【未経験向け】フロントエンドエンジニアになるための完全ロードマップ

基礎知識

フロントエンドエンジニアになるためのロードマップ

フロントエンドエンジニアを目指す際は、体系的な学習が重要です。まず基礎から学び、次に言語やフレームワークを習得し、実践を通してスキルアップしていきます。最終的には就職に向けた準備が整うまでの全6ステップを解説します。

【ステップ1】基礎を学ぶ
【ステップ2】言語の習得とフレームワークを知る
【ステップ3】実際にWebサイトを作ってみる
【ステップ4】TypeScriptを使用してコードを書く
【ステップ5】API・非同期通信の仕組みを学ぶ
【ステップ6】未経験可の求人に応募する

【ステップ1】基礎を学ぶ

フロントエンドエンジニアの前提知識として、基礎の学びがその後の効率的な理解に役立ちます。具体的には下記の6つです。

①インターネットの仕組み
Webアプリケーションの実装で必要な知識です。クライアントサーバー方式・パケット・プロトコル・ルーターなどの仕組みは理解しておきましょう。

②HTTP/HTTPS通信
サーバーとブラウザ間のやりとりに使われるプロトコルです。ハッキングリスクのあるクレジットカード情報やネットバンキングなどは、SSLサーバー証明書による暗号化通信が必要です。アプリケーションセキュリティの観点からも理解が不可欠です。

③Webサイトの基本構造
Webサイトの基本構造は、サーバーとクライアントの関係で成立しています。サーバーがWebサイトのデータを保持し、クライアントのブラウザで情報を表示します。この仕組みを利用したWebアプリケーションは、ブラウザ上で動作するアプリケーションです。検索エンジンとの連携を含む、Webサイトの情報収集と検索可能な状態への理解が求められます。
Webサイトの基本構造だけでもかなりの知識量が必要となるので、一般的にはオンラインスクールへ通って学習します。

④DNSの仕組みDNSとは、IPアドレスとドメイン名を相互に変換するシステムです。IPアドレスは数字の羅列で覚えにくいため、ドメイン名に変換してWebサイトにアクセスできます。

URLは、プロトコル、ドメイン名、パスで構成されるWebサイトの住所です。DNSの仕組みを理解すると、IPアドレス、ドメイン名、URLの関係性が明確になります。

⑤フロントエンドエンジニアとは
フロントエンドエンジニアとは、WebサイトやWebアプリケーションの表示部分を開発する職種です。①から④までの知識をもとに、ユーザーが実際に目にするデザインや動作を実装します。ビジュアル面だけでなく、ユーザービリティの向上やパフォーマンスの最適化なども重要な役割です。

⑥情報セキュリティ
情報のセキュリティでは、APIの仕組みと機密性・完全性・可用性の3つの要件の理解が必要です。APIはアプリケーションのデータや機能をプログラムから利用可能にするインターフェースです。

これら3つの要件を満たす安全なシステム構築のためには、セキュリティの知識も身に付ける必要があります。

【ステップ2】言語の習得とフレームワークを知る

次に、フロントエンド開発に必要な言語を習得します。基本的なマークアップ言語(HTMLとCSS)は、Webデザインの基礎を学ぶと比較的容易に習得できます。

Web開発に不可欠なプログラミング言語(JavaScript)は、コーディングルールの理解に重点を置いて学ぶようにすると良いでしょう。

さらに、AngularJS・Vue.js・React.js・jQueryなどのフレームワークやライブラリについても学び、全体の流れの把握が重要です。

【ステップ3】実際にWebサイトを作ってみる

就職活動にはポートフォリオが不可欠です。必要な知識を習得した後は、実際にカタチにしてスキルアップしましょう。

手順としては、テキストエディタやSFTP、rsync、Git/GitHubなどの公開ツールを使用し、HTML・CSS・JavaScriptを駆使してWebサイトを制作します。

また、CSSフレームワークを利用してデザイン性の高いWebサイトを作る、レスポンシブWebデザインを学びスマートフォン対応サイトを制作するなど、実践での試行錯誤がエンジニアとしての経験を積むうえで重要です。
初心者の方は、オンラインスクールに通えば効率的にスキルと習得できます。

【ステップ4】TypeScriptを使用してコードを書く

TypeScriptは、静的型付けが可能なプログラミング言語です。JavaScriptと似た構文をもち、現在の開発では主流となっています。

静的型付けによりエラーを未然に防げるため、大規模な開発に適しており、需要も高まっています。学習面では、日本語の情報はやや少ないものの、JavaScriptの知識があればそれほど難しくはありません。

【ステップ5】API・非同期通信の仕組みを学ぶ

APIは、ソフトウェア同士を連携させるためのルールや手順です。バックエンドとの連携や、外部サービスとの連動に使われます。

非同期通信は、リクエスト送信後に次の処理に移れる通信方法です。使い勝手や速度が重視される傾向にあるため、Webアプリケーションの多くの場面で使われています。

【ステップ6】未経験可の求人に応募する

これまでのステップを経て、就職活動に入ります。未経験者にもチャンスがあるのが「未経験可」の求人です。

実務経験がなくても、フロントエンド開発の基本スキルがあれば採用される可能性はあります。学んで身に付けたスキルを活かせる場所を見つけるため、積極的に求人に応募しましょう。

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未経験からフロントエンドエンジニアになるためのポイント

フロントエンジニアを目指す際には、効果的な学習方法と適切な心構えが重要です。長期的な視点をもち、着実にスキルを身に付ける必要があります。下記に具体的なポイントを4点紹介します。

習得期間の目標を立てる

スキルは一朝一夕には身に付きません。フロントエンドエンジニアとして活躍するために、どの程度の期間で習得できるのか目標を立てましょう。例えば、半年や1年など自分に合った期限を設定し具体的なスケジュールに落とし込むと、進めやすくなります。

実践を通してステップアップする

スキルや知識の習得は重要ですが、実際に手を動かすアウトプットが最も大切です。制作物を作った後は、自分なりに改善したり新たにゼロから作ったりして、アウトプットを繰り返せば、着実にスキルは向上します。

挫折しないための対策を立てる

フロントエンドエンジニアへの道は孤独なものです。質問できる相手がいない、モチベーションの維持が困難、適切な学習カリキュラムが見つからないなど、挫折する要因は多々あります。そうしたときのために、自分なりの対策を立て、学習を継続できるような工夫が大切です。

例えば、オンラインの質問サイトやSNSで仲間を見つけ、相談できる環境を作る方法があげられます。また、動画講座やプログラミングスクールの利用も効果的です。挫折を避けるためには、ひとりで悩まずにサポートを受けられる環境を自ら作り出しましょう。

完全無料で覚えようとしない

最近はWebサイトを通じて多くの情報が手に入りますが、完全無料で学ぼうとすると本気度が低下し、モチベーションを維持しにくい傾向があります。

書籍やプログラミングソフトなど、有料の情報源も積極的に活用し、自分に合うと思ったものは購入するのがおすすめです。

短期間で効率的に学ぶには、プログラミングスクールの利用もひとつの方法です。オンライン学習スクール「NINJA CODE」では未経験からプロを目指せます。転職支援も用意しているため、興味がある方は詳細を確認してみてください。

まとめ

フロントエンドエンジニアへの道のりは決して簡単ではないものの、確実な学習と適切な心構えがあれば、誰もが目標を達成できます。

学習中に直面するさまざまなリスクを事前に認識し、対策を立てることが継続のためには不可欠です。エンジニアとしての道を諦めずに、一歩ずつ進めていきましょう。

フロントエンジニアとして効率的に学習を進めたい場合は、NINJA CODEがおすすめです。実践的なカリキュラムがあり、ひとつずつ課題をクリアしていくことが可能です。無料メンター相談や無料体験レッスンも用意していますので、不明点や疑問点をお持ちの方もまずはお気軽にお問い合わせください。