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JavaScriptでできること14選!スキルを活かす職種や学ぶ方法を解説 - 忍者CODEマガジン

JavaScriptでできること14選!スキルを活かす職種や学ぶ方法を解説

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JavaScriptは、Web(ウェブ)開発において多くの場面で利用される主要なプログラミング言語です。ユーザーの操作に応じて変化する動的なWebサイトやアプリケーションの構築に欠かせない技術で、初心者でも学びやすい点が特徴です。

今回は、JavaScriptでできることや、JavaScriptの技術を活かせる職種について解説します。

JavaScriptでできること

JavaScriptは、WebサイトやWebアプリケーションの開発において、非常に多機能なプログラミング言語です。初心者でも理解しやすい文法を持ちながら、さまざまな場面で活躍することができます。

ここでは、JavaScriptで実現できる具体的な機能について説明します。

Webサイトに動きをつける

JavaScriptを使用すると、Webサイトに動きを加えることができます。例えば、ユーザーがボタンをクリックした際にメニューがスライドして表示されるといった動作や、スクロール時に要素が動くアニメーションを作成することが可能です。

こうした動的な要素(※1)を導入することで、ユーザーの興味を引き、企業や店舗のブランド価値を高められます。

※1:ユーザーの操作に応じて変化したり、自動的に動いたりする部分のこと

ポップアップウィンドウの表示

JavaScriptを使うことで、Webサイト上でポップアップウィンドウを表示できます。ポップアップウィンドウとは、画像や広告、入力情報の確認画面など、新たに表示される小さなウィンドウのことです。

例えば、入力フォーム送信後に「送信が完了しました」といったメッセージを表示する場合で使われます。

入力フォームのチェック処理

JavaScriptは、Webサイトの入力フォームのデータが正しく入力されているかを確認するためのチェック処理も可能です。例えば、メールアドレスの形式が正しいかどうか、必須項目が空欄でないかを自動的に検証し、エラーがあれば警告を表示します。

これにより、ユーザーが間違った情報を送信するのを防ぎます。

インタラクションなイベント処理

JavaScriptを使えば、ユーザーのマウスやキーボードの操作に反応してWebページ上で動きを加えられます。例えば、マウスカーソルを特定の場所に移動させると表示が変わる効果や、クリックしたときに新しい情報が表示される仕組みを作ることができます。

これを「インタラクション」と呼び、ユーザーとのやりとりを意味します。

データの整理、整列、検索処理

JavaScriptは、データの整理や、特定の条件に基づいてデータを整列(並べ替え)することができます。また、データの中から特定の情報を素早く検索することも可能です。

例えば、商品リストを価格順に並べ替えたり、検索機能を実装して特定の商品を探し出したり、といったような使い方があります。

ChromeやFirefoxのブラウザのアドオン作成

JavaScriptを使って、Google ChromeやFirefoxといったブラウザ(※2)に追加機能をもたらす「アドオン」を作成することも可能です。アドオンとは、ブラウザの機能を拡張するための小さなプログラムです。

例えば、Webページの特定の部分を自動的に変更する機能や、広告をブロックする機能などがあげられます。

※2:インターネットを閲覧するためのソフトウェアのこと

ブラウザ上での計算

JavaScriptは、ブラウザ上で計算を行うことも得意です。例えば、料金の自動計算や保険のシミュレーションなど、入力したデータに基づいて瞬時に結果を出すことができます。

こうしたリアルタイム計算は、ユーザーが入力した内容に応じて即座に反応するため、非常に便利です。

Ajax・非同期通信

JavaScriptは、ページを再読み込みせずにサーバー(※3)と通信する「Ajax」(Asynchronous JavaScript and XML)という技術を使うことができます。これにより、Webページ上のデータの素早い更新や、動的なコンテンツ表示が可能です。

例えば、Googleマップでは、地図をスクロールしてもページ全体を更新することなく、新しい地図データが表示されます。このような動作を可能にしているのが非同期通信です。非同期通信とは、他の作業と並行しながら別の処理を進めることができる仕組みです。

つまり、ユーザーがWebページを操作している間でも、バックグラウンド(※4)でサーバーとデータのやり取りを行うことができるのです。

※3:ユーザーの要求に応じたサービスを提供するコンピュータのこと
※4:ユーザーが直接目にしたり操作したりしている画面の裏側で行われる処理のこと

Webアプリ開発

JavaScriptは、Webアプリケーションの開発にも広く使われています。

Webアプリケーションとは、ブラウザ上で動作するソフトウェアのことです。例えば、タスク管理アプリやカレンダーアプリなど、ユーザーがWeb上で操作できるアプリを作成することが可能です。

ブラウザゲーム開発

JavaScriptは、ブラウザ上で動作するゲームの開発にも適しています。例えば、簡単なパズルゲームやアクションゲームを作成できます。

さらに、下記のようなライブラリ(プログラミングにおいてよく使用される機能をまとめたもの)を使うことで、高品質なゲームを作ることが可能です。

・phina.js:日本で開発されたゲームライブラリで、初心者でも簡単にゲームが作れるのが特徴
・Three.js:3Dゲームのコンテンツを作成するためのゲームライブラリ

スマホアプリ開発

JavaScriptは、スマートフォン向けのアプリ開発にも活用できます。例えば、アニメーションやチャット機能を搭載したアプリを作成することが可能です。

スマホアプリは、ユーザーの操作に対して即座に反応することが求められます。こうしたユーザーの操作に応じてすぐに動きをつけたり、データを表示したりする機能を作るのが、JavaScriptの得意な点です。

チャットボット開発

JavaScriptを使用すれば、Webサイト上でユーザーと会話する「チャットボット」を作成できます。チャットボットとは、自動的に応答を返すプログラムのことで、ユーザーの質問に対して適切な回答を表示できます。

これにより、サポート体制の強化や、顧客とのやりとりを自動化できます。

Googleサービスを活用したサービスの開発

Googleが提供するプログラミング言語「Google Apps Script(GAS)」とJavaScriptを活用することで、Googleサービスと連携したアプリケーションを作成することも可能です。

例えば、GoogleスプレッドシートやGoogleドライブと連携して、自動化された業務フローを構築できます。その結果、作業の効率化やデータの自動処理(※5)が可能になります。

※5:人間が手作業で行っていた作業をコンピュータプログラムによって自動的に行うこと

JavaScriptでできないこと

JavaScriptは非常に多機能で便利な言語ですが、不得意な分野もあります。

例えば、C言語(※6)やC++(※7)と比較すると処理速度が遅いという欠点があります。また、コードが長くなりがちで、可読性(プログラミングの読みやすさ)が低下することもあります。

さらに、機械学習(コンピュータに学習させる技術)やAI開発には不向きで、これらの分野ではライブラリが豊富で開発環境を整えやすいPythonのほうが適しています。また、Web画面の開発時、ブラウザによって動作が異なることがある点にも注意が必要です。

Pythonでできることについて詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
Pythonで何ができる?できること・できないこと一覧!

※6:コンピュータの基本的な動作を制御するための古典的なプログラミング言語
※7:C言語から発展したプログラミング言語

JavaScriptで開発されたサービスの例

JavaScriptは、世界中で多くのサービスやアプリケーションに利用されています。例えば、Facebook、Instagram、Netflixなどは、JavaScriptのライブラリであるReactを用いて開発されています。

Reactは、Facebookを運営するMeta社が開発し、コミュニティによって広く利用されているツールです。また、Airbnb、Dropbox、PayPal、Uber Eatsといった人気サービスもJavaScriptを活用して作られています。

JavaScriptのスキルが活かせる職種

JavaScriptのスキルは、さまざまな職種で求められており、Web開発関連の職業で特に需要が見込まれます。JavaScriptを活用できる職種は多岐にわたることから、キャリアの幅を広げる上でも有効です。

以下に、代表的な職種について解説します。

Webプログラマー

WebプログラマーはWebサイト、Webアプリケーションの開発を担います。JavaScriptのスキルは、動的なWebコンテンツを作成する際に不可欠で、Web絡みの開発案件で特に重要視されます。

また、Javaなど他の言語との併用も多く、IT業界でキャリアアップを目指す方にとって定番の道といえます。

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UI・UXデザイナー

UI(ユーザーインターフェース)とUX(ユーザーエクスペリエンス)を設計するデザイナーにとっても、JavaScriptの知識は有用です。UIは、ユーザーがサービスを使う際の視覚的な要素や操作方法、UXは、ユーザーがサービスを使用するときに感じる便利さや楽しさといったことで得られる体験を指します。

JavaScriptを使うことで、ユーザーの操作に応じて変化する動的な要素を簡単に実装でき、ユーザー体験を向上させることが可能です。

インタラクティブ(双方向的)なデザインを求められるUI・UXデザインの分野で、JavaScriptのスキルは大いに役立つことでしょう。

フロントエンドエンジニア

フロントエンドエンジニアは、Webページの見た目やインタラクティブな機能を担当します。フロントエンドとは、ユーザーが直接見たり操作したりする部分のことです。

HTML(※8)やCSS(※9)を使った静的なページの作成に加えて、JavaScriptを活用することで、ユーザーとWebページがリアルタイムでやりとりする機能を追加できます。

例えば、ボタンをクリックした際の動作や、スクロールに応じたアニメーションの実装などがフロントエンドエンジニアの仕事です。

※8:Webページの基本構造を定義する言語
※9:Webページのデザインやレイアウトを指定する言語

サーバーサイドエンジニア

サーバーサイドエンジニアは、ユーザーからのリクエストに基づいてサーバー側(Webサイトやアプリケーションの裏側で動作する部分)で行う処理を実装する職種です。

JavaScriptは通常フロントエンドで使用されますが、Node.js(※10)などの技術を使うことで、サーバーサイドでもJavaScriptを使用することができます。

このように、JavaScriptの知識は、サーバーサイドエンジニアにも応用できる範囲が広がっています。

※10:JavaScriptをサーバー側で実行するための環境

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JavaScriptは独学でも習得可能ですが、初めて学ぶ場合、わからない部分を自分で解決する必要があり、学習が停滞しやすいことがあります。

そのため、プログラミングスクールを利用するのもひとつの手です。スクールでは、講師にすぐ質問でき、疑問を解消しながら効率良く学習を進めることができます。

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まとめ

JavaScriptはWeb開発において多機能で幅広い用途に使われる言語です。Webサイトやアプリの動的な機能を実現でき、UI・UXデザイン、フロントエンド、サーバーサイド開発など、さまざまな職種で活かされます。

独学でも学べますが、効率良く学ぶにはプログラミングスクールを活用するのがおすすめです。学びを深め、実務で役立つスキルを身につけて、キャリアアップに挑戦してみましょう。