オープンソースのひとつであるLinuxは、システム開発、特にOS開発やサーバ構築で役立つOSです。
ここではLinuxの基礎知識をはじめ、Linuxを活用するメリットやデメリット、Linuxで出来ることなどをご紹介します。
忍者CODEの学習は“実践型”!
だから結果を出せる!
●初めてIT業界にチャレンジする方
∟はじめての方でも安心して学習できるように、基礎知識から実践的な課題までプロへのロードマップが分かりやすいカリキュラムを採用。
●副業に有利なことを探されている方
∟未経験からでもスキルを習得できる“実践的カリキュラム”と、学習だけでなく受講後もプロのメンターがマンツーマンで徹底的に副業サポートまで行い、受講後は必ず案件をご紹介するプランの副業・案件”保証”プランもあります。
●業界最安級の受講費用で始めやすい
∟月額9,8000円から始められる忍者CODEのプログラミングスクールは業界でも最安級!それでも学習し放題、サポートは無期限・無制限と、プロのメンターとエンジニアを筆頭に、皆さんを徹底的にサポートします。
忍者CODEマガジンは、未経験からでもプロのエンジニアを目指せるプログラミングスクール「忍者CODE」が運営しているプログラミング情報サイトです。
- プログラミングの効果的な学習方法
- プログラミング用語の解説
- エンジニアのキャリアに関する情報
など、プログラミングを始めたばかりの初学者に役立つ記事を幅広く公開しています!
Linuxとは?
Linux(リナックス)とは、WindowsやMacと同じOS(オペレーティングシステム)の一種です。
リーナス・トーバルズ氏によって開発されたLinux。パソコン用OSとして1991年に公開されましたが、サーバーや組み込みシステム開発などの様々な分野で活用されています。
そもそもOSとは
OSとは、ソフトウェアの種類の一つで、機器の基本的な管理や制御のための機能や、多くのソフトウェアが共通して利用する基本的な機能などを実装した、システム全体を管理するソフトウェアのことをいいます。
Linuxの特徴
Linuxの特徴で特筆すべきことはやはり「無料で利用できる」という点です。
PCやスマホは、はじめからOSが備わっていることが多いので忘れられがちですが、WindowsやMac OSなどのOSは有料です。PCやスマホに新たにWindowsやMac OSを組み込む際は、OSを購入する必要があります。一方、Linuxは無料で公開・配布されているため、誰でも手軽に使えます。
大量のサーバ用PCを必要とするWebサービス・アプリの現場では、無料でいくらでも使えるLinuxが重宝されるケースもしばしばです。
Linuxで出来ること
Linuxで出来ることとして代表的なのは以下の5つになります。
- 新しいOSを作れる
- IoT技術に用いられる
- サーバーを自由に構築できる
- 古いパソコンでもサクサクと動かしやすい
- CUIの練習に使える
新しいOSを作れる
Linuxを使用して新しいオペレーティングシステムを作成することができます。Linuxはオープンソースであり、自由に改変および再配布できるため、カスタマイズ性が非常に高くなっています。これにより、個別の要件に合わせた独自のOSを作成することが可能です。
IoT技術に用いられる
LinuxはIoT(Internet of Things)技術に広く使用されています。IoTデバイスやセンサーとの連携、データの収集や分析、リモート制御など、さまざまなIoTアプリケーションにLinuxを活用することができます。
サーバーを自由に構築できる
Linuxはサーバーの構築に非常に適しています。Linuxは安定性が高く、堅牢なセキュリティ機能を備えています。これにより、Webサーバー、データベースサーバー、ファイルサーバーなど、様々な種類のサーバーを自由に構築することができます。
古いパソコンでもサクサクと動かしやすい
Linuxは容量が軽く、リソース効率が高いため、古いパソコンでもスムーズに動作させることができます。メモリやプロセッサの制約がある古いハードウェアでも、Linuxを使用することでパフォーマンスを向上させることができます。
CUIの練習に使える
LinuxはCUI(Character User Interface)の練習にも適しています。CUIを使用することで、コマンドライン上での作業やスクリプトの自動化など、高度なシステム管理作業を行うことができます。これにより、Linuxを使用してCUIのスキルを磨くことができます。
CUIとは、コンピュータやソフトウェアが利用者に情報を提示したり操作を受け付けたりする方法(UI:ユーザーインターフェース)の類型の一つで、すべてのやり取りを文字によって行う方式。
引用:IT用語辞典 e-Words
Linuxのメリットとデメリット
Linuxのメリット
導入コストがかからない
Linuxはオープンソースのソフトウェアであり、無償で入手することができ、ライセンス料を支払う必要がありません。
企業や個人が予算を抑えながら高品質のオペレーティングシステムを利用できるため、大量のサーバ用PCを必要とするWebサービス・アプリの現場では、無料でいくらでも使えるLinuxが重宝されるケースもしばしばです。
古いデバイスや低スペックのデバイスでも使える
Linuxは古いデバイスや低スペックのデバイスでも使用することができます。Linuxのカーネルは非常に軽量で効率的であり、リソースの制約のあるシステムでもスムーズに動作します。
これは、古いパソコンやノートブックなど、最新のハードウェアではないデバイスを再利用したい場合に特に有益です。Linuxをインストールすることで、これらのデバイスを新たな目的に活用することができます。
Linuxのデメリット
トラブル時は自己解決する必要がある
Linuxのデメリットとして挙げられるのは、トラブルが発生した場合に自己解決する必要があるという点です。
Linuxは非常にカスタマイズ性が高く、複数のディストリビューションやパッケージ管理システムが存在します。それゆえに、ユーザーが自身でトラブルシューティングを行う必要がある場合があります。必要な知識や経験がない場合、問題の解決に時間がかかることもあります。
他OSで使えるソフトウェアが使えない
Linuxは他のオペレーティングシステムで使用できるソフトウェアが全て利用できるわけではありません。
一部の商用ソフトウェアや特定のWindows向け・MacOS向けアプリケーションは、Linux上では直接動作しないことがあります。ただし、Wineや仮想環境などのツールを使用することで、一部のWindowsソフトウェアをLinux上で実行することも可能ですが、完全な互換性があるわけではありません。
Linuxのディストリビューションとは
Linuxはオープンソースである性質があることから、これまでLinuxを活用して新たな形のOSなどが作られてきました。そのLinuxから派生したものの分類を「ディストリビューション」といいます。
Linuxのディストリビューションは、大きく分けて以下の3種類が存在します。
-
RedHat系
-
Debian系
-
Slackware系
RedHat系
RedHat Enterprise Linux(RHEL)をはじめとするディストリビューションがこの系統に属します。
RHELは、企業環境やサーバー向けに設計されており、高い安定性とセキュリティを提供します。また、CentOSもこの系統に属しており、RHELのソースコードをベースにして無償で提供されています。
Debian系
Debianディストリビューションは、安定性と信頼性を重視したオープンソースのディストリビューションです。
Debianは、多くの派生ディストリビューション(Ubuntu、Linux Mintなど)の基盤となっています。Debianは包括的なパッケージ管理システムであるAPT(Advanced Package Tool)を採用しており、パッケージの管理やアップグレードが容易です。
Slackware系
Slackwareディストリビューションは、最も古くから存在するLinuxディストリビューションの一つです。シンプルでミニマルな設計が特徴であり、UNIXの伝統に忠実なアプローチを取っています。Slackwareは高度なカスタマイズが可能であり、システム管理者やエンスージアストに向いています。
これらのディストリビューションは、それぞれ異なるコミュニティやサポート体制を持っており、さまざまな用途やニーズに応じて選択されています。ユーザーは自身の好みや目的に合わせて、これらのディストリビューションの中から最適なものを選ぶことができます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
以下、今回「Linuxとは?初心者向けに基本的な特徴やメリットなどを解説」のまとめになります。
LinuxはオープンソースのOSであり、特にシステム開発やサーバ構築に役立ちます。Linuxの特徴は無料で利用できることであり、新しいOSの開発やIoT技術、自由なサーバー構築、古いパソコンの再利用、CUIの練習などが可能です。
メリットとしては導入コストがかからず、古いデバイスでも使用できる点が挙げられ、デメリットとしてはトラブル時の自己解決が必要で他のOSで使えるソフトウェアが制限されることがあります。
完全な初心者がいきなり触り始めるには難易度が高いですが、基本無料でスペックの低いPCでも活用できる使いやすさを有するLinux。今回を機に、活用できるよう習得してみるのも良いでしょう。
挫折することなくエンジニアを目指すなら
独学?スクール?
これからHTMLやCSSなどといったプログラミング言語の学習を始めようと考えている方、または最近学習を始めた方がいらっしゃるかと思います。
ただ、実際に学習を始めるとなると
どこをゴールにしていいかわからない…
挫折してしまわないかな…
このように不安な気持ちになる方もいますよね。
たしかに、何かわからないことが出てきたとき、エラーが解決できないとき、誰かに相談できる環境がないことが理由でプログラミング言語の学習を挫折する方が多くいます。
実際にプログラミング言語初学者が挫折をする1番の理由は「不明点が発生した際に気軽に相談できる環境がない」という実態があります。
それだけ学習する環境が大事だということです。
そんな背景があるからこそ、プログラミングの勉強をする際にスクールを選ぶ方が多いのが事実です。
プログラミングスクールに通う理由は他にもあり
・効率良く学習を進めたい
・モチベーションの維持にもつながりそう
・以前に独学で挫折した経験がある
・学習者同士でつながれるコミュニティへの招待