【2024年最新】システムエンジニアにも必要!おすすめのプログラミング言語

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システムエンジニアの基本業務は、システム開発における要件定義や基本設計であり、実務でプログラミングを行う機会はそれほど多くありません。そのため、「設計書作成方法やアルゴリズムが理解できれば良い」といわれることもあります。しかし、実際はシステムエンジニアもプログラミング言語を理解することが必要です。

今回はシステムエンジニアにプログラミング言語の知識が求められる理由と学習におすすめのプログラミング言語を取り上げます。

システムエンジニアもプログラミング言語を学ぶべき!

ここではシステムエンジニアがプログラミング言語を学習すべき理由を4つ紹介します。

理由1:開発工程全体の知識が必要なため

システムエンジニアの役割は、クライアントの要望を聞いて要件定義に基づいた仕様書を作成することです。基本設計(表面的なシステムの設計のこと)や詳細設計(表面的なシステムを動かすためのシステム内部の設計のこと)をするためには、開発工程全体の理解や知識が求められます。

この点、プログラミング言語の知識は実装しやすい仕様書を作成するのに有効です。精度の高い仕様書を作れれば、プロジェクトメンバーからの信頼度を向上させることができます。また、知識を持つことでプログラマーに的確な指示を出すことができるため、メンバー間のコミュニケーションが円滑になり、プロジェクト管理にも役立てられます。

理由2:システムエンジニアがプログラマーを兼任することもある

大規模な案件ではシステムエンジニアの仕事とプログラマーの仕事に分けられます。小規模な企業では、プログラマーの仕事をシステムエンジニアが兼任することもあります。その場合、プログラミング言語の知識とスキルは欠かせません。

理由3:工数の見積もり精度が上がるため

プログラマーの兼任に加え、システム開発の予算管理、進捗管理もシステムエンジニアの業務に含まれることがあります。これらに必要な業務である工数算出は実装までのイメージができないと甘くなってしまいます。それによって予算オーバーや納期遅れが生じることもあるのです。

このような問題を避けるためには、プログラミング言語の知識を身に付けて見積もり工数の精度を向上させることが大切です。また、それぞれの工程にどれだけの時間がかかるかを理解することで、システム開発の進捗管理もしやすくなります。

理由4:コードレビューにより品質担保できるため

システムエンジニアもコードレビューを実施する場合があります。コードレビューとは、プログラマーの作成したソースコードに不具合はないか、テストコードが適切に使用されているかなどを確認する作業です。

使用されている言語自体を知らなくても、同じ系統のプログラミングの知識があればある程度コードを理解できます。また、バグを早期発見することができるため、品質向上にもつながります。

システムエンジニアが学ぶべきプログラミング言語

ここでは業務でよく使用される言語を7つ紹介します。

大規模開発に適した「Java」

Javaは世界中の基幹システムで使われています。処理速度が速い、OSが制限されない、セキュリティレベルが高いなどの理由から、大規模な開発にも適したプログラミング言語です。

需要が高く、求人数も多い言語ですが、オブジェクト指向型のため習得難易度はやや高めです。オブジェクト指向とは、システム開発に必要な処理を分解して、部品のように組み合わせてプログラムを構築する考えのことです。

高難度であるものの、社内システムではよく利用されるため習得しておくと役立ちます。

Web(ウェブ)サイト制作に用いられる「HTML/CSS/JavaScript」

HTML/CSSは、画像や文字のみで構成される動きのないWeb(ウェブ)サイトを制作する言語です。厳密にはプログラミング言語ではなく、マークアップ言語に含まれます。

反対に、JavaScriptはWebサイトにアニメーションなどの動作や処理を加える言語です。HTMLのコードにJaveScriptのコードを埋め込むことで、日常的に目にするWebサイトを作ることができます。

また、JavaScriptのコードがわかれば、Googleサービスの自動化により業務の効率化を図ることができるGoogle Apps Script(GAS)も記述できます。

WordPressで利用されている「PHP」

PHPはWebアプリケーションの開発に使われるプログラミング言語です。Webサイトでよく使われるWordPressのようなCMSのベースにもなっています。この言語の知見があればお問い合わせフォームやECサイトにおけるショッピングカートの作成も可能であるため、仕事の幅が広がりやすいです。

有名サイトの構築に使われている「Ruby」

Rubyは、プログラマーであるまつもとひろゆき氏によって1995年に開発された日本初のプログラミング言語です。

価格.comやX(旧Twitter)をはじめとする有名Webサイトなどシステム開発で使われています。日本で生まれた言語のため、参考サイトなどで情報を得やすいことに加え、コードもシンプルなため学びやすい言語であるといえます。

また、フレームワークの「Ruby on Rails」には開発で使われる機能が多く備わっているため、活用することでスムーズに開発をすることができます。

大規模システムに対応できる「C言語」

C言語はプログラミングの歴史のなかで比較的初期に誕生した言語です。比較的古い言語ではありますが、現在でも組み込みシステムやロボットのシステム開発など幅広い分野で使われています。

コンピューターが理解できる機械語に近い言語であることから処理速度が速いのが特徴で、大規模システムや膨大なデータの処理でも利用されています。

C言語の文法はわかりにくく、ほかの言語では自動化されている型指定やメモリ管理などを手動で指定する必要があるため学習難易度は高めです。

データベースの設定や操作に必要な「SQL」

SQLはデータベース設定や操作のための言語です。厳密には、プログラミング言語ではなくデータベース言語に区分されます。そのため、SQLだけでプログラムを組むことはできません。

特に、業務部門向けのシステム開発では、データベースからの情報抽出も発生しやすいため、知識をもっておくと活用できます。

AI領域に強い「Python」

Pythonは、機械学習やAI領域で用いられることの多いプログラミング言語です。AI技術の普及もあり需要が高まっているため、習得しておくと役立つ場面が増えることが予想されます。コードがシンプルで学習しやすいのも特徴です。

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まとめ

プログラミングに直接携わらないシステムエンジニアも、円滑なプロジェクト運営のためにプログラミング言語を理解していた方が良いです。業務にかかわるプログラミング言語は複数ありますので、転職後の分野をイメージしながら適切な言語を選択して学習を進めましょう。