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JavaScriptの関連資格4選|取得するメリットや学習方法も解説 - 忍者CODEマガジン

JavaScriptの関連資格4選|取得するメリットや学習方法も解説

キャリア(副業、転職、フリーランス)

JavaScriptの資格を取得することは、スキルの証明やキャリアアップに役立ちます。資格を保有することで、就職や転職時に自分の知識や技術をアピールしやすくなり、学習のモチベーション維持にもつながります。

また、資格取得の過程でJavaScriptに関する知識を体系的に学ぶことができます。今回は、JavaScriptに関連する資格の種類とその取得方法について詳しく解説します。

JavaScriptの資格を取得するメリット

JavaScriptの資格を取得することは、プログラミング初心者にとって多くのメリットがあります。JavaScriptはWeb(ウェブ)開発において非常に重要なプログラミング言語であり、その知識を証明するために資格を保有することは、将来的なキャリアの向上に役立ちます。

ここではJavaScriptの資格を取得することの具体的なメリットについて解説します。

スキルを証明できる

JavaScriptの資格を保有することで、自分のスキルや知識のレベルを客観的にアピールすることができます。例えば、資格をもっていることで就職や転職、フリーランスでの案件への参画時に、自分の実力を証明する材料となります。

実際に、特定の資格を保持していることを条件として、案件や求人を募集しているところも少なくありません。

自分のスキルや技術をアピールする際には、資格よりもポートフォリオの方が効果的であることが多いです。しかし、IT業界では慢性的な人材不足から未経験の方や経験の浅い方でも、資格を所持することで優遇されたり、スキルをアピールしたりすることができます。

また、資格を取得するという過程そのものが、JavaScriptの習得に対する熱意や努力の証ともなり、採用担当者やクライアントに対して好印象を与える要素となります。

学習のモチベーション維持につながる

資格取得という明確な目標を持つことで、JavaScriptの学習を続けるモチベーションを保ちやすくなります。特に、初心者の場合、学習の目的が曖昧だと、途中でやる気を失うことが多くあります。資格取得というゴールを設定しておくことで、モチベーションを維持しやすくなります。

資格試験に向けた準備を通じて、計画的な学習を行うことで、場当たり的な学習にならず、効率的に知識を身に付けることができます。

体系的に知識を整理できる

資格取得のための学習は、JavaScriptに関する知識を体系的に整理する良い機会です。JavaScriptは、長い歴史の中でさまざまな機能が追加され、言語としての複雑さが増しています。

資格取得の過程で、基礎から応用までを段階的に学習することで、これらの複雑な情報を頭の中で整理し、確かな知識として習得することができます。資格試験の勉強は、こうした体系的な学習を支援するための有効な手段となるのです。

JavaScriptに関する資格

JavaScriptはWeb開発の中心的なプログラミング言語であり、キャリアを追求する上でその知識とスキルを証明するための資格がいくつか存在します。

ここでは、JavaScriptに関連する4つの資格について、概要や難易度、費用などの詳細を説明します。

・CIW JavaScript Specialist
・Webクリエイター能力認定試験
・HTML5プロフェッショナル認定試験(レベル2)
・JS Institute Certification

また、これらの資格を取得する前に取得しておくと良い資格として、IPA(情報処理推進機構)の国家試験の中でも難易度が低いといわれる、ITパスポートや、これから紹介する資格には英語力が必要とされる資格もあるため、英語も資格の勉強を始める前に、学習しておくと良いでしょう。

CIW JavaScript Specialist

CIW JavaScript Specialistは、JavaScriptの専門知識を持っていることを証明する国際的な資格です。問題はすべて英語で出題されるため、JavaScriptに関する幅広い知識だけでなく、一定の英語力も必要です。各種書籍が出版されており、学習するための参考書を自分の学習スタイルに合わせて選ぶことができます。

・難易度:中級〜上級
・費用:150ドル(米ドル)
・受験日程:随時(全国の試験センターかオンライン)
・運営元:Certification Partner
・公式サイト:CIW JavaScript Specialist

Webクリエイター能力認定試験

Webクリエイター能力認定試験は、Web制作に関する幅広い知識を持つ人材を認定する資格です。JavaScriptを含むWeb技術の深い理解と応用力が評価され、実技試験も含まれます。特にWeb制作や開発に携わる方には、この資格を取得することでスキルの証明とともに、自信を持って業界に挑戦することができるでしょう。

・難易度:中級
・費用:7,500円
・受験日程:随時
・運営元:サーティファイWeb利用技術認定委員会
・公式サイト:Webクリエイター能力認定試験

HTML5プロフェッショナル認定試験(レベル2)

HTML5プロフェッショナル認定試験(レベル2)は、HTML5だけでなく、JavaScriptやCSS3についての知識と技術力を認定する資格です。レベル2ではJavaScriptも範囲に含まれており、この試験に合格するためにはレベル1の認定が必要です。資格を取得することで、より高度なWeb開発スキルを持っていることを証明できます。

・難易度:中級〜上級
・費用:16,500円
・受験日程:随時
・運営元:特定非営利活動法人LPI-Japan
・公式サイト:HTML5プロフェッショナル認定試験(レベル2)

JS Institute Certification

JS Institute Certificationは、JavaScriptのスキルや専門知識を認定する資格で、2021年に開始された比較的新しい資格です。エントリーレベル、アソシエイトレベル、プロフェッショナルレベルの3段階があり、英文での出題が行われるため、特に高い英語力が求められます。資格を取得することで、JavaScriptに特化したスキルを持っていることを証明できます。

・難易度:レベルにより異なる
・費用:エントリーレベル:59ドル(米ドル)、アソシエイトレベル:295ドル(米ドル)、プロフェッショナルレベル:2023年12月時点で準備段階(公式サイトに詳細情報なし)
・受験日程:随時
・運営元:OpenEDG
・公式サイト:JS Institute Certification

【注意点】JavaScriptの資格はスキルの一部を証明するもの

JavaScriptの資格は、スキルの一部を証明するための手段として有効です。とはいえ、資格を取得したからといって、必ずしもすぐに仕事を獲得できたり、収入が大幅にアップしたりするわけではありません。実務経験や継続的な学習が重要であることを忘れてはいけません。

また、JavaScriptのスキルだけではなく、他のプログラミング言語であるHTMLやCSSなどのマークアップ言語、ReactやVue.jsなどのフレームワークやライブラリ、さらにUI・UXの知識を習得することも推奨されます。これにより、Web開発の全体像を理解し、プロジェクトで求められる多様なスキルセットを持つことができます。

JavaScriptに関連する資格は、自分のスキルの理解を深めるための指標となります。それだけでなく、関連する言語や技術を合わせて学ぶことで、転職やキャリアアップにおいて大きな効果を発揮するでしょう。

JavaScriptの資格を取得するには

JavaScriptの資格取得に向けた学習方法には、いくつかの選択肢がありますが、それぞれの方法にはメリットとデメリットが存在します。

ここでは、参考書や専門書籍、学習サイト、セミナーや講習、スクールに通う方法について、それぞれの特徴を詳しく解説します。

参考書や専門書籍を活用する

参考書や専門書籍を活用して学習する方法は、自分のペースでじっくりと基礎から応用まで学べる点が大きなメリットです。書籍には、具体的なコード例や理論的な解説が豊富に含まれており、理解を深めるための資料として非常に効果的です。特に、資格試験に必要な知識やスキルを網羅した本を選ぶことで、効率的な学習が可能です。

一方で、書籍による学習は独学となるため、分からない点があった場合に自己解決が求められます。また、移り変わりが早い業界であるため、少し前に発売された書籍だと最新の技術トレンドを反映していない場合もあります。そのため、補助的な学習方法として他のリソースも活用するのが良いでしょう。

コツとしては、資格試験に特化した参考書を選び、実際の試験問題に近い問題集を解くことで、試験対策を行うと効果的です。

学習サイトを活用する

オンライン学習サイトを活用する方法は、費用を抑えつつ、効率的に学習できる点が魅力です。多くのサイトでは、インタラクティブなコード練習や模擬試験、ビデオ講義など、多様な学習コンテンツが提供されています。特に、初心者向けの無料コンテンツが多く、手軽に学び始められるのもポイントです。

ただし、情報が断片的になりがちなため、網羅的な理解を得るには追加のリソースが必要になる場合があります。また、自己管理が必要なため、学習意欲の維持が課題となることもあります。

学習サイトを活用するコツとして、信頼性のあるサイトを選び、基礎から応用までステップバイステップで学習を進めることを心がけましょう。

セミナーや講習に参加する

セミナーや講習に参加する方法は、講師から直接指導を受けられる点が最大のメリットです。専門家による解説や実践的なワークショップを通じて、短期間で効率的にスキルを習得できます。さらに、同じ目標を持つ他の受講者とのネットワーキングの機会も提供されるため、モチベーションの維持や情報交換に役立ちます。

一方で、セミナーや講習は費用が高くなる場合があり、時間や場所の制約も存在します。また、参加者のレベルが異なる場合、内容が一般的なものになりがちです。

効果的な参加のコツとして、事前に講習内容や講師のプロフィールを確認し、自分の目的に合ったセミナーを選ぶことが重要です。

スクールに通う

スクールに通って学ぶ方法は、体系的なカリキュラムでしっかりと基礎から応用まで学べる点が特徴です。講師から直接フィードバックを受けられるため、理解度の確認や質問対応も迅速です。また、実際のプロジェクトを通じて実践的なスキルを磨くことができるため、転職やキャリアアップに直結する実力を養えます。

デメリットとしては、受講費用が高額になるケースが多いことや、通学にかかる時間が必要になる点があげられます。また、学習進度が他の受講生に合わせる必要があるため、自分のペースで学びたい方には不向きかもしれません。

スクールを選ぶ際のコツとしては、カリキュラム内容や講師の質、卒業生の評価をしっかりと調査し、信頼できるスクールを選ぶことが重要です。

まとめ

JavaScriptの資格を取得することで、スキルの証明やキャリアアップにつながります。資格は、就職や転職時に自分の技術をアピールする材料となり、学習のモチベーション維持にも役立ちます。

代表的な資格には、CIW JavaScript SpecialistやWebクリエイター能力認定試験などがあります。資格取得を目指す際は、書籍やオンライン学習サイト、スクールを活用して効率的に学習しましょう。

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