PHPを勉強し始めたものの、実務経験が少ないことから副業として経験を積もうと考えている方もいるのではないでしょうか。
今回は、PHPの副業でどれくらい稼げるか単価相場などを交えて紹介します。高単価案件を獲得するためのポイントについても解説するため、参考にしてみてください。
関連記事:「【初心者必見】PHPとは?できることや基礎知識について徹底解説!」
PHPを活用した副業の種類
PHPを活用した副業には、下記のような種類があります。それぞれの業務内容について簡単に説明します。
案件の種類 | 業務内容 | 案件数 |
Web(ウェブ)サービス開発 | 主にユーザーが利用するオンラインサービスを構築します。顧客管理システムや予約システムなど、さまざまな機能を持つサービスが対象です。 | 約7500件 |
Webアプリ開発 | ブラウザやスマートフォン向けのアプリケーションを開発します。UI/UXデザインやフロントエンド(ボタンの配置や入力フォームといったユーザーが直接触れるWebサイトの部分)と連携する機会が多く、総合的なスキルを磨ける仕事です。 | 約3000件 |
ECサイト構築 | ネットショップの開発やカスタマイズを担当します。商品の登録機能や購入管理システムの構築が求められます。 | 約900件 |
WordPress (直感的にWebサイトやブログを作成可能なソフトウェア)のカスタマイズ | 既存のテーマなどをカスタマイズして、ユーザーの要望に合わせたサイトを作成します。 | 約140件 |
ゲーム開発 | PHPを利用したオンラインゲームのバックエンド(データの処理・保存を行うユーザーには見えない部分)開発を行います。データベース設計や通信処理が中心です。 | 約2400件 |
講師 | オンラインやオフラインでPHPの知識を教える仕事です。学習初心者を対象とした講座が多いのが特徴です。 | 約60件 |
※案件数は2024年12月時点
参考:レバレジーズ株式会社「fleelance hub」
PHPを活用した副業の単価相場
PHPを活用した副業では、案件の内容や規模によって単価が大きく異なります。下記は代表的な副業の単価相場を示したものです。
案件の種類 | 単価相場 |
軽微な修正やフォーム追加 | 5,000~1万円程度 |
WordPressを使用したWebサイト制作 | 10~20万円程度 |
ECサイトやマッチングサイトなどの大規模な開発 | 20万円以上 |
クラウドソーシングサービスでは、時給制の案件や固定報酬制の案件が幅広く掲載されています。具体的には、下記のような案件が見受けられます。
・小規模なフォーム修正案件(報酬:8,000円)
・WordPressでの企業サイト制作案件(報酬:15万円)
副業を始めるにあたっては、自分のスキルレベルに合った案件を選び、少しずつ実務経験を積んでいくことが重要です。スキルアップとともに、受注できる案件の幅や単価を広げることが目標となります。
PHPの高単価な副業案件を獲得するポイント
PHPを活用して高単価な副業案件を獲得するためには、技術力を高め、需要のあるスキルを習得することが重要です。ここでは、具体的なポイントを解説します。
関連スキルを身に付ける
PHPだけでなく、周辺の関連スキルを習得することで対応可能な案件の幅を広げられます。フロントエンドスキルやデータベース設計に強みがあれば、バックエンドとフロントエンドをカバーするフルスタックエンジニアとしての価値が高まります。
また、サーバー管理やインフラ関連の知識があれば、システム全体を任されることもあり、高単価案件に繋がりやすくなります。
専門性を高める
特定のフレームワークや技術領域での経験を積むことで競争力を高められます。例えば、LaravelやSymfonyなどのフレームワークを習得すると、効率的な開発が可能になります。フレームワークとは、共通の機能をまとめた開発ツールで、開発速度や品質を向上させるものです。
また、ECサイト構築や業務システム開発など、特定の分野で専門性を磨くことでクライアントの信頼を得られ、案件単価を上げることが期待できます。
上流工程をこなせるよう経験を積む
プロジェクトマネージャーや要件定義、設計といった上流工程を担当できるスキルを身に付けることも重要です。
プロジェクト全体を把握し、クライアントと円滑にコミュニケーションを取れる力があれば、より報酬の高い案件に応募しやすくなります。このためには、マネジメント力やチームでの協力を重視する姿勢も求められます。
PHPで稼ぐために身に付けたいスキル
初心者がPHP関連の案件で稼ぐためには、基礎的なスキルだけでなく、データベースやWeb制作に関する幅広い知識が求められます。なかでもMySQLなどのデータベースを活用するスキルは、実務での需要が高いため重要です。また、これらのスキルを実際のプロジェクトで活用しながら、徐々に技術を高めることが必要です。
Web制作に関する知識・スキル
PHPはWeb制作の現場で広く利用されています。そのため、下記のスキルを身に付けておくことが重要です。
・HTMLとCSS
Webサイトの基本設計となる知識。デザインの構造やレイアウトを理解する基盤となります。
・JavaScriptやフロントエンド技術
サイトの動的要素(ユーザーの操作に応じてリアルタイムで画面の内容などが変化すること)やユーザーインターフェース(アプリの画面やボタンの配置など、ユーザーとの接点)を構築する際に必要です。
・サーバー設定や環境構築
PHPを動作させるために必要なサーバーや環境設定の知識も必須です。
・MySQLなどのデータベース知識
ユーザーデータや商品情報を管理するために重要です。
これらのスキルをバランス良く習得し、Web制作の流れを理解することが第一歩となります。
関連記事:「【ロードマップあり】Web制作を独学する方法」
WordPressのカスタマイズスキル
WordPressはプログラミングに関する知識がなくても、ブログやサービスサイトを作れるシステムで、多くのクライアントが利用しており、カスタマイズの需要が高い分野です。基本的な操作として、管理画面を通じてデザインや設定を変更するスキルを習得することが求められます。例えば、フォントや色、レイアウトの調整といったカスタマイズが代表的です。
さらに、オリジナルテーマの作成やプラグインの開発を行うことで、高度な依頼に対応できるようになります。安定した受注を見込める分野であり、取り組む価値があります。
関連記事:「WordPressの独学方法を5ステップで解説!おすすめの本やWebサイトも紹介」
ECサイト開発のスキル
ECサイトはユーザー登録やログイン、商品購入といった双方向でのデータ処理が必要なため、PHPのバックエンドスキルが求められます。また、WordPressやEC-CUBEといったCMS(Webサイトの内容を簡単に作成・編集できるシステム)を利用した開発経験があると、関連案件を受注しやすくなります。
特に、顧客情報や注文データの処理を安全かつ効率的に行う技術が重要です。これにより、信頼性の高いサイトを構築するスキルを磨くことができます。
関連記事:「ECサイトの作り方と手順!初心者が本格的なECサイトを作るには?」
フレームワークのスキル
PHPを活用したWebアプリやシステム開発には、フレームワークの知識が不可欠です。特に、LaravelやSymfony、CakePHPといったフレームワークは多くの案件で利用されており、各フレームワークに特化したスキルを持つことが強みとなります。
フレームワークを学ぶことで、効率的な開発や保守が可能になります。これらの知識を習得し、案件に応じた柔軟な対応力を養いましょう。
関連記事:「PHPの主要フレームワーク10選!利用するメリットや注意点も解説」
まとめ
実務経験を積むために、PHPの副業案件を受けることは有効です。実務経験を積むだけでなく、WebサービスやECサイトの構築、WordPressのカスタマイズなど多岐にわたる案件で収入を得ることもできます。
より単価の高い案件を獲得するには、フレームワークやデータベース設計など、関連スキルの習得がポイントになります。まずは自分のスキルに合った案件から始めて、身に付けたスキルに応じて幅を広げてみてください。
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