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ITエンジニアがやりがいを感じる瞬間6選!働く魅力や適性も紹介 - 忍者CODEマガジン

ITエンジニアがやりがいを感じる瞬間6選!働く魅力や適性も紹介

キャリア(副業、転職、フリーランス)

IT技術の進歩によって、ITエンジニアは転職市場において人気の職業です。市場規模も拡大しており、採用市場では人手不足が続いています。

実際に、2022年の情報通信産業の国内生産額は54.7兆円で、前年と比較すると1.5%増加となっています。
出典:総務省「令和6年版 情報通信白書 第Ⅱ部

また、2024年4月の東京ハローワークに登録されている全体の正社員有効求人倍率は1.40倍なのに対し、エンジニアを含むIT技術関連職の有効求人倍率は3.28倍と高い水準です。
出典:東京ハローワーク 職種別有効求人・求職状況(一般常用)

しかし、ITエンジニアの仕事にどのようなやりがいや魅力があるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。ITエンジニアへの転職を検討する際は、やりがいや魅力、適性について知っておきましょう。

今回は、ITエンジニアが仕事でやりがいを感じる瞬間を、6つピックアップして紹介します。働く魅力や向いている人の特徴についても解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。

ITエンジニアが仕事にやりがいを感じる瞬間は?

ここでは、「ITエンジニアが仕事でやりがいを感じる瞬間」を6つピックアップして紹介します。

苦労して作ったシステムが動作したとき

システム開発は要件定義から始まり、設計、コーディング、テスト、デバックなど、多くのプロセスがあります。プロジェクトによっては長期間にわたり、さまざまな苦労や困難を経験するでしょう。

そのような困難を乗り越え、最終的にシステムが意図通りに動作したとき、エンジニアは自身の技術力に誇りを持つと同時に、大きな達成感を得られます。特にシステムエンジニアやWeb(ウェブ)エンジニア、組み込み系エンジニアなど、ものづくり系のエンジニアは、システムが完成したときのやりがいを得やすいといえます。

取引先から感謝されたとき

より良いサービスを提供できたとき、取引先から「ありがとう」「助かった」などの感謝の言葉を直接もらえることがあります。例えば、新しいページを作成してアクセス数が伸びたり、売上が倍増したりした場合です。

取引先からの感謝は、自身のエンジニアとしての技術がビジネス価値に転換されたことを示す明確な証です。
また、自分の専門知識・技術が企業や社会の役に立ったことを実感できる瞬間でもあり、満足感も得られます。この満足感は次の仕事へのモチベーション向上にも大きく影響し、自身のスキルアップへの原動力となるでしょう。

ただし、取引先から直接感謝の言葉をかけてもらえるエンジニア職は限られています。具体的には、取引先と接する機会の多いITコンサルタントやシステムエンジニア、サービスエンジニアがあげられます。

知識や実績が昇進・昇給につながったとき

IT業界は実力主義の風潮があり、個人の知識やスキル次第で昇進・昇給が可能です。
例えば、新しいプログラミング言語を独学で習得し、それを活用して社内の業務効率化ツールを開発するなど会社に貢献すれば、昇進につながりやすくなります。

資格を取得したり、新たにプログラミング言語を習得したりして身に付けた知識・スキルを業務で活かせたときは、十分な達成感を得られるでしょう。努力が結果として反映されやすいのは、ITエンジニア全般の大きなやりがいといえます。

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チームの一体感・連帯感を感じたとき

システム・ソフトウェアの開発は、ITエンジニアや他分野の専門家とチームを組んで取り組むのが一般的です。開発プロジェクトを進めていくなかで、チームの一体感や連帯感を感じる場面が多々あるでしょう。

また、プロジェクトを進めていくなかで問題が起こったときは、チーム全員で解決に向けて動きます。

例えば、プロジェクトで新しい機能を追加する際に、データの連携がうまくいかない場合です。困難な問題を協力して乗り越えたとき、アイデアを出し合ったときに、個人プレーでは味わえない「やりがい」が得られます。

新しい仕事を任されたとき

未経験でITエンジニアになった場合、最初は特定の業務しか任せてもらえないでしょう。例えば、新米エンジニアのうちは「テスト・デバックのみ」「コーディングのみ」などです。しかし、経験を重ね、技術を身に付けていけば、しだいに別の工程も任せてもらえるようになるでしょう。

設計を任されると、自分の判断がプロジェクト全体に影響を与えるためプレッシャーが大きくなりますが、自信にもつながります。

こうして新しい仕事を任せてもらえると、「自分の実力が認められた」「ITエンジニアとして成長できている」と喜びを得られます。

社会に貢献していることを実感したとき

ITエンジニアの仕事は、多くの企業や人々の生活を支えています。例えば、企業が安定してネットワークを使えるのは、ネットワークエンジニアやサーバーエンジニアの仕事のおかげといえます。システムの不正利用やサイバー攻撃を防げているのは、セキュリティエンジニアの活躍があってこそといえるでしょう。

自分が開発したシステムが組み込まれた、デジタル機器や家電が出回ることもあります。

このようにITエンジニアの仕事は人の目に映りにくいものの、現代社会において重要な役割を担っています。取引先に感謝されたときや、自分の開発したアプリケーションが多くのユーザーに指示されたときなどは、自分の仕事が社会に貢献できていることを実感できるでしょう。

ITエンジニアとして働くメリット・魅力

ここでは、ITエンジニアとして働くメリット・魅力を紹介します。

最新の技術に携われる

ITの技術は日々進化しています。例えば、AIやIoT、クラウドサービス、5Gなど、次々に新しい技術が生まれています。数年後、数十年後にはさらに新しい技術が生まれ、世の中が大きく変化している可能性も十分あるでしょう。

こうした最新の技術に携われるのは、ITエンジニアの魅力です。その分、常に知識やスキルのアップデートが求められますが、刺激が欲しい方や成長したい方には向いている職業といえます。

手に職をつけられる

ITエンジニアの仕事は専門性が求められます。ゆえに、ITの知識やスキルを習得すれば、安定して働くことが可能です。仮に育児や介護などで離職期間が生まれても、比較的スムーズに仕事に復帰できるでしょう。また、ITエンジニア不足によって求人も多くあるため、就業先の選択肢が広い点も魅力です。

年収が他職種と比べて高い

厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、全産業の平均年収は407万8,500円です。同調査結果によると、ITエンジニアの平均年収は約590万円という結果が出ています。したがって、ITエンジニアの年収は他職種と比べて高めであるといえます。

また、エンジニア不足によってさらに年収が上がる可能性もあります。経済産業省のデータによると、2025年には「約43万人」、2030年には最大で「約79万人」のIT人材が不足するとのことです。多くの企業は人手不足を解消するために、エンジニアの年収を高めに設定して求人募集をかける可能性があります。

出典:
厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況
経済産業省「- IT 人材需給に関する調査 - 調査報告書

ITエンジニアに向いている人の特徴

人によって仕事には向き不向きがあります。向いている仕事に就ければ、モチベーション高く働けて活躍もしやすく、やりがいを得られるでしょう。下記は、ITエンジニアに向いている人の特徴です。

・論理的思考ができる
エンジニアは、根拠のある施策を考えることが多いため、論理的思考が求められます。最適なシステム仕様や設計を行うためや、複雑な問題を整理し効率的に解決策を見つけ出すために必要です。

・課題発見力がある
システムやプロジェクトのなかで潜在的な問題や改善点を迅速に見つけ出し、適切な対応策を提案できる能力が必要です。

・意欲的に学び続けられる
技術の進化が速い業界であるため、常に新しい知識やスキルを積極的に学び続ける姿勢が不可欠です。

・柔軟性があり臨機応変に対応できる
予期しないトラブルや要求の変更に対しても、柔軟に対応し、最適な解決策を見つける力が求められます。

・コミュニケーション能力がある
チームメンバーやクライアントと円滑に情報を共有し、協力してプロジェクトを進めるためのコミュニケーション能力が重要です。

・集中力がある
細かい作業や長時間のコーディングに集中し、ミスなく正確に作業を完遂するための集中力が求められます。

・体力がある
長時間の作業や緊急対応など、ハードスケジュールに対応できる体力が必要です。

・我慢強い
困難な問題に直面しても諦めず、粘り強く解決に取り組む忍耐力が大切です。試行錯誤を続ける力が求められます。

上記の特徴に該当していなくても、ITエンジニアへの転職が不可能なわけではありません。ITエンジニアの仕事に興味があれば、ぜひ目指してみてください。

未経験からITエンジニアになるには

未経験からITエンジニアになることは可能です。実際、「未経験可」と書かれた求人は多く存在します。しかし、ITエンジニアは専門性の高い職業であり、最低限のITリテラシーを求められることも少なくありません。また、「ITエンジニア」にもさまざまな種類がありますが、知識やスキルが乏しいと応募できる職種も限られてきます。

希望する職種がある場合は、求められる知識・スキルを身に付けて転職に臨んだほうが賢明です。

知識・スキルの習得方法は多様にありますが、効率的なのは「スクールに通うこと」です。独学だと、難しい問題に直面した際に自力で解決しなければならず、挫折してしまう可能性があります。スクールであれば講師に直接質問できたりアドバイスをもらえたりするため、挫折せずに学習を進められるでしょう。

また、転職支援のあるプログラミングスクールに通えば、ポートフォリオの作成をサポートしてくれたり、面接対策のアドバイスをもらえたりします。

プログラミングスクールの「NINJACODE」では、未経験からITエンジニアを目指せる転職支援コースを用意しています。

例えば、Webサイトの作成やアプリ開発、社内システムの構築など幅広い分野で活用されるプログラミング言語Javaを習得したいなら、Javaコースがおすすめです。Javaコースでは、Javaエンジニアとして活躍するための基礎から実践まで学べるカリキュラムがあるほか、希望条件に応じて転職が成功するようサポートも充実しています。

エンジニアになるまでのロードマップは下記の記事で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:未経験からエンジニアになるには?必要なスキルや目指す手順を解説

まとめ

ITエンジニアが仕事でやりがいを感じる瞬間は、「取引先から感謝されたとき」「苦労して作ったシステムが動作したとき」などがあげられます。ITエンジニアは他職種と比べて年収も高く、安定して働ける点も魅力です。興味のある方は、ぜひ転職を目指してみてください。