あなたに合った学習プランは?LINE適正コース診断はこちら プログラミングが全て無料で学習可能!
Javaでゲーム開発ができる?種類や必要なスキル・開発の流れ - 忍者CODEマガジン

Javaでゲーム開発ができる?種類や必要なスキル・開発の流れ

基礎知識

Javaは、スマホやPC向けのゲーム開発に幅広く使用されています。ただし、他の言語のようにゲームに特化したツールが少ないため、1から開発環境を整えなければなりません。今回は、Javaでゲーム開発を始めるために必要なスキルや知識について解説します。

Javaでゲームを開発することは可能?

Javaでゲーム開発はできるものの、Javaのみで本格的なゲームを作るのは困難といえます。なぜなら、Javaにはゲーム開発に特化した機能が少ないためです。

ゲーム開発では、C#やC++、JavaScriptなどの言語を使うのが一般的です。これらの言語には、ゲーム開発に特化したライブラリ(汎用性の高いソースコードをまとめたもの)やフレームワーク(システムやアプリ開発に必要な機能を備えた枠組み)が豊富にあります。

一方、Javaでもゲーム開発に使えるライブラリやフレームワークはあるものの、高いクオリティのゲームを作るとなると難易度が高くなります。

そのため、Javaでゲーム開発をする場合は、1から開発環境を作ることが欠かせません。

Javaで開発できるゲームの例

ここでは、Javaで開発できるゲームの具体的な例を紹介します。

スマホゲーム

Javaは、スマホゲーム開発においてよく使われる言語です。特にAndroidアプリの開発においては、Javaが公式のプログラミング言語として採用されています。

また、Javaはクロスプラットフォーム開発(iOSやAndroidなど異なるデバイスで同じ動作を可能にするプログラム)ができる点がメリットです。そのため、スマホゲームを効率良く開発する上で役立ちます。Javaでは、シンプルなカジュアルゲームから、複雑なRPGやマルチプレイヤーオンラインゲームまで開発できます。

PCゲーム

JavaはPCゲームの開発にも適しており、特に有名な例として「Minecraft Java版」があげられます。このゲームはJavaで開発されており、オープンワールド(プレイヤーが自由に行動できるよう設計された仮想空間)のゲームとして大きな成功を収めました。

PC向けのゲーム開発には幅広い技術が必要ですが、Javaの柔軟性と拡張性が大いに役立ちます。

コンシューマーゲーム

コンシューマーゲームとは、家庭用ゲーム機でプレイするゲームを指します。Javaはコンシューマーゲームの開発にも対応しており、特にシンプルなパズルゲームや教育用ゲームの開発が可能です。

しかし、最近の高度なゲーム開発では、C++やUnityなどが主流となっており、Javaが使われることは少なくなっています。とはいえ、インディーゲーム開発者や教育目的でのゲーム開発には依然として有効なツールです。

ソーシャルゲーム

Javaはソーシャルゲームの開発にも適しており、特に簡単なカードゲームやパズルゲームなどのソーシャルゲームを開発する際に用いられています。

さらに、セキュリティ対策をしっかりと施すことで、ユーザーのデータを保護しつつ、信頼性の高いゲームを提供することが可能です。

未経験からJavaを学ぶなら
忍者CODE

適正コース診断2

Javaでゲーム開発をするのに必要な知識・スキル

ここでは、Javaでゲーム開発するにあたりに必要な知識とスキルについて紹介します。

基本文法

Javaでゲーム開発を行うためには、まずJavaの基本文法をしっかりと理解しておく必要があります。

例えば、変数(データを入れておける箱のようなもの)の作り方、条件分岐(指定した条件により処理を分岐させること)やループ(同じ処理を繰り返し実行すること)の構文など、基礎的な部分を正しく理解することで、コードのエラーを減らすことができます。文法の理解が不十分だと、バグの発生原因がわかりにくく、トラブルシューティングにも時間がかかるでしょう。

特にゲーム開発ではリアルタイムで動作するプログラムを扱うため、文法の正確さが重要です。

オブジェクト指向

Javaはオブジェクト指向プログラミングの代表的な言語のひとつです。オブジェクト指向とは、プログラムの中でデータや機能を『もの』としてまとめて扱う考え方のことです。

例えば、ゲームの中で『キャラクター』を考えると、そのキャラクターには『名前』や『体力』といった情報(データ)と、『歩く』や『攻撃する』といった動き(機能)が備わっています。オブジェクト指向では、これらの『もの』を作って、それらのデータや機能を組み合わせてプログラムを作るイメージです。

例えば、「プレイヤー」や「敵」といったクラス(設計図)を作成し、それを元に実体(オブジェクト)を生成してゲームの世界で動かすことが可能です。このような仕組みを理解することで、複雑なゲームロジックを構築できます。

ライブラリ

Javaでゲームを開発する際に、ライブラリを活用することで、作業の効率を大幅に向上させることができます。

ライブラリは、特定の機能を実装するためによく使われる便利なコードの集まりのことです。必要な機能を呼び出して使えるので、自分で一から作る手間が省けるメリットがあります。

例えば、libGDXやLWJGLといった有名なライブラリは、2Dおよび3Dゲームの開発をサポートしており、物理演算や描画処理などを簡単に実装できます。

それぞれのライブラリの特徴は、下記の通りです。

・libGDX

Javaで作られたゲームエンジン(ゲーム開発に必要な機能を集約したソフトウェア)のひとつで、クロスプラットフォーム開発に対応しているため、WindowsやMacなど異なるデバイスでゲームを動かすことが可能です。

 

・LWJGL

正式名称はLightweight Java Game Libraryで、高度なグラフィックスやサウンドを簡単に実現することができます。

 

上記のライブラリを使うことで、開発者は基礎的な部分に時間を割くことなく、よりクリエイティブな要素に集中することができるため、ゲーム開発の生産性を上げることにもつながるのです。

Javaでゲーム開発をする流れ

ここでは、Javaでゲーム開発を行う基本的なステップについて詳しく説明します。

ゲームを構築するプロセスには、開発環境の構築から実際のプログラミング、そして完成したゲームの配布まで、いくつかの重要なフェーズが含まれます。

1. 開発環境を構築する

Javaでゲームを開発するためには、まず開発環境を整える必要があります。これには主にJDK(Java Development Kit)と統合開発環境(IDE)が必要です。

JDKは、Javaのプログラムを作成・実行するために必須のソフトウェアで、IDEはコードを効率的に書くための便利なツールです。例えば、EclipseやIntelliJ IDEAなどのIDEが一般的に使用されます。

JDKとIDEをインストールした後、ゲーム開発に必要な設定を行います。これで、Javaでのゲーム開発をスタートするための準備が整います。

2. 設計する

次に、ゲームの設計を行います。ゲーム開発において、設計は重要なプロセスです。ここでゲームのアイデアやコンセプトを具体化し、仕様書にまとめます。この仕様書には、ゲームのストーリー、キャラクター、ステージの詳細、必要な技術要件などが含まれます。

ゲームの仕様書を作成することで、開発プロセスがスムーズに進むだけでなく、チームでの作業が統一されるため、プロジェクト全体の効率も向上します。

3. 開発する

設計が完了したら、実際にプログラミングに取りかかりましょう。まずはゲームのキャラクターやオブジェクトを作成し、それらに動きをつけます。

また、キャラクターの移動やアニメーション、ゲーム内でのルールやイベントの実装も行いましょう。これには、キーボードやマウスの入力を処理するコードも含まれます。

開発中には、頻繁にテストを行い、バグが発生した場合は迅速に修正します。テストを繰り返すことで、ゲームの品質を高め、ユーザーが楽しめるゲームを完成させることが可能です。

4. 配布する

ゲームの開発が完了したら、次にそれを配布する準備を行います。完成したゲームは、JavaのJarファイル形式でまとめることが一般的です。この形式にすることで、ユーザーが簡単にゲームをダウンロードしてプレイできるようになります。

配布形式に関しては、Web(ウェブ)上で公開するか、ダウンロード形式にするかなど、どのようにユーザーに提供するかを決める必要があります。例えば、Web上で公開する場合、ユーザーはブラウザで直接ゲームをプレイできるようにし、特別なインストールが不要となります。一方、ダウンロード形式にする場合は、アプリやソフトウェアをユーザーのパソコンやスマートフォンにインストールしてもらい、オフラインでも遊べるようにすることが可能です。

適切な配布形式を選択することで、より多くのユーザーにゲームを届けることが可能です。

Javaでゲーム開発をしてみたいと思ったら「NINJACODE」

Javaでゲーム開発を始めたいと思ったら、オンラインプログラミングスクールの「NINJACODE」をご検討ください。

NINJACODE」では、Javaのスキルを確実に習得できるよう、Javaスクールというコースを設けております。未経験からでもプロフェッショナルを目指せる実践的なカリキュラムが組まれており、基礎から応用までしっかり学べるため、初心者でも安心してスタートできます。

学習コースも幅広く用意されており、自分のペースで進めることができる「独学プラン」、実践的な案件を獲得しながら学ぶ「案件獲得保証プラン」、さらにはキャリアチェンジをサポートする「転職支援プラン」などが選べます。

また、経験豊富なメンターが常にサポートしてくれるため、学習中に行き詰まったときにも適切なアドバイスを受けられます。

興味がある方は、無料メンター相談を活用し、自分に合った学習プランを見つけてください。

まとめ

Javaは多様なゲーム開発に対応しており、スマホやPC、コンシューマーゲーム、ソーシャルゲームなど、幅広いジャンルで利用されています。ゲーム開発を進めるためには、基本的な文法の理解やオブジェクト指向の知識、ライブラリの活用が重要です。今回紹介した知識を活かし、具体的なゲーム開発に挑戦することで、自分のアイデアを形にしてみましょう。