【Java入門】インスタンス化とは?クラスとの違いも解説

プログラミング言語の辞書

Javaのインスタンス化とは、クラスをもとにしてオブジェクトを生成するプロセスです。

クラスとオブジェクトの基本概念

Javaにおけるインスタンス化とは、クラスを基にして具体的なオブジェクトを作成するプロセスです。クラスはオブジェクトの設計図であり、オブジェクトはその設計図から作られた具体的な実体です。

クラスとオブジェクトの基本概念

クラスは、属性(データ)とメソッド(動作)を定義するテンプレートです。例えば、「犬」というクラスを考えると、犬の属性(名前、年齢、色など)や、犬の動作(吠える、走るなど)を定義します。一方、オブジェクトはこのクラスをもとに実際に生成されたものです。つまり、「ポチ」という具体的な犬の実体です。

インスタンス化の方法

Javaでは、クラスをインスタンス化するためにはnewキーワードを使います。このプロセスにより、クラスの設計に基づいてメモリ上にオブジェクトが作成されます。インスタンス化の際には、クラスのコンストラクタが呼び出され、オブジェクトの初期化が行われます。

クラスとインスタンスの違い

クラスとインスタンスの主な違いは、設計図とその実体の関係にあります。クラスはオブジェクトの特性と動作を定義する抽象的なテンプレートであり、インスタンスはそのテンプレートに基づいて生成された具体的な実体です。クラスは静的な概念であり、プログラムの中で一度定義されますが、インスタンスは動的に生成され、必要に応じて複数作成することができます。

インスタンス化を理解することは、Javaプログラミングにおいて基本的かつ重要なステップです。これにより、抽象的な設計から具体的なオブジェクトを作り出し、プログラムの中でそれらを操作することが可能になります。