マークアップエンジニアの平均年収は?将来性や年収アップの方法

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マークアップエンジニアの平均年収

マークアップエンジニアの平均年収はどのくらいなのでしょうか。ここでは、職業全体の平均年収や都道府県別の平均年収について紹介します。

職業全体の平均年収

マークアップエンジニアも含まれるWebデザイナー全体の平均年収は、厚生労働省の調査では480.6万円です。一方で、マイナビエージェントによると385万円なので、およそ400万円前後~450万円前後が相場だと思っておくと良いかもしれません。

エンジニアのなかでは、少し低めの平均年収で推移しています。

出典:「Webデザイナー」(厚生労働省)

都道府県別の平均年収

都道府県別の平均年収は下記の通りです。

・北海道350.9万円
・東京527.8万円
・愛知425.9万円
・大阪444.1万円
・広島577.7万円
・福岡439.3万円
・沖縄321.4万円

広島県が最も高く、次いで東京都、大阪府、福岡県です。広島県や東京都は職業全体の平均年収よりも高めに位置しています。

出典:「Webデザイナー」(厚生労働省)

年齢別の年収

年齢別の平均年収は下記の通りです。

・20~24歳 305.37万円
・30~34歳 432.26万円
・40~44歳 561.86万円
・50~54歳 564.75万円

40代~50代の上り幅は低めですが、20代~30代、30代~40代の上り幅は100万円以上と高めです。経験を積むとどんどん年収が上がっているので、スキルアップしながら年収アップを目指しましょう。
近年、マークアップエンジニアの需要が高まりつつあるので、マークアップエンジニアに特化したカリキュラムがあるWeb制作スクールをうまく利用することで転職を目指せます。

出典:「Webデザイナー」(厚生労働省)

マークアップエンジニアの仕事内容

マークアップエンジニアはどのような仕事をしているのでしょうか。ここでは、マークアップエンジニアの仕事内容を紹介します。

マークアップエンジニアは、マークアップ言語を用いてデザイナーが手がけたデザインを実装するのが主な業務です。似たような業務をするエンジニアに「フロントエンドエンジニア」があります。

マークアップエンジニアの仕事がプログラマー寄りの仕事になると、「フロントエンドエンジニア」と呼ばれます。フロントエンドエンジニアとマークアップエンジニアは使う言語やフレームワークが異なり、フロントエンドエンジニアのほうが高度な技術が必要です。

そういった面で、フロントエンドエンジニアはマークアップエンジニアの上位職といえるでしょう。

なお、コーディングをするという点ではコーダーと似ているのですが、具体的な仕事内容や難易度は異なるので注意が必要です。

マークアップエンジニアは、SEOやユーザビリティなどを考慮しながらコーディングをします。一方、コーダーはWebデザイナーの指示書通りに忠実にコーディングするのが仕事です。そのため、マークアップエンジニアはコーダーの上位職ともいえます。

マークアップエンジニアの将来性

デジタル社会が進行し、Webサイトはさまざまな企業や団体が使用する、重要な広告宣伝ツールとなっています。そのため、Webサイト制作を担うマークアップエンジニアは、今後とも必要な存在であり続けるでしょう。

しかし、マークアップエンジニアの仕事をWebデザイナーやフロントエンドエンジニア、コーダーなどが兼任することもあるため、必ずしも安泰とはいえません。さらに、AI技術の進歩によって、AIに仕事が奪われる可能性も否定できないのです。

マークアップエンジニアとして長く働くには、現状に満足することなく、資格やスキルを身に付けるための勉強を続ける必要があります。ほかの人がもっていない資格やスキルを掛け合わせて活用することで、年収アップにもつながるでしょう。

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高収入なマークアップエンジニアを目指すポイント

マークアップエンジニアとして高収入を狙うにはどうすれば良いのでしょうか。ここでは、マークアップエンジニアが年収アップを目指すポイントを紹介します。

プログラミング言語の知識を磨く

高収入なマークアップエンジニアを目指すなら、プログラミング言語の知識を磨くことが必要です。マークアップエンジニアになるときに身に付けたスキルだけで満足することなく、日々勉強を積み重ねて新たなスキルを身に付けましょう。

下記で理解を深めるべきプログラミング言語について紹介します。

・JavaScript
JavaScriptは、Webサイトのビジュアル部分の構築やリッチコンテンツ制作などに役に立つ言語です。本来ならフロントエンドエンジニアの業務の範囲ですが、上流設計を含めて深い部分まで関わりたい場合は、学んでおいて損はありません。

・PHP
PHPはサーバーに関する言語です。こちらもJavaScriptと同様にフロントエンドエンジニアの領域ですが、データベースの制御に必要な知識などを得ることができます。さらに専門性を高めたい場合は、専門職への転職による収入アップを狙うことも可能です。

・CMS
CMSはWordPressに使用されている言語です。WordPressを使用してWebサイトを制作するクライアントも増えているので、学んでおくと仕事の幅も広がります。JavaScriptやPHPの知識と合わせればカスタマイズの幅が広がるので、取引先にも重宝されるでしょう。

上記のスキルが一括で学べるオンラインスクールの紹介をしておりますので、是非ご覧ください。

資格を取得する

学んだ知識を活かして資格取得に励むのもおすすめです。資格取得は、知識があることの証明になるので、顧客からの信頼も獲得しやすいでしょう。ここでは、おすすめの資格について解説します。

・Webクリエイター能力認定試験
マークアップスキルを認定する世界基準の試験です。HTMLやCSSのコーディング能力が問われるのはもちろん、デザイン能力も問われるので、Webサイト制作に関するスキルを満遍なく網羅しておく必要があります。

スタンダードとエキスパートがあり、エキスパートは実務経験がないと受験できません。

・HTML5プロフェッショナル認定試験
JavaScriptやCSSを使いながらWebサイトをつくる技術を認定する試験です。レベル1は初心者向けで難易度も低いのでまずは挑戦してみましょう。レベル2は応用編となり、専門的な知識も問われるので難易度が高めです。

HTMLやJavaScript、CSSに関して幅広い知識が問われるので、汎用性が高く、取得価値もあります。

・基本情報技術者試験
合格率が20%と低く、IT関連資格の基本でもあるITパスポートよりも難易度はかなり高くなります。システムの構築に関する知識が必要です。受験資格は特にありませんので、ITパスポートを取得したあとに目指してみるのも良いかもしれません。

・ウェブデザイン技能検定
Webデザインに関する資格で唯一の国家資格です。3級が基本的な内容で、HTMLやCSSなどの基本的な知識が問われます。2級では、デザインに関する知識が問われるため、Photoshopなどのスキルも必要です。

1級は難易度が最も高いのですが、合格率が50%以上で推移しているので、勉強すれば合格も難しくありません。

セマンティックスキルを身に付ける

マークアップエンジニアには、セマンティックスキルも必要です。情報がもつ意味をコンピュータに正しく理解させ、情報収集や文書を関連付ける処理を自動化することを意識しましょう。セマンティックを意識したマークアップを行うことで、検索エンジンなどが機械的に情報を抽出しやすいサイトにすることができます。

このスキルを通して、よりユーザーから見つけてもらえやすいサイトづくりができれば、マークアップエンジニアとしての価値も上がります。

SEO対策の知識・スキルを身に付ける

Webマーケティングにおいて、SEO対策は必須です。検索エンジンの上位に表示されるWebサイトをつくるには、SEO対策の知識を駆使しなければなりません。

コミュニケーション能力を高める

ひとつのサイトをつくるためには、ほかのエンジニアやデザイナー、カメラマン、ライターなど、多くのメンバーと協力する必要があります。ほかのメンバーとのチームワークが良いサイトを制作する鍵となるのです。

マークアップエンジニアとしてプロジェクトに参加し続けるには、コミュニケーション能力を高めて、リーダーシップが発揮できる存在になりましょう。ディレクションできるエンジニアならプロジェクトも回しやすいので起用されやすくなり、年収アップも夢ではありません。

まとめ

マークアップエンジニアは、ほかのエンジニアの領域のスキルを身に付けることで、さらなるキャリアアップを目指すことができます。スキルの習得や資格取得を積極的に行い、年収アップを目指しましょう。

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