プログラミングの基本を学ぶことは、コンピューターに命令を伝えて操作する力を身に付ける第一歩です。理解力と応用力を深めるために、基礎をしっかりと学びましょう。今回は、初心者が知っておきたいプログラミングの基本と用語について解説します。
プログラミングに関する基本的な知識
プログラミングは、コンピューターに命令を伝え、計算や情報の処理を行うための技術です。現代では多くの場面で活用されており、身近なアプリやWeb(ウェブ)サービスの裏では、プログラミングによって作られたシステムが動いています。これからプログラミングを学ぶ際には、まず基本的な概念を理解することが重要です。
プログラミングの概念
プログラミングとは、コンピューターに特定の指示や命令を与えることです。例えば「計算をして」「ボタンを押したら次のページを表示して」といった具体的な動作を設定することで、コンピューターが意図した通りに動くのです。
プログラミングは、日常生活のなかでもさまざまな場面で利用されています。次のページに移動するボタンの操作や、アプリでの計算など、すべてプログラミングによる命令に従って動作しています。こうした基本的な命令が組み合わさることで、複雑なシステムやアプリケーションが成り立っているのです。
プログラミングでできること
PCを活用したさまざまな作業は、プログラミングによって効率良く処理できます。例えば、PCで手紙(メール)を送信すると、人間が手作業で行うよりもはるかに早く情報を処理できます。また、計算にプログラミングを使えば瞬時に答えを出すことができるので、電卓を使うよりも効率的でしょう。
こうしたプログラミングの能力によって、次のような開発が実現されています。
・Webサイトの制作
・スマートフォンアプリの開発
・ゲームの開発
・AI(人工知能)の開発
さらに詳しい内容については、下記の記事をご覧ください。
プログラミング言語とは
プログラミング言語とは、コンピューターが理解できる命令の書き方を定めた「言語」です。何をさせたいかによって、使用するプログラミング言語は異なります。例えば、AIの開発にはPythonが適している一方、Webページの制作にはPHPやJavaScriptが使われることが多いです。
プログラミングを学ぶ際には、自分が何を作りたいのか、どのような用途でプログラミングを活用したいかを考えてそれに合ったプログラミング言語を選ぶことがポイントです。
また、詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。
「主要プログラミング言語18種類の特徴・難易度・将来性を簡単に紹介」
「初心者におすすめのプログラミング言語は?人気の高い選択肢をご紹介」
プログラミングの基本的なスキル
コンピューターに指示を出し、さまざまなプログラムを組むためには、いくつかの基本スキルを身に付けることが重要です。これから紹介する基本スキルは、プログラミングを効果的に学習し、実践するために役立ちます。
プログラミングスキル
プログラミングスキルとは、コンピューターに対してさまざまな指示を与えるためのスキルです。具体的には、プログラミング言語を使って複雑な命令を作成し、コンピューターがその通りに動くようにプログラムを構築する能力を指します。どのように指示を組み立てれば効率的にタスクを達成するかを考えて、実装していくことが求められます。
また、プログラミング言語の基礎的な知識を理解することも重要です。プログラミングをする際は、言語ごとに異なる文法や機能を理解し、目的に合わせたコードを書く力が欠かせません。初心者はシンプルな命令から始め、徐々に複雑な命令に取り組むことで、プログラミングの応用力を養うことができます。
デバッグスキル
デバッグスキルとは、プログラミングを行う中で発生する「バグ」やエラーを見つけ出し、修正するスキルです。バグとは、プログラムが意図した通りに動かない原因となるもので、スペルミスや設計上のミスなどさまざまな要因によって発生します。
デバッグは、書いたコードの問題が起きている部分を特定し、解決策を見つけるプロセスでもあります。プログラムがどのように動作しているかを理解し、誤りを修正することで、より精度の高いプログラムを作り上げることができるのです。
このスキルはプログラミング学習の早い段階で身に付けておくと、学習や実務の効率を高める助けとなります。
プログラミングを始める前に覚えておきたい基本用語
プログラミングを始めるときには、いくつかの基本的な用語を知っておくと理解がスムーズでしょう。特に初心者の方がつまずきやすいポイントも含め、ここでは基本用語をわかりやすく解説します。
ソフトウェア
ソフトウェアとは、コンピューターやスマートフォンなどのデバイスを動かすためのプログラムやアプリケーションのことです。例えば、文書作成ソフトやゲームアプリもソフトウェアの一種です。ソフトウェアは「見えないけれど動きを支える存在」として、操作の中心となります。
ハードウェア
ハードウェアは、ソフトウェアが動作するための物理的な機器のことです。PC(パソコン)やスマートフォンのように、目に見える「本体」がハードウェアにあたります。ハードウェアには、ソフトウェアがインストールされ、さまざまな操作が可能になります。
アルゴリズム
アルゴリズムは、特定の問題を解決するための手順やルールのことです。例えば、「料理レシピ」もアルゴリズムの一例です。料理の材料を準備し、手順に従って作ることでおいしい料理ができるように、プログラミングでもアルゴリズムに基づいてコンピューターが正しい処理を行います。
ソースコード
ソースコードは、コンピューターに指示を出すために書かれた一連のデータや指示書です。プログラムは人間の言葉ではなく、コンピューターが理解できる「コード」として書かれます。これをコンピューターが実行することで、さまざまな動作が可能になります。
コーディング
コーディングとは、プログラミング言語を使ってソースコードを書く作業のことです。プログラミングの基本操作であり、コンピューターに動作を指示する仕組みを構築します。最初は簡単なコードから始め、少しずつ複雑な指示を学んでいくと理解しやすいでしょう。
バグ
バグとは、プログラムが意図通りに動作しない原因となる「エラー」や「不具合」のことです。語源は「虫」に由来しており、プログラムで悪さをする虫という意味で使われています。
例えば、プログラムが予期しない動作をしたり、エラーメッセージが表示されたりするときはバグが原因かもしれません。バグを見つけて修正する作業は、プログラムの品質を保つために欠かせません。
フレームワーク
フレームワークは、プログラミングを効率良く行うための「骨組み」のようなものです。特定の機能がすでにパーツとして準備されており、これを使うことで一からすべての機能を作る手間が省け、開発作業がスムーズに進みます。
ライブラリ
ライブラリは、プログラムで使うための「部品」のようなものです。部品がまとまっていて、必要なときに利用できるようになっています。ライブラリは部品なので、単体では動作しません。
例えば、数学計算をするための関数や、画面の表示を補助する機能がライブラリに含まれます。ライブラリを利用することで、機能を組み合わせて効率良くプログラムを構築できるでしょう。
フレームワークを使用する際に、ルールに従ってプログラムを作る必要がある一方で、ライブラリは自分のプログラムとして使える点が大きく異なります。
まとめ
プログラミングは、コンピューターに指示を与えてさまざまな動作を実現する技術です。日常的に使われているアプリケーションやサービスにも組み込まれています。自分の目標や目的に合った言語を選び、基礎スキルを少しずつ身に付けていくことで、よりスムーズに学習を進められるでしょう。
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