【初心者向け】プログラミングの始め方を解説!

学習方法

転職のためにプログラミングを学びたいと考えていても、始め方がわからず、なかなか一歩を踏み出せない方もいるでしょう。今回は、初心者向けにプログラミングの基礎知識から、習得までのロードマップを解説します。学習を継続するポイントも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

プログラミングを始める前に押さえておきたい基礎知識

ここではプログラミング言語やプログラミングで作れるものについて紹介します。

プログラミング言語について

プログラムとは、コンピューターが理解できる言語で書かれた指示書のことです。プログラミングは、プログラミング言語を用いて、コンピューターに対する指示を作成することをいいます。

プログラミング言語は250種類以上があるといわれていますが、一般的に使用されているのは20種類程度です。

プログラミング言語によって、作れるプロダクトや利用分野、学習の難易度が異なります。そのため、プログラミングを学ぶ際には、自身の目的に合わせて最適な言語を選ぶ必要があります。

プログラミングで作れるもの

プログラミングで作れるものには、以下が挙げられます。

・Webサイト
・アプリやゲーム
・システム開発
・電子機器の制御
・AI(人工知能)

普段閲覧しているWebサイトのほか、スマートフォンやPCのアプリやゲーム、業務用システムなどはすべてプログラミングで作られています。家電などの電子機器やロボットなども、プログラムによる制御です。

近年話題となっているAI(人工知能)も、プログラミングによる大量のデータ学習と処理で、人間の知能のような判断を実現しています。

プログラミングの始め方と習得までのロードマップ

まったくの初心者の場合、プログラミングを始めたいと思っても、どこから手を付けたら良いのかわからないでしょう。そこで、プログラミング学習の始め方から習得するまでの流れを紹介します。

目標設定:作りたいものを具体的に決める

プログラミングは、何を作るかによって必要な環境や学ぶべき言語が異なります。

まずは、「アプリを開発したい」「Webを制作したい」など、プログラミングで作りたいものを具体的に決めましょう。目標を具体的に定めることでモチベーション維持につながりますし、以降のロードマップが明確になります。

言語選択:プログラミング言語を決める

作りたいものを決めたら、学習するプログラミング言語を決めます。言語によって記述方法や機能、処理速度が異なります。そのため、作りたいものによっては向き・不向きがあるため、目的に合った言語を選びましょう。

目的別に適したプログラミング言語は以下のとおりです。

Webサイト開発 HTML、CSS、PHP、JavaScript、Ruby
アプリ開発 Web:Java、JavaScript、Python、PHP、Ruby、C#、Go

Android:Java、Kotlin

iPhone:Swift、Python

ゲーム開発 C#、C++、JavaScript
システム開発 C言語、C++、Java
電子機器制御 C言語、Python
AI開発 Python、R

プログラミングの考え方に慣れていない初心者の場合は、習得のしやすさという観点も重要になります。まずは理解しやすい、構文がシンプルな言語を選ぶのがおすすめです。最初から難しい言語を選んでしまうと、途中で挫折する可能性が高くなります。

また、初心者の場合は利用者の多い言語を選ぶことも大切です。利用者の少ない言語はそれだけ情報が少ないため、トラブルへの対処が難しくなります。

OS選択:使用するOS(MacかWindows)を決める

プログラミングにはパソコンを使います。すでに持っているパソコンでも始められますが、プログラミング用にパソコンを購入する場合には、使用するOS(Mac・Windows)を決める必要があります。MacとWindowsはどちらもプログラミングに使用できますが、セキュリティ面やカスタマイズ性、操作性などが異なるため、違いを把握したうえで選択しましょう。

また、OSを決める際は、開発したいものを踏まえることも大切です。例えば、モバイルアプリやWebサイトならMac、機械学習ならWindowsに強みがあります。なお、iOSアプリの開発をしたい場合には、アプリのビルドにMacが必須ですので注意してください。

環境構築:開発のための実行環境を整える

使用するパソコンのOSを決めたら、次は開発環境の構築です。

初心者には、フリーの統合開発環境(IDE)が使いやすいでしょう。統合開発環境は、エディター・コンパイラー・デバッガーなどのプログラム開発用ツールをひとまとめにしたソフトウェアで、プログラミングを効率的に行うことができます。特にエディタにはコードの補完やバグチェック機能があり便利です。

定番の統合開発環境には、XcodeやEclipse、Android Studio、Visual Studioなどがあります。導入前には、サポートOSや言語を確認してください。

詳しい解説は「初心者必見!プログラミング学習に必要な道具や環境を整えよう」にもあるのでチェックしてみてください。

言語学習:プログラミング言語を覚える

開発環境が整ったら、プログラミング言語の学習を始めます。学習サイトやアプリを活用する、書籍で学ぶ、プログラミングスクールに通うなどの方法があります。

学習サイトやアプリ、書籍は自分のペースで学べること、スクールは短期間で効率良く学べることがメリットです。自分のライフスタイルに合った方法で学習を進めましょう。

【ポイント!】初心者は継続することが何よりも重要

プログラミングの習得には時間がかかります。入門レベルの学習でも200〜250時間、マスターするには1,000時間が必要とされるため継続が大切です。

独学での習得を目指す場合は仲間や相談相手がいないと、問題点が出てきても解決できず、挫折してしまうおそれがあります。確実に学習を進めるには、スクールに通うのがおすすめです。スクールでは、プログラミングに必要な知識を体系的に学べ、実践的なスキルを身に付けられます。

社会人におすすめのオンデマンド型プログラミングスクール5選!

プログラミング初心者が学習を継続するためのポイント

プログラミングを習得するまでには多くの時間が必要ですし、自力で解決できない問題にぶつかることもあります。そのため、モチベーションが続かず挫折する人も絶えません。

プログラミング初心者が学習を続けるには、わからない点を解決できる場や、心の支えを持つことがポイントです。挫折しないためにおすすめの方法を3つ紹介します。

コミュニティに参加してみる

プログラミングの学習仲間を作るには、コミュニティへ参加してみると良いでしょう。メジャーな言語には複数のコミュニティがあるため、レベルの近いコミュニティが見つかるはずです。

コミュニティでは交流はもちろん、疑問点を共有したり、解決方法をアドバイスしてもらったりなどができます。先輩のプログラマーとかかわるチャンスもあり、モチベーションアップにも有効です。

勉強会やセミナーに参加してみる

勉強会やセミナーは、最新の技術を学べる良い機会です。スキルアップはもちろん、動きが早いIT業界のトレンドのキャッチアップや人脈形成にも役立ちます。

内容や規模はさまざまで、初心者向けのものも多くあります。参加しやすいものがあれば積極的に活用しましょう。

SNSで発信してみる

学習仲間や相談相手を見つけたいなら、SNSでの発信もおすすめです。

SNSではハッシュタグを用いて投稿することで、プログラミングを学んでいる人や現役のエンジニアなどに閲覧される可能性が高くなり、つながるきっかけになります。ハッシュタグを辿り、交流を広げることが可能です。

また、学習成果を発信することでモチベーションを高めたり、学んだ知識のアウトプットに使って学習効果を高めたりなど、交流以外にも活用できます。

まとめ

プログラミングの学習は、まず何を作りたいかを決め、それから言語を選択して学習を進めるという流れで進めていきます。時間がかかりますが、明確な目的意識を持って地道に学び続ければ習得は可能です。

現代はインターネットを活用して、立場やバックグラウンドが異なるさまざまな人とつながりながら学べる時代です。プログラミングは独学でも可能ですが、効率良く習得するためには、独学にこだわり過ぎずスクールも検討してみてください。

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