Javaは誕生から30年近く経つ、メジャーなプログラミング言語です。現在も多くの仕事で活用されており、将来性も十分にあるといえます。
しかし、Javaを学んだとして、どのようにキャリアに活かせるのかがわからない方もいるでしょう。
そこで今回は、Javaを扱う主な仕事や業務内容、未経験からJavaエンジニアになる方法などについて解説します。
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Javaを扱う主な仕事は?
Javaを扱う主な仕事は、プログラマーやシステムエンジニア(SE)などです。また、エンジニアとしてスキルと経験を積み、システムアーキテクトやITコンサルタントなどの道に進む方もいます。
システムアーキテクトは、システム開発の上流工程を担当するエンジニアを指します。ITコンサルタントは、企業の課題をITで解決するエンジニアを指し、IT戦略の策定などに関わるのが仕事です。
また、Oracle認定Javaプログラマーなどの資格と、専門的なスキル・知識や実務経験があれば、Javaの研修講師として働くことも可能です。研修講師は、企業の新入社員など未経験者に向けて、Javaプログラミングの技術を教える仕事です。
Javaを扱うエンジニアの業務内容
Javaは需要の高い言語であり、幅広い開発業務に使用されています。Javaエンジニアが携わる主な業務は下記の4つです。
・業務システム開発
・Web(ウェブ)開発
・アプリ開発
・ゲーム開発
それぞれの業務について具体的に解説します。
そもそもJavaとはどのような言語なのか、Javaエンジニアとはどんな職種なのか詳しく知りたい方は、下記の記事をご参照ください。
「Javaエンジニアの仕事内容とは?平均年収や必要なスキルを紹介」
「Javaってどんな言語?特徴や文法をわかりやすく解説」
業務システム開発
業務システム開発は、企業が何らかの業務に活用することを目的としたシステムを開発する仕事です。
業務システムには、例えば下記のようなものがあります。
・勤怠管理システム
・ワークフローシステム
・人材管理システム
・在庫管理システム
・販売管理システム
Javaは処理速度が速く、膨大な量のデータ管理や収支管理、給与計算のような複雑な処理にも対応できます。また、セキュリティ性能も高いため、上記のような企業の大規模なシステム開発に用いられるのです。
業務システムは経理・人事・労務などのバックオフィス業務や、製造・販売・営業・マーケティングなど分野が幅広いことから、特定の分野に特化したエンジニアも存在します。
Web開発
Web開発とは、下記のようなさまざまなWebサイト・Webサービスを構築する業務です。
・企業のホームページ
・ECサイト
・証券取引システム
・SNS
・ソーシャルゲーム など
下記のようなメジャーなWebサービスも、Javaを使用して開発されています。
・Amazon
・楽天
・Google
・YouTube
・Twitter
・Evernote など
サービスの新規開発はもちろん、運用・保守や改修、システムのリプレイスなどを担当することもあります
アプリ開発
Webアプリやスマートフォンアプリの開発も、Javaエンジニアが携わることが多い業務です。特にAndroidアプリは世界的なシェアを誇るため、需要が高い傾向にあります。
多くのユーザーを抱える下記のようなアプリも、Javaを利用して開発されています。
・Google
・Yahoo!
・クックパッド など
Webアプリ開発はユーザーが操作する側の開発を担当する「フロントエンド」と、サーバーなどのユーザーが触れることがない裏側を開発する「バックエンド」の業務に分かれます。
Javaはフロントエンドとバックエンドのどちらでも使われるため、アプリ開発者を目指すなら習得しておきたい言語です。
ゲーム開発
Javaはゲーム開発でも使用可能です。例えば、世界的な人気を誇る「Minecraft」は、Javaを用いて開発されています。
最近のゲーム開発ではC#という言語が用いられることが増えていますが、Javaでもロールプレイングゲーム、アクションゲームなどの簡単なゲームであればひと通り開発が可能です。
Javaを扱うエンジニアの主な就職先と求人例
業務システム開発やWeb開発など幅広い分野で活躍するJavaエンジニアですが、どのような就職先があるのでしょうか。
ここではJavaエンジニアの主な就職先と実際の仕事内容、必須スキル・歓迎スキルなどについて紹介します。
メーカー系SIer
Javaエンジニアの代表的な就職先として、メーカー系SIer(エスアイヤー)があります。SIerはシステムインテグレーターの略称です。
システムインテグレーターは、クライアントの希望に沿ってシステムの企画・設計から開発、運用・保守、コンサルティングまで行う企業を指します。
そのうちメーカー系SIerは、親会社である大手メーカーからプロジェクトを受注してシステム開発に携わるのが特徴です。
メーカー系SIerでは大規模なプロジェクトに携わることも多いため、エンジニアはシステムに関する豊富な知識と高い技術力、マネジメントスキルが求められます。
また、プロジェクトに関わる人数が多く、社外の関係者と接する機会も多いことからコミュニケーション能力も必要です。
金融業界
金融業界もJavaエンジニアのメジャーな就職先です。金融機関のWebサイトから業務システムまで、さまざまな業務でエンジニアが求められています。
仕事内容や求められるスキルは金融機関によって大きく異なるため、求人票の内容をよく確認しましょう。例えばSQL・ORACLEなどのスキルやマネージャー経験、英語力があると有利になる場合もあります。
ゲーム業界
Javaエンジニアの就職先としてゲーム業界もあげられます。ソーシャルゲームやゲーム機の開発といった業務のほかに、スマートフォン向けのアプリ開発などの業務に携わることもあるでしょう。
ゲーム業界ではC#やC++が用いられることが多いため、Javaとあわせてこれらの言語も習得しておくのがおすすめです。
C++は、低レベルのメモリ管理や直接的なハードウェア制御が可能なため、ゲームのパフォーマンスを高めてくれます。また、C#はコードの安全性やバグの少なさが魅力で、主にデスクトップアプリケーション、Webサイト、ゲーム開発に使用されます。
Javaが大規模企業システムやAndroidアプリ開発に広く使用されているのに対して、C++やC#はゲーム開発に適した特徴をもつ言語です。
またスキルだけでなく、ゲームやアニメなどのコンテンツが好きで、より面白いコンテンツを作りたいという気持ちが重視されることもあります。
未経験からJavaを扱うエンジニアに就職・転職するには?
これからJavaエンジニアの道へ進みたいと考えている方もいるでしょう。未経験からJavaエンジニアになる方法として、下記の2つがあります。
・未経験の人材を募集している企業に入社する
・プログラミングスクールに通ってスキルを身につけてから就職・転職する
未経験の人材を募集している企業に入社すれば、入社後の研修などでエンジニアに必要な知識とスキルを身につけられます。
ただし、未経験の人材を募集している企業の求人でもポートフォリオの提出や基礎知識が求められる場合は多く、完全な初心者では難しいでしょう。
Javaエンジニアとして早く活躍したい、フリーランスも視野に入れたいという方は、プログラミングスクールで着実にスキルを身に付けるのがおすすめです。
NINJA CODEの「Javaスクール」では、Javaエンジニアになるために必要なJavaの基礎知識や実践で役立つスキルを身につけられます。
講座内でポートフォリオを作成できるほか、転職支援プランもありますので、これからJavaエンジニアになりたいと考えている方に最適です。
気になる方は、ぜひ一度お問い合わせください。無料体験レッスンも受け付けております。
まとめ
プログラミング言語「Java」は、誕生から30年近く経った今でも業務システム開発やWeb開発など多くの業務で使用されています。
メーカー系SIerや金融業界など就職先も幅広いので、これからプログラミングを学ぶならJavaを習得してみるのも良いでしょう。
NINJA CODEでは、未経験でもプロを目指せるJavaスクールをご用意しています。途中で挫折させないサポート体制を整えていますので、Javaを使った仕事に興味がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。