【C言語入門】malloc関数の使い方とメモリ管理

プログラミング言語の辞書

C言語のmalloc関数は、動的にメモリを確保するために使用されます。これにより、プログラムの実行中に必要なメモリを柔軟に管理することができます。

malloc関数の基本的な使い方

malloc関数は、指定されたサイズのメモリ領域を確保し、その先頭アドレスを返します。確保に失敗するとNULLが返されます。通常、ポインタ変数にこのアドレスを格納して使用します。

メモリの解放

確保したメモリは、不要になった時点でfree関数を使用して解放する必要があります。メモリを解放しないとメモリリークが発生し、プログラムがクラッシュする原因となります。

使用例
例えば、動的に配列を確保する場合、配列の要素数がプログラムの実行時に決まるような場合に便利です。確保したメモリにデータを格納し、使用後は必ずfreeで解放します。

メモリ再確保

確保したメモリのサイズを変更したい場合は、realloc関数を使用します。これは、新しいサイズのメモリを確保し、元のメモリからデータをコピーした後、元のメモリを解放します。再確保に失敗した場合はNULLが返されるため、適切なエラーハンドリングが必要です。