【Python入門】コンパイルとは?実行方法を解説

プログラミング言語の辞書

コンパイルとは、コードを実行可能な形式に変換するプロセスを指します。Pythonはインタプリタ型のプログラミング言語であり、コンパイル型言語とは異なり、ソースコードが実行時に逐次解釈されます。しかし、Pythonでもバイトコンパイルというプロセスがあります。

バイトコンパイルとは?


バイトコンパイルとは、Pythonのソースコードをバイトコードに変換するプロセスです。バイトコードはプラットフォームに依存しない中間コードで、Pythonインタプリタが実行します。バイトコードは通常、.pycという拡張子のファイルに保存され、__pycache__ディレクトリに配置されます。これにより、プログラムの起動速度が向上します​。主な方法としては以下の2つがあります。

py_compileモジュール

単一のPythonファイルをコンパイルするために使用されます。指定したファイルをバイトコードに変換し、.pycファイルとして保存します。

compileallモジュール

ディレクトリ内のすべてのPythonファイルを一括でコンパイルします。指定したディレクトリ内の全てのPythonファイルをバイトコードに変換し、.pycファイルとして保存します。

これらの方法により、Pythonのソースコードをバイトコードに変換し、実行速度を向上させたり、ソースコードの配布を容易にしたりすることができます。