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Pythonでできることとは?将来性や学び方まで - 忍者CODEマガジン

Pythonでできることとは?将来性や学び方まで

学習方法

Pythonは、プログラミング言語としてさまざまな分野で利用されています。シンプルな文法と直感的なコード構成が魅力で、初心者でも習得しやすいのが特徴です。さらに、AIやデータサイエンスなどの最先端分野で高い需要があり、将来性のあるプログラミング言語でもあります。

今回はPythonで実際に何ができるのかを紹介します。独学でプログラミングを学んでいる方や、Pythonに興味がある方に役立つ情報を紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

Pythonでできることとは?

Pythonができることは多岐にわたりますが、今回は8つに分けて詳しく紹介します。

AIの開発

Pythonは、簡潔で読みやすい文法と、AI実装に強いライブラリ(プログラムにおいてよく使われる機能を定型化し、再利用しやすいようにまとめたもの)が豊富に存在することにより、AIの開発によく用いられるプログラミング言語です。例えば、ソフトバンク社のPepperというロボットにはPythonが使われており、自然言語処理や機械学習を駆使して、人間との対話を実現しています。

Webサイト・アプリケーション開発

PythonはWeb(ウェブ)サイトやアプリケーションの開発にも広く利用されています。その汎用性の高さから、ファイル転送サービスや動画配信サービスなど、さまざまなアプリケーション開発が可能です。また、Google、Instagram、Dropboxなどの大手企業もPythonを採用しています。

情報収集

Pythonを使えば、Webスクレイピングを通じて自動で、Web上の情報を収集することができます。Webスクレイピングとは、特定のサイトからデータを抽出し、分析や統計に役立てる技術です。例えば、市場調査や、ユーザーの口コミ調査などに活用されています。

ただし、Webサイトによってはスクレイピングを禁止されている場合もあるため、利用する際には注意が必要です。

データ分析

Pythonでは、大量のデータを効率的に分析するためのライブラリが充実しています。そのため、データベースからデータを抽出し、グラフや図として可視化するといったデータ分析を行うことが可能です。

データ処理

日々の業務におけるデータ処理を自動化することも、Pythonの得意分野です。ファイルの読み込み、シートの作成、値の書き込みや集計、画像の挿入など、煩雑な作業をスクリプト(プログラムを記述したテキストファイルのこと)ひとつで完結させることができます。これにより業務の効率化が図れます。

ブロックチェーンの開発

Pythonは、ブロックチェーン技術の開発にも活用されています。ブロックチェーンとは、ネットワーク上の端末同士を接続し、暗号技術を用いて取引記録を処理、記録する仕組みです。この技術は、改ざんされる可能性が低いという特徴があり、ビットコインなどの仮想通貨に利用されています。

画像処理

Pythonを用いることで、画像の処理も可能です。例えば、画像を白黒画像に変換したり、特徴点を抽出したりすることができます。さらに、数値計算ができるライブラリを組み合わせることで、画像のカテゴリ振り分けも行えます。これにより、画像認識や分類のタスクを自動化できます。

時系列解析

時間の経過とともに得られるデータを分析する時系列解析も、Pythonで行うことができます。過去のデータから未来の動向を予測することが可能であり、気象、金融、医療、エネルギーなどの多岐にわたる分野で利用されています。

Pythonでできない・苦手なこと

Pythonは、多くのことができる非常に柔軟なプログラミング言語ですが、一方で、特定の用途には向いていないこともあります。

高速処理が求められる開発

まず、Pythonは、コードを実行する際に1行ずつ機械語に翻訳するインタプリタ言語であるため、まとめて機械語に翻訳するコンパイル言語に比べて処理速度が遅いという特性があります。そのため、特に高速処理が必要なアプリケーションやシステムには向いていません。例えば、リアルタイムの3Dゲーム開発や、複雑な数値計算を必要とする基幹システム(企業のコアとなる業務を管理するシステム)の開発には不向きです。これらの用途では、C++やJavaなど、より高速な言語を使用することが一般的です。

高性能なハードウェアが必要な開発

また、Pythonは高性能なハードウェアをフルに活用するような開発には向いていません。例えば、大規模なデータ処理や、機械学習のトレーニングプロセスなどでは、専用のハードウェアと高度に最適化されたソフトウェアが必要となります。これらのケースでは、Pythonでプロトタイピングを行った後、最適化された言語で再実装することが推奨されます。

Pythonは初心者が習得するのにおすすめのプログラミング言語!

Pythonは、習得するメリットが大きいプログラミング言語であり、特に初心者におすすめのプログラミング言語といわれています。下記では、Pythonが初心者におすすめの理由を詳しく紹介します。

シンプルで理解しやすい文法

Pythonの文法はシンプルで、理解しやすいコードです。例えば、画面に「Hello World!」と表示させる場合であれば、下記のコードを記述だけで済みます。

print(“Hello World!”)

この特徴から、プログラミング初心者でも他のプログラム言語と比べて、容易に習得できます。

また、Pythonは利用者数が多く、コミュニティも活発です。そのため、初心者が学び始める際に重要な、質問・相談しやすい環境が整っていることも大きなメリットといえます。

無償で利用できる

Pythonは、オープンソースのプログラミング言語であり、無償で利用できます。このため、個人での学習や小規模なプロジェクトにも最適です。多くの開発ツールやライブラリも無料で提供されており、初期投資を抑えて学習や開発を進めることができます。

将来性が高い

Pythonは、AI、データサイエンス、Web開発、機械学習など、幅広い分野で利用されています。特に最先端分野での需要が高く、今後もその人気は続くと予想されます。

また、Pythonは世界的に利用されており、多くの開発者から支持されているプログラミング言語です。実際に、TIOBEが2024年8月に発表した月間プログラミング言語人気ランキングでも、堂々の1位に輝いています。

出典:TIOBE「TIOBE Index for August 2024

さらに、レバテックキャリアが2023年12月1日〜2023年12月31日の期間に調査したデータによると、Pythonのプログラミング言語別求人数は5位(261件)となっており、需要の高さがわかります。

出典:レバテックキャリア「【2024年更新】プログラミング言語別求人案件数ランキング

市場価値アップにつながる

Pythonを習得することは、個人の市場価値を大きく向上させることにつながります。データサイエンスやAIの分野での需要が高いことから、Pythonスキルをもつことが転職市場でも有利に働くのです。

また、Pythonは多くの企業で採用されており、そのスキルも高く評価されやすいことから、キャリアアップや高い給与を期待できます。

Pythonの学習方法

Pythonは初心者から上級者まで幅広い層に人気のあるプログラミング言語です。学習方法も多岐にわたり、自分に合った方法を見つけることが重要です。下記では、独学とスクールの両方の学習方法を詳しく紹介します。

また、Pythonの学習方法についてはこちらの記事も参考にしてください。

【Python勉強法】初心者におすすめのPython勉強法を解説

独学

Pythonを独学で学ぶ方法は、主に4つあります。

1つ目は、Python公式ドキュメントを活用する方法です。公式ドキュメントには、Pythonの基礎から応用までの情報が網羅されています。また、オンライン学習プラットフォームもおすすめです。例えば、UdemyやCourseraなどのサイトでは、Pythonの入門から上級までのコースが提供されています。

2つ目は、書籍で学ぶ方法です。『Pythonプログラミング入門』や『ゼロから作るDeep Learning』などの書籍は、実践的な知識を身につけるのに役立ちます。さらに、Webサイトやブログ記事も活用しましょう。無料で多くの情報を得られます。

3つ目は、動画での学習方法です。YouTubeには多くのPython学習動画があり、視覚的に理解できます。

4つ目は、オンラインコミュニティやイベントに参加することです。参加することで、モチベーション維持や、質問しやすい環境が得られます。また、プログラミングイベントやハッカソンに参加することで、実践的なスキルを磨くことが可能です。

スクール

プログラミングスクールは、独学よりも効率的に学べるのが特徴です。講師から直接スキルを学ぶことができ、必要な情報をピンポイントで教えてもらえるため、最短距離で目標に到達できます。

さらに、モチベーションを保つためのサポートが充実しているのも安心です。独学だと挫折しがちな場面でも、メンターの存在やクラスメイトとの交流が励みになります。

例えば、NINJA CODEのプログラミングスクールでは、経験豊富な講師陣があなたの学習をサポートし、最短で目標達成を目指すことが可能です。独学で感じる孤独や挫折も、メンターのサポートで乗り越えられます。

さらに、Pythonスクールでは、タスク管理アプリの開発、自動化ツール(WEBスクレイピング)などの開発を通じて、Pythonの実践力を高められます。気になる方はお気軽にお問い合わせください。

まとめ

Pythonは、AIの開発、Webサイトやアプリケーションの作成、データ分析、画像処理など、幅広い分野で利用される多用途なプログラミング言語です。また、初心者にとって学びやすく、市場価値の高いスキルとしても注目されています。

さらに、自動化やブロックチェーン開発などでも活躍するPythonは、学習方法も多様で独学やプログラミングスクールを活用できます。これからPythonを学ぶ方は、自分に合った学習方法でスキルを磨き、未来のキャリア形成に役立てましょう。