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【プログラミング基礎入門】言語や開発できるもの、学習方法をわかりやすく解説 - 忍者CODEマガジン

【プログラミング基礎入門】言語や開発できるもの、学習方法をわかりやすく解説

プログラミング言語の辞書

プログラミングという言葉はよく耳にするものの、具体的にどんなことをするか、また何のためにプログラミングが必要なのかをあまり知らない方もいるのではないでしょうか。

そこで、今回はプログラミングに関心がある方向けに、プログラミングでできることや学習方法を解説します。

そもそもプログラミングとは

「プログラミング」とは、コンピュータへの処理手順の指示書である「プログラム」を制作する作業のことです。

コンピュータは人間が作ったプログラムに従い、計算をしたり計算結果をコンピュータ内のメモリに記憶したりします。コンピュータは、人間のように指示者の意図を汲んで作業ができないため、一つひとつの行動とその順序を細かく指示しなくてはなりません。

プログラミングは料理の作業指示に例えられることがあります。料理では、材料を切り、その材料を調理器具に入れ、調味料で味付けして焼いたり煮たりといった工程を踏みます。これはプログラミングそのものといえます。実際のプログラミングは、はるかに複雑で大量の情報をコンピュータに処理させますが、原理は料理を作る工程と同じです。

プログラミングをもとにした多くのプログラムは、さまざまなサービスを生み出しました。インターネットの検索エンジンやAIはもとより、家電。交通機関、信号、ATM、自動販売機など生活に必要なあらゆるものがプログラムによって成り立っているといっても過言ではありません。

プログラミングの基礎知識1|プログラミング言語について

人間がコンピュータに指示を出すためのプログラムを書く(=プログラミングを行う)際は、人間が使っている言語ではなく、コンピュータが理解できる言語を使います。この言語を「プログラミング言語」といいます。

プログラミングを行うには、プログラミング言語を理解する必要があります。プログラミング言語は250種類以上ありますが、言語ごとに得意分野が異なるため、目的に合わせて使用する言語を選ぶことが大切です。代表的なプログラミング言語と主な用途は下記です。

用途 プログラミング言語
Web(ウェブ)サイト制作 JavaScript

PHP

アプリケーション開発 Java

Ruby

Swift

ゲーム制作 C#

C++

AI(人工知能)開発 Python

プログラミング言語を使いこなすには、書き方のルールなどを理解する必要があります。上記のプログラミング言語の中でも、Webサイトによく使われるJavaScriptやPHPは、プログラム構文のシンプルさから初心者にも学びやすい言語といわれています。

初心者におすすめのプログラミング言語について、下記の記事でも詳しく解説しています。

関連記事:【初心者必見】おすすめのプログラミング言語10選!選び方も紹介

プログラミングの基礎知識2|アルゴリズムについて

「アルゴリズム」は日本語で「計算手順」と呼ばれています。プログラミングの分野でよく使われる言葉で「コンピュータに指示を出す順番」のことです。

例えば、コンピュータに「真っすぐ進んで右折する」という命令を出したいとき、最初に直進することと進む距離を指示します。次に、目的の場所まで来たら右折することと曲がる角度を指示する必要があります。

また、「直進している最中に障害物がある場合はいったん戻る」など、アクシデントが起こったときの対応も、あらかじめ命令しておきます。

命令内容とその手順を示すアルゴリズムは、コンピュータのスムーズな稼働を決定づけるものです。アルゴリズムに不備があると、コンピュータはエラーを起こしてしまう可能性があります。

プログラミングの基礎知識3|プログラミングでできること

プログラムでコンピュータに指示を出せば、膨大な情報を正確に処理させることができます。プログラムによって指示を出されたコンピュータは、1秒間に800〜1,000万回の計算ができるといわれています。また、特定の作業を決まった時間や回数分だけ繰り返し実行させることも可能です。

なお、プログラミング技術は、Webサイト制作やアプリ開発ではもちろん、スマートフォンや家電、車、信号など、身近なものにも活用されています。そのため、プログラミング技術が社会を支えているといっても過言ではありません。

さらに、最近はAIを活用し、音声・画像認識やオンライン翻訳といった新しいサービスを展開する事業者が増えていますが、AI開発にもプログラミング技術が使われています。

プログラミングでできることについては、下記の記事でも紹介しています。

関連記事:プログラミングでできることとは?学ぶメリットはある?

プログラミングを習得することで目指せる職業例

ここでは、プログラミングを習得することで就くことができる職業の一例を解説します。

プログラマー

プログラマーの仕事は、後述するシステムエンジニアが作成した仕様書(設計書)に基づいて、プログラミング言語を使ってプログラムのソースコードを書くこと(コーディング)です。

また、システムエンジニアとともに完成したプログラムの動作テストを行ったり、リリース後にバグが見つかったときの修正対応を行ったりします。

プログラマーの仕事について詳しくは、下記の記事もあわせてご覧ください。

関連記事:プログラマーの仕事内容や必要なスキル、年収について解説!

システムエンジニア

システム開発において、クライアントへのヒアリングから仕様書の作成、プログラマーへの指示、動作テスト、運用と保守作業まで一貫して関わるのがシステムエンジニアです。システムエンジニア自身がコーディング業務に携わる場合もあります。

プログラミング技術に加え、コミュニケーションスキルも必要とされる職種です。

システムエンジニアの仕事内容については、下記の記事もご参照ください。

関連記事:システムエンジニア(SE)の仕事内容|必要なスキルや向いている人

サーバーエンジニア

サーバーエンジニアとは、サーバー(ユーザーからの要求に応えるコンピュータ)の設計から構築、運用、保守までに携わるエンジニアのことです。

サーバーには、自社で設備を保有する「オンプレミス型」と、サービス提供事業者が用意したものを利用する「クラウド型」があり、顧客の環境に応じてサーバーを設計・構築する必要があります。

また、セキュリティ対策や障害への対応もサーバーエンジニアの仕事のひとつです。

フロントエンドエンジニア

フロンドエンドとは、システムやアプリなどを使うユーザーが操作する「ユーザーから見える部分」のことです。

フロントエンドエンジニアは、デザイナーやクライアントなどの要望・指示に合うようにプログラミング言語を駆使して、フロントエンドを構築します。

Web(ウェブ)デザイナー

Webデザイナーは、Webサイト上でユーザーの目に触れる部分を制作する仕事です。クライアントの要望に応じ、操作性を考慮してサイトのレイアウトを考えたり、サイトのデザインを行ったりします。

レイアウトやデザインについて、クライアントから了承を得た上で、プログラマーがコーディング作業を行うことが多いものの、Webデザイナーがコーディングまで行うケースもあります。

Webデザイナーの仕事内容については、下記の記事もご参照ください。

関連記事:Web(ウェブ)デザイナーの主な仕事内容とは?活躍の場や必要なスキルを紹介

プログラミングの基礎を学ぶには?

プログラミングの基礎を学ぶには、以下の3つの方法があります。それぞれの方法について、メリット・デメリットを交えて解説します。

・書籍
・Webサービス
・プログラミングスクール

書籍

独学でプログラミングを学ぶ際に、書籍を活用するメリットはもっとも費用を抑えられることです。また、自分のペースでじっくり学習でき、体系的に学べることも特徴です。

初心者向けのプログラミングの参考書はたくさん販売されています。どれを購入するか迷ったときは、文字数が少なく、イラストや図解、サンプルコードが豊富なものを選ぶと良いです。

書籍で学ぶ上での注意点は、発行時期によっては、情報が古くなっている可能性があることです。また、書籍で学習を進めていて、疑問点が出てきた場合、自分で解消するのが難しい場合があることもデメリットです。

Webサービス

近年は、Web上でプログラミング学習ができるサービスが増えています。ゲーム感覚で学習を進められるよう工夫されており、基礎的なレッスンを無料で提供しているサービスが多いのが特徴です。すきま時間をはじめ、自分の都合に合わせて学習を進められるのもメリットです。

ただし、知識がどれくらい身に付いたかを確認できないところがデメリットになります。本格的に学んだり、わからないところを質問したりするには、有料会員になる必要があり、ある程度の費用がかかります。

プログラミングスクール

プログラミングスクールは、レベルにあったカリキュラムで学習を進めることができるので、初心者におすすめの方法です。疑問点があれば講師に質問して解決でき、着実に知識を定着させることができるので、モチベーションを保ちやすい点がメリットです。

デメリットとしては、3つの方法の中でもっとも費用がかかる点と、講義を受ける時間や場所が制限される場合がある点です。

まとめ

プログラミングとは、プログラミング言語を使ってプログラムを構築する作業のことです。スマートフォンのアプリやゲームに限らず、社会で使われているありとあらゆる便利なサービスは、プログラミング技術で成り立っているといっても過言ではありません。

効率化・省人化がますます進む現代において、その仕組みづくりに関わるプログラミングスキルを持った人材の需要は、今後もさらに高くなるでしょう。