プログラミングは簡単に習得できる?学習しやすい言語を紹介

学習方法

プログラミングに興味があるものの、未経験のため始めるまでのハードルが高いと感じる方もいるかもしれません。プログラミングは簡単に習得できるものなのでしょうか。今回は、プログラミングは簡単なのか、初心者が簡単に習得するコツが何か紹介します。

プログラミングの習得は簡単?

結論からいうと、現代はプログラミングを習得しやすい環境です。簡単に習得できる理由と注意点を紹介します。

簡単でわかりやすいプログラミング言語が増えている

プログラミングが簡単といえる理由のひとつは、プログラミング言語にあります。C言語など従来のプログラミング言語は、コンパイル(翻訳)をしなければプログラムを実行できませんでした。

しかし、後に登場したRubyやPythonのようなプログラミング言語は、プログラムを記述する段階で動作を確認できます使い勝手が良く、人が簡単に記述できる工夫がされた言語も増えています。

MIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボからは、子ども向けにScratchというプログラミング言語が開発されました。文字列を記述することなく、ブロックをつなげてプログラムを構築できる言語です。プログラムが何か知りたいなら、Scratchに触れてみるのも良いかもしれません。

プログラミングを学べる環境が整っている

従来のプログラミングの学習は、専門書籍を購入し、必要な開発環境を整備することから始まりました。

プログラミングが普及した現代では、インターネットで検索すればプログラミングに関する情報を簡単に取得できますプログラミング学習サイトやオンラインプログラミングスクールも充実しており、気軽に学習を始められるようになりました。

コード生成やデバッグには、AI搭載のチャットボット「ChatGPT」も注目されています。ChatGPTに内容を指示すればコードを生成してもらえるため、コーディングのハードルも低くなってきています。

【注意!】挫折する人も多くいる

プログラミングは簡単に習得できると紹介しましたが、挫折する人も多くいます。適切な手順で学習を進めれば初心者でも習得できるものの、手順を誤ってしまうとハードルが高く感じるためです。

自分のレベルに合わない教材で学習している場合、自分のレベルと比較して高すぎる目標を立ててしまっている場合は、なかなかスムーズに学習が進みません。思うように進めないと、途中で学習を諦めてしまいやすくなります。

初心者であれば、比較的覚えやすいとされているプログラミング言語や制作物を押さえて、学習に取り組むようにしましょう

あなたに向いているプログラミング言語をメンターがお答えします!

初心者でも比較的簡単に覚えられるプログラミング言語

初心者におすすめの覚えやすいプログラミング言語を3つ紹介します。

初心者向けのプログラミング言語の詳細や選び方はこちら

【初心者必見】おすすめのプログラミング言語10選!選び方も紹介

Python

Pythonは、Web(ウェブ)アプリケーションやAI、IoTの分野などで広く使われている言語です。スクリプト言語(普段使用する自然言語に近い言語)で意味を理解しやすいことから、比較的簡単に習得できるとされています。

JavaScript

JavaScriptは、主にWebサイトの動作を構築するのに用いられる言語です。スクリプト言語で、覚えるべき文法が少ないことから初心者でも学習しやすいとされています。学習環境の構築も容易で、Webブラウザとテキストエディタだけで、プログラミングができるのもポイントです。

Ruby

Rubyは、文法がシンプルで、フレームワークを活用することで覚えるべきソースコードも少ないことから、初心者におすすめのプログラミング言語です。日本で開発されたため、日本語の資料も多く、情報を集めやすいことも初心者向けの理由といえます。

【初心者におすすめ】プログラミングで作れるもの

プログラミング初心者の制作におすすめなのが、スマートフォンアプリ、Webアプリ、パソコンアプリです。

スマートフォンアプリの開発には、Kotlinなどの言語がよく使われます。シンプルな文法で覚えやすいことから、初心者にとって難易度は高くありません。

Webアプリは、Webブラウザで利用するアプリです。フロントエンド(ユーザーから見える部分)とサーバーサイド(ユーザーから見えない部分)の開発が必要なものの、習得難易度の低いプログラミング言語で構築できるため、初心者にも向いています。

パソコンアプリは、パソコンにインストールするアプリです。PCで動作確認までできることから、実行しやすさの面で初心者にも向いています。

プログラミングの学習を始める前の準備

プログラミング学習で失敗しないためには、方向性を決めておくことが大切です。学習前に取り組むべき準備を3つ紹介します。

プログラミングで何を作るか決める

プログラミング学習で挫折しないためにも、自分が作りたいものをイメージして目標を明確にしておくと良いでしょう。プログラミング言語は多数存在し、目的によって適した言語は異なります。

Webサイトを制作するのか、スマートフォンアプリを作りたいのか、ゲームなのか、制作したいものを決めておきましょう。
Webサイト制作をするのであれば、オンラインWeb制作スクールがおすすめです。

プログラミング言語の特性を知る

プログラミング言語は、フロントエンドとサーバーサイドの大きく2種類に分けられます。フロントエンドは、HTML/CSSJavaScriptなど見た目を左右する言語です。サーバーサイドには、PHPRubyなどの言語があります。

作成したいものによっては、フロントエンドとサーバーサイドの両方を組み合わせなければならないケースも存在します。目標を達成するにはどの言語が必要か整理し、それぞれの言語の特徴を把握しておきましょう

プログラミングに必要なツールを揃える

プログラミング学習を始める前に、プログラミングを実行するPCとインターネット回線を準備しておきます

さらに、プログラミングを記述する「エディタ」、データを保存する「データベース」、公開のための「Webサーバー」を用意する必要があります。

プログラミングで分からないことも無料メンター相談で解決!

プログラミングを簡単に習得するためのコツ

初心者がプログラミングを簡単に習得するコツを5つ紹介します。

毎日コードを書き続ける

初心者がプログラミングを習得するには、毎日コードを記述して、少しずつでも学習を進めることが必須です。毎日コードを目にすることでプログラミングにも慣れてきます。いかに習慣化できるかがポイントです。

プログラミング言語をひとつ選び集中して学ぶ

複数のプログラミング言語を一度に学習しようとすると、効率が落ちてしまいます。初心者は、学習するプログラミング言語をひとつに絞って、集中的に学習するのがおすすめです。

また、準備段階でプログラミング言語の特徴を理解して、難易度の高い言語から取り掛からないのもポイントです。初心者は、プログラミングに慣れるためにも、難易度の低い言語から学習していきましょう。

難易度の低い言語から学ぶことで、難易度の高い言語の理解が深まります

コードを真似して書く

ソースコードを一から記述するのではなく、インターネット上などで拾ってきたコードを真似して学習を進めていきましょう。コードを真似て学習するのは、どのように動作しているか理解を深めやすいためです。

真似する際は、丸写しではなく、参考にしながら記述するのがポイントです。考えながらコードを記述することで、学習の効率を上げられます。

プログラミング経験者のサポートを受ける

調べても解消できない問題は、わからないままにしておくのではなく、プログラミングスクールの講師に聞くのが効率的です。経験に基づいた返答から、気付きを得られることもあります。また、スクールなら一緒に学ぶ仲間がいるため、モチベーションの維持に役立ちます。

実際に簡単な制作物を作る

プログラミングの学習が進みコードを記述できる段階になったら、アプリやWebサイトなど簡単な制作物に挑戦してみましょう。実践的な流れで手を動かすことによって、知識をアウトプットできます。


初心者がプログラミングを学ぶ方法

未経験者からプログラミングスキルを習得する方法には、本から学ぶ方法、学習サイトを利用する方法、セミナーを受講する方法、プログラミングスクールに通う方法があります。

どの方法が適しているか学習を始める人の状況などでさまざまです。それぞれの方法のメリットとデメリットを理解して、自分に合った方法を選びましょう。

初心者がプログラミングを学ぶ方法について詳しくは、下記の記事で紹介していますので、あわせてご覧ください。

2月制作 №33_プログラミング 初心者 何 から

まとめ

扱いやすいプログラミング言語や学習環境により、初心者でも簡単にプログラミングを習得できるようになりました。ただし、正しい順序で、自分に適したプログラミング言語を選択できていることが前提です。

プログラミングを身に付けるなら、オンラインで学習できるNINJA CODEをご検討ください。ニーズに応じたプランで、適した学習環境を整えられます。オンラインでの直接指導やキャリア相談など、Web制作者になるためのサポート体制が充実しているのも特徴です。