プログラミングの副業案件は、平均的な案件単価と比較して相場が高く、高収入が期待できます。これから副業を始めようと考えている方で、興味をもち始めた方もいるのではないでしょうか。
プログラミングの実務経験がなくても、副業を始めることは可能です。基本的な知識とやる気があれば、多くの案件に挑戦できます。
今回は、未経験者がプログラミングの副業を成功させるためのポイントと、具体的なステップについて詳しく解説します。
未経験でプログラミングの副業は可能?
プログラミングの基礎知識があれば、実務をこなしたことがない未経験者でも取り組める副業案件は存在します。しかし、多くの案件では実務経験が必須条件になっていることが一般的です。
また、近年プログラマーとして活動する人が増えており、案件獲得の競争率も上がっています。このため、未経験者が稼ぐのは難しいという声もあります。安定した副業収入を得るためには、それなりに高いスキルは欠かせませんし、実績を積むことが重要になってきます。
未経験からプログラミングの副業を始める際の収入目安
未経験からプログラミングの副業を始める場合、最初に期待できる収入は比較的小規模な案件が多く、案件単価は1万円から3万円ほどです。具体的には、既存のウェブサイトの修正・更新、テンプレートを使用した簡単なWebサイトの制作、バグの修正などが業務内容になります。
継続的に学習し、スキルを向上させていくことで、より高単価案件も獲得できるようになります。
なお、高単価案件の業務内容と収入目安の例は下記の通りです。
・スマホアプリ開発
業務内容: iOS(Swift)、Android(KotlinまたはJava)を使用して、スマホアプリを開発します。
収入目安: プロジェクト単位で数十万円から数百万円、時給で1万円から3万円程度。
・ブロックチェーン開発
業務内容: Ethereumやその他のブロックチェーン技術を使用して、スマートコントラクト(※1)の開発や分散アプリケーション(DApps)(※2)の構築を行います。
収入目安: プロジェクト単位で数百万円から、または時給で3万円以上。
このような案件を受けられるようになるには、知識と経験が必要です。まずは簡単な案件からスタートして、実績を積み重ねることをおすすめします。
※1 スマートコントラクト・・・ブロックチェーン上で動作するプログラムのこと。事前に実行条件を設定しておくことで自動的に契約が実行される。
※2 分散アプリケーション(DApps)・・・スマートコントラクトによって動作する。中央管理者がおらず、ユーザー同士が取引や情報共有を行える。
未経験でも挑戦しやすいプログラミングの副業案件と単価例
ここでは、未経験者でも挑戦しやすいプログラミングの副業案件とその単価例を紹介します。
WordPressサイトの導入・移行【単発・1~5万】
WordPressサイトの導入や既存サイトの移行は、比較的シンプルな作業が多く、未経験者でも取り組める仕事です。具体的には、テーマの設定やプラグインのインストール、基本的なカスタマイズなどが含まれます。
このような案件は単発で依頼されることが多く、報酬は1万円から5万円程度が一般的です。
コーディング業務【時給1,000~2,000円】
HTMLやCSSを使ったコーディング業務も未経験者が始めやすいもののひとつです。特に、ホームページ制作やサイトのリニューアルなどで需要があります。具体的な作業内容には、既存のデザインを基にしたページの作成や、簡単な修正作業などが含まれます。
これらの案件は時給制で、1,000円から2,000円程度の報酬が見込まれます。
既存サイトの改修【週2日・月収5~数十万】
既存のウェブサイトの改修作業も、未経験者が挑戦しやすい副業です。具体的には、デザインの変更や機能追加、バグ修正などが含まれます。
このような案件は、週2日程度の作業で月収5万円から数十万円を稼ぐことができます。案件の規模や内容によって報酬は変動しますが、継続的な収入が見込める点が魅力です。
サイト構築【週2日・月収20万】
小規模なものでも開発実績を積んでいけば応募できる案件の幅が広がります。例えば、WordPressde開発実績が3件以上という条件の新規サイト構築案件は、週に2日程度の作業で月収20万円程度が見込めます。具体的な業務内容は、要件定義、デザイン、コーディング、バックエンド開発、テストと修正などです。
未経験から始める場合でも、基本的なプログラミング知識を習得し、経験を積むことで、安定した収入を得ることができます。案件によっては、デザインや機能の要件が細かく指定されることもありますが、これらをクリアすることで、クライアントからの信頼を得ることができます。
未経験からプログラミング副業を始めるメリット・デメリット
プログラミング副業を実務未経験から始める場合のメリットとデメリットも押さえておきましょう。
メリット:収入やキャリアに直結する
プログラミングスキルを身に付け、高単価案件を獲得できるようになると、高収入が期待できます。副業の収入源として非常に魅力的です。
また、プログラミングは一生もののスキルであり、一度習得すればどこでも通用するため、技術の更新を怠らなければ、将来的にも安定した収入を期待できます。プログラミングを通じて同じ分野で活動する人々とネットワーキングする機会が増えれば、新たな仕事のチャンスや情報交換の場も広がります。
副業として始めたプログラミングが本業に発展することもあるでしょう。新たなスキルの習得により、現在の職場でも評価が上がり、キャリアアップにつながることも期待できます。
デメリット:稼ぐにはプログラミング以外のスキルも求められる
プログラミングの副業で稼ぐためには、時間管理が重要です。計画的に取り組まないと、本業に悪影響を及ぼす可能性があります。本業に無理が生じないように時間の確保をし、案件紹介のつてを探しましょう。
また、プログラミングだけでなく契約書の作成や請求書の発行などの事務作業も発生し、これらを効率的に行うためのスキルも必要です。
さらに、案件を獲得するためには自分を売り込む営業スキルも求められ、営業活動にも時間と労力を割く必要があります。
プログラミング未経験から副業で【月5万以上】稼ぐには?
月5万以上稼いで安定収入を得るためには、まず基礎的なスキルを習得し、小規模案件をこなしてポートフォリオを作成することが重要です。
ここでは、初心者が月5万以上を稼げるようになるための具体的なポイントを解説します。
HTML/CSS、JavaScript、PHPを習得する
副業で稼ぐためには、Web制作が最も適しています。Web制作に必須となるスキルがHTML/CSS、JavaScript、PHPです。
HTMLとCSSはWebページの構造とデザインを作成するための言語で、JavaScriptは動的な動きをつけるために使われます。PHPはサーバーサイドのスクリプト言語で、データベースとの連携やフォームの処理に使用されます。まずはこれらの習得を目指しましょう。
小規模案件をこなしてポートフォリオを作成する
スキルを習得したら、小規模な案件をこなしてポートフォリオを作成することが重要です。
ポートフォリオは、自分のスキルを示す実績として非常に重要で、クライアントに自分の能力をアピールするためのツールとなります。10~20作品あるのが理想です。最初は簡単な案件から始め、徐々に難易度の高い案件に挑戦することでスキルアップを図りましょう。
副業支援があるプログラミングスクールに通う
未経験から独学でプログラミングを学ぶ場合、モチベーションの維持が難しかったり、実践の機会が少なかったりするため、挫折するリスクがあります。プログラミングスクールでは、基礎から実践まで一貫して学ぶことができ、未経験者がつまずきやすいポイントも講師が丁寧に教えてくれるため、効率的に学習を進めることができます。
プログラミングスクール「NINJACODE」では、未経験からプロになるための丁寧なフォローやカリキュラムを提供しており、副業支援も行っています。受講後には、月5万円の案件も紹介してもらえるため、実務経験を積めるのが魅力です。
これらのステップを踏むことで、プログラミングの副業で安定した収入を得ることが可能です。
まとめ
実務未経験でもプログラミングの副業にチャレンジすることは可能です。最初は収入が低くても、継続的な学習と経験の積み重ねで、収入を増やすことができます。
スキルを磨き、ポートフォリオを作成し、より高難易度な案件に挑戦することで、安定した副業収入を得ることができるようになるでしょう。副業獲得に直結するスクールを活用するのもおすすめです。
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