にあることもプログラミング言語の将来性を測る重要なポイントです。たとえば、案件数が多い言語ほど、企業からのニーズが高く将来性があると言えます。

ボスアーキテクト株式会社の調査によると、フリーランスエンジニアを対象にした募集案件数のトップ3は以下のとおり、Java、SQL、JavaScriptでした。いずれも前回調査よりも案件数が上昇しているため、需要の高いプログラミング言語といえます。

順位	プログラミング言語	募集案件数
1位	Java	21,284件
2位	SQL	20,393件
3位	JavaScript	17,369件

出典：「【2023年7月】フリーランスエンジニアの言語別案件数の推移｜Javaは半年間で12.82ポイント増加」（ボスアーキテクト株式会社）

平均年収が高い

プログラミング言語は、それぞれ開発できるものに違いがあるため、分野によって求人数や年収も異なっています。平均年収はニーズや市場価値、業界評価の表れであるため、将来性に直結します。そのため、平均年収が高いプログラミング言語は将来性が高いと言えます。

コミュニティメンバーを対象にしたTECH Streetの調査によると、20代の言語別年収トップ3はR、Scala、Objective-Cでした。なかでもRは、30代や40代でも年収の高い言語にランクインしており市場価値の高さがうかがえます。

順位	プログラミング言語	20代平均年収
1位	R	476万円
2位	Scala	440万円
3位	Objective-C	407万円

出典：「2020年プログラミング言語別年収ランキング」（TECH Street）

将来性が高いプログラミング言語《12選》

次に、将来性が期待される12のプログラミング言語と特徴をご紹介します。

1.Python

Pythonは、AI開発をはじめ、IoTやデータ分析などの注目案件を中心に、広い分野で用いられるプログラミング言語です。

シンプルな記述でコードも短くて済むため、初心者でも学びやすい点が特徴です。また、コードが分かりやすいことから複数人での開発作業にも向いています。人気や需要があるプログラミング言語のため将来性も期待できます。

2.TypeScript

TypeScriptは、Microsoft社が開発したプログラミング言語です。Googleが標準言語として採用していることでも知られています。

この言語はJavaScriptという別言語を拡張して開発されました。JavaScriptがベースのため同様の機能が使えるほか、コンパイルによりJavaScriptのコードへ変換することができます。

拡張前は困難であった大規模案件でも利用できることから、案件の大小に関わらず需要がある言語です。

3.PHP

PHPは、サーバーサイドの開発でよく用いられるベーシックなプログラミング言語です。トレンドに左右されにくく安定した需要を維持しており、案件数も多くあります。

コードもシンプルでHTMLと連携しやすいのが特徴です。Web開発をメインにスキルを習得したい場合に向いています。

4.Kotlin

Kotlinは、GoogleがAndroid開発の公式言語として2017年に採用したプログラミング言語です。Androidのアプリ開発で広く使われています。

特徴は、Javaと互換性があることです。Javaとの併用開発や移行、ソースコードの呼び出しなどができます。

Javaと比べてコードがシンプルなため初心者でも学びやすく、Javaで起こりやすいエラーを回避して開発できることから将来性も期待されています。

5.Go

Goは、Googleが社内ソフトウェア開発の生産性を向上させる目的で開発したプログラミング言語です。オープンソースのため誰でも利用しやすい言語のひとつとして知られています。

この言語はWebサーバー側の開発やWebアプリケーションの開発でよく利用されるケースが多いです。AndroidとiOSをサポートしていることから、習得することで広い分野での活躍が期待できます。

6.Swift

Swiftは、iOSやMac向けのアプリケーションのためにApple社が開発したプログラミング言語です。Apple系のアプリ開発だけでなくWebアプリの開発でも使われます。

コードがシンプルで初学者でも習得しやすいだけでなく、iOSの普及率が高い日本においてニーズのある言語であると言えます。

7.Scala

Scalaは、効率の良い開発ができるオブジェクト指向の特徴と、コードの簡素化ができる関数型プログラミングの特徴をもったハイブリッドな言語です。

Javaと互換性があるうえに開発効率も良いことから、今後Javaに置き換わる可能性のあるプログラミング言語として注目されています。しかし、ふたつの特性をもつことから学習範囲が広く、初心者の学習難易度はやや高めです。

8.JavaScript

JavaScriptは、主にWebサイトやWebアプリケーション開発で広く使用されているプログラミング言語です。昨今ではWebプロダクトの競争が激化しているため、特にUI/UX領域に強いJavaScriptを扱えるエンジニアの需要は高いです。

9.Ruby

Rubyは、楽しくプログラミングできるよう設計されたプログラミング言語です。Rubyを扱える若手が増えていることもあって、日本では開発言語にRubyを採用する企業もあります。

日本人によって開発されたため、日本語のテキストや学習ツールを得やすいのがメリットです。

10.Java

Javaは、C言語などをベースにしたプログラミング言語です。OSに左右されず幅広い開発で使用することができ、大規模な業務システム開発にも使われています。

需要が高く案件数が多いことから仕事に直結しやすい言語です。ただし、コンパイラ言語（実行前にすべてのコードを機械語に翻訳する必要がある言語）のため、初心者の習得は難易度が高くなります。

11.SQL

SQLはデータベース操作言語のひとつです。データベースにかかわるエンジニアには必須の言語で、ほかのプログラミングと組み合わせて使用することもあります。

AIやデータ分析技術が普及したことで、ビッグデータを管理するデータバンクの需要も増加しているため、将来性が期待できます。

12.C#

C#は、C言語やC++をベースにMicrosoftが開発した言語です。Windows向けのゲームやアプリのほか、AR/VRの開発でも用いられています。

ゲームエンジンUnityと併用できることから、ゲーム開発分野での需要が見込めるプログラミング言語です。ゲーム関連のプログラミングに興味がある人に向いています。

学習するプログラミング言語の選び方は？

ここまで、将来性の高いプログラミング言語を見てきましたが、その中でも学習する際のプログラミング言語の選び方について4つの観点を紹介します。

技術のトレンドに合わせて選ぶ

もっとも一般的な選び方のひとつが、技術のトレンドに合った言語を選ぶという方法です。

たとえば、人工知能（AI）やデータ分析の分野で主流となっているのはPython、WebフロントエンドではJavaScriptやTypeScript、サーバーサイドではGoやScalaといった言語が注目を集めています。

こうしたトレンドを押さえることで、将来的にも需要が見込めるスキルを身につけやすくなります。
技術の流れは年々変化するため、情報を常にキャッチアップしていくことも重要です。

分野ごとの年収を指標にして選ぶ

年収を指標にして選ぶという視点もあります。

たとえば、GoやScalaなどの言語は比較的新しく、スキルを持つエンジニアの数も限られているため、年収が高くなる傾向にあります。
一方で、PHPやRubyなどは比較的多くのエンジニアが使えるため競争が激しく、年収が横ばいになるケースもあります。

もちろん、年収は「言語」だけで決まるものではありませんが、将来的な収入やキャリアパスを考えるうえで、参考にしておきたいポイントです。

自分の興味がある分野から選ぶ

自分の興味があるものや作りたいものから逆算して言語を選ぶという方法も、非常に現実的です。

Webサービスを作りたいなら、まずはサイトの構造を形作るHTML、デザインを行うCSS 、動的な要素を追加するJavaScriptやTypeScriptを学ぶと良いでしょう。また、アプリを作りたいなら、Swift、Kotlinがおすすめです。
他にも、AIやデータ分析をやりたいならPython、ゲームやAR/VRなら、C#、C++など、「何を作りたいか」「どんな分野に進みたいか」によって、選ぶべき言語は自然と絞られていきます。

目的が明確になれば、学習へのモチベーションも高まりやすく、挫折しにくくなるはずです。

学習の難易度で選ぶ

最後は、学習のしやすさ＝難易度から選ぶ方法です。

たとえば、Pythonは文法がシンプルで読みやすいため、初心者にも非常に人気があります。HTMLやCSSも、プログラミングというより「マークアップ言語」であり、比較的入りやすい言語です。

一方で、C言語やC++、Rustなどは処理の細かい制御が必要で、初心者にはやや難しく感じられることもあります。ただし、それだけに基礎力がしっかり身に付くとも言えます。

自分の学習スタイルや目指すスピードにあわせて、難易度も考慮して選ぶと良いでしょう。

このように、プログラミング言語は「トレンド」「収入」「目的」「難易度」など、さまざまな視点から選ぶことができます。
迷ったときは、まず「何をしたいのか」「どんな将来を目指したいのか」を考えることから始めると、自分に合った言語が見えてくるはずです。

プログラミング言語を学習するときのポイント

将来性のあるプログラミング言語を選んだあとは、いよいよ学習に入る段階です。
しかし、ただ言語を学び始めるだけでは、なかなか成長を実感できなかったり、途中で挫折してしまうことも。

ここでは、プログラミング学習を効果的に進めるためのポイントを4つに分けて紹介します。

プログラミングの基本を理解する

どんな言語を学ぶ場合でも、まず大切なのはプログラミングの基本的な考え方を理解することです。

たとえば、変数、条件分岐、繰り返し（ループ）、関数、配列といった基本的な構文は、ほとんどの言語に共通しています。
この基礎的な概念をしっかり理解しておくことで、他の言語に移るときも学びやすくなり、応用力がついてきます。
逆に、言語ごとの細かい書き方だけに目を向けすぎると、根本的な仕組みを理解できず、応用力がつきにくくなることもあるため注意が必要です。

目的や目標を明確にする

次に大事なのが、学習の目的や目標を明確にすることです。

「Webサービスを作りたい」「AIの仕組みを理解したい」「副業で案件を受けたい」など、目的がはっきりしていると、どの言語をどの順序で学ぶべきかも見えてきます。

また、目標設定を「3ヶ月で簡単なアプリを作る」「半年でポートフォリオを仕上げる」などの具体的なものにすることで、日々の学習のモチベーションにもつながります。

自分に合った学び方で学習する

プログラミングを学ぶ方法は、大きく以下の3つに分けられます。

独学（書籍・ネット）
無料や低コストで始められますが、自分で調べて解決する力が求められます。また、何を学習したらよいのかが分からない、学習の壁にぶつかりやすいなどの問題も生じやすいです。

スクールでの学習
メンターのサポートがあり、短期間で実務レベルのスキルを目指せます。費用はかかるものの、転職や副業など、目的が明確な方には効果的です。

自分の学習スタイルやスケジュール、予算に合わせて選ぶとよいでしょう。

まとめ

プログラミング言語の数は200～300種あるといわれているため、これから言語を習得するにあたっては今回紹介したような将来性の高いものにしぼるのがおすすめです。

ただ、実際学習を始めるとなると

このように不安な気持ちになる方もいますよね。

たしかに、何かわからないことが出てきたとき、エラーが解決できないとき、誰かに相談できる環境がないことが理由でプログラミング言語の学習を挫折する方が多くいます。

実際にプログラミング言語初学者が挫折をする1番の理由は「不明点が発生した際に気軽に相談できる環境がない」という実態があります。

それだけ学習する環境が大事だということです。

そんな背景があるからこそ、プログラミングの勉強をする際にスクールを選ぶ方が多いのが事実です。

プログラミングスクールに通う理由は他にもあり