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初心者はどのプログラミング言語から学ぶべき?学習ロードマップも公開! - 忍者CODEマガジン

初心者はどのプログラミング言語から学ぶべき?学習ロードマップも公開!

基礎知識

プログラミングに興味を持ったものの、どの言語を学ぶと良いか、そもそも何から始めるべきか迷う方は多いでしょう。それぞれの言語には特徴があり、何を作るのかによって選ぶべき言語は変わってきます。

今回は、初心者がプログラミング言語を学び始める際に役立つ情報を紹介します。

初心者がプログラミング言語を学ぶ際は何から始める?

プログラミングに興味を持った初心者にとって、最初に何から始めれば良いかは悩むところです。まず、やるべき2つのことについて解説します。

1.作りたい制作物を決める

プログラミング言語は、それぞれで得意分野が異なります。例えば、C言語は組み込みシステム(※)の開発には向いていますが、Web(ウェブ)サイトの画面を作るには不向きです。一方、RubyはWebアプリケーションの開発に強いですが、組み込み系のプログラムには向いていません。

下記に作りたい制作物と適した言語をまとめたので、参考にしてみてください。

開発したいもの 適している言語
シンプルなWebサイト 個人のポートフォリオサイトや会社の紹介ページ HTML、CSS
インタラクティブなWebページ ユーザーが入力できるアンケートフォームや、リアルタイムの検索候補表示機能があるWebページ JavaScript
動きのあるWebサイト アニメーション付きのLP(ランディングページ) PHP、JavaScript
ブログや簡易CMS WordPressのようなブログやコンテンツ管理システム PHP、Ruby
簡単なゲーム ブラウザで遊べるパズルゲームや、テキストアドベンチャーゲーム JavaScript、Python
モバイルアプリ(Android) タスク管理アプリや日記アプリ Kotlin
モバイルアプリ(iOS) 写真編集アプリやシンプルなゲームアプリ Swift
データ分析やAIの入門 データ可視化ツールや簡単なAIチャットボット Python

そのため、まずは「自分が何を作りたいのか」を決めることが大切です。具体的には、Webサイトを作ってみたいのか、スマートフォン用のアプリを作りたいのか、それともゲーム開発に興味があるのかなどを考えてみましょう。

また、最初から複雑なものを作るのではなく、基礎を学びながら短時間で作れるものから始めることをおすすめします。例えば、簡単なタイマーやメモ帳のWebアプリ、シンプルな構造のWebサイトなどが良い例です。これらを作ることで、プログラミングの基礎知識を効果的に身に付けられます。

さらに、アプリケーションの開発をしたい方はCRUD機能(Create: 作成、Read: 読み込み、Update: 更新、Delete: 削除)を持つアプリケーションを作成すると、実践的なスキルも磨けます。

※組込みシステム…家電製品や自動車の中に組み込まれているソフトウェアのこと。例えば、電子レンジやテレビ、エアコンなど、特定の機能を持つシステム。

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2.開発環境を整える

作りたいものと学ぶべきプログラミング言語が決まったら、次は開発環境を整えることが必要です。

開発環境の構築は、プログラミングの効率や学習のしやすさに大きく影響します。そのため、最初に導入するツールとして「IDE」(統合開発環境)をおすすめします。IDEは、コードの書きやすさやデバッグ(※)のしやすさを向上させるツールで、多くの機能が統合されています。

例えば、Web開発にはAdobe社の「Dreamweaver」があり、HTML、CSS、JavaScriptを使った統合開発が可能です。また、Javaを使う場合には「Eclipse」、iPhoneアプリの開発には「Xcode」などが広く利用されています。

これらのツールを利用することで、初心者でも効率的に学習を進めることができます。

※デバッグ…プログラムの中にあるエラー(バグ)を見つけて修正する作業のこと。

初心者におすすめのプログラミング言語

プログラミング言語にはさまざまな種類があるため、目的に応じた言語を選ぶことが成功のカギとなります。

ここでは初心者が学びやすく、かつ実際の開発で役立つ言語を目的別に紹介します。

Webサイト・アプリ制作がしたいならJavaScript

JavaScriptは、Webサイトやアプリのインタラクティブな機能を作成するために非常に重要な言語です。主にWebブラウザで動作する言語で、クリックで動作する機能や、ページのデザインを動的に変更する処理を実装することができます。

また、ReactやVue.jsといったフレームワークを使うことで、複雑なWebアプリケーションも開発可能です。フレームワークとは、アプリケーションの基本的な構造や動作の骨組みを提供するツールで、開発者はその上にコードを追加していくことで効率的に機能を実装できます。

フレームワークを利用することで、基本的な部分を一から書く必要がなくなり、開発スピードが大幅に向上します。特に、ReactやVue.jsは、Webサイトの動的な要素を簡単に実装するために非常に人気のあるフレームワークです。

学習難易度としては、中程度とされていますが、初心者の方も取り組みやすい言語です。HTMLやCSSとともに学ぶことで、Web開発の基礎を身に付けられます。初めてWebアプリケーションを作成したいと考えている方には、最初に学ぶべき言語としておすすめです。

関連記事:「JavaScriptとは?Javaとの違いやできること、基礎知識を紹介

AI開発や機械学習に興味があるならPython

Pythonは、シンプルな文法と豊富なライブラリによって、初心者にも学びやすい言語として人気があります。ライブラリとは、よく使うプログラムの部品を集めたセットのことです。他の人が作った便利な部品(コードのかたまり)を借りて使うことができるため、時間を節約し、簡単に機能を追加することができます。

特にAI開発や機械学習の分野で多く使われており、データ分析や自動化スクリプトの作成にも適しています。Pythonを使うことで、AIモデルの構築やデータ処理の効率化が可能です。

学習難易度は比較的低めですが、応用範囲が広いため、さまざまな分野で活用できる言語です。特に機械学習やデータサイエンスに興味がある方にとっては、最初に学ぶべき言語として強く推奨されます。

Webアプリケーションの開発がしたいならRuby

RubyはWebアプリケーションの開発に特化した言語で、特に「Ruby on Rails」というフレームワークが有名です。このフレームワークを使うことで、効率的にWebアプリケーションを開発することができます。シンプルで読みやすいコードが特徴で、初心者でも直感的に理解しやすい点が魅力です。

学習難易度は比較的低めで、Webアプリケーションを早く作りたいと考えている初心者にとっては理想的な選択です。特にスタートアップ企業などでWebサービスを提供したい場合には、Rubyを学ぶことで迅速な開発が可能になります。

システム開発に携わりたいならJava

Javaは、大規模なシステム開発やモバイルアプリの開発に広く使用されている言語です。特に、銀行や大手企業の業務システムなど、高い信頼性が求められるプロジェクトにおいてはJavaが選ばれることが多いです。また、Androidアプリの開発にも使われており、モバイル分野にも強みを持っています。

学習難易度はやや高めですが、その分、Javaを習得すれば幅広いプロジェクトで活躍できるようになります。システム開発に携わりたい、または大規模なプロジェクトに関わりたいと考えている方にとっては、Javaが適した選択肢となるでしょう。

初心者がプログラミング言語を習得するための学習ロードマップ

ここでは、プログラミングの学習を進めるためのロードマップを紹介します。

目標設定から言語の選択、実際の開発までを、順に学びながらスキルを習得していきましょう。

ステップ1.学習の目的・目標を明確にする

プログラミングを学ぶ際、最初にやるべきことは「何を作りたいのか」「どのような目的でプログラミングを学びたいのか」を明確にすることです。目標がはっきりしていないと、学習が進むにつれて方向性を見失い、途中で挫折してしまいやすくなります。

初心者の場合、Webアプリやスマートフォンアプリ、PCアプリの制作を目標にすると良いでしょう。これらの制作は具体的な成果物が見えるため、学習のモチベーションを維持しやすくなります。目的が明確であれば、どの言語を学べば良いかも自ずと見えてきます。

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ステップ2.学習するプログラミング言語を決定する

プログラミング言語は数百種類以上存在しますが、作りたいものが決まれば学ぶべき言語は絞られてきます。例えば、スマートフォンアプリやPCアプリを開発する場合、iOS向けならSwift、Android向けならKotlinやJavaなどが選択肢に上がります。

Webアプリの場合、フロントエンド(ユーザーの目に見える部分)を担当するJavaScriptや、バックエンド(ユーザーから見えない裏方のサーバーの部分)を担当するPHP、Python、Rubyなどが主な言語です。

目的に応じた言語を選択することで、効率的な学習が可能になります。初心者の方は、自分に合った言語を選び、その言語に特化して学習を進めましょう。

ステップ3.環境構築をする

プログラムを書くには、開発環境を整えることが必要です。開発環境とは、プログラミングを行うためのソフトウェアやツールを指します。その中でも統合開発環境(IDE)は、プログラムの記述、実行、デバッグなどを一つの環境で行うことができる便利なツールです。

各言語にはそれぞれ対応するIDEがあるため、自分が選んだプログラミング言語に合わせて環境を構築しましょう。例えば、Javaの場合はEclipse、PythonならPyCharm、Web開発ならVisual Studio Codeなどが一般的です。

ステップ4.プログラミングの基礎を固める

プログラミングの基礎を固めることは、学習をスムーズに進めるために重要です。学習サイトや書籍、プログラミングスクールなどを利用して、基本的な概念や文法を習得しましょう。これらの基礎を確実に押さえておくことで、次のステップに進んだときにより深く理解することができます。

初心者は、まず基礎をしっかりと学び、実際にコードを書く経験を積むことが大切です。

ステップ5.アウトプットに挑戦する

学んだ知識を実践に活かすためには、アウトプットが重要です。最初は、学習サイトや書籍に掲載されているサンプルコードを書き写す「写経」と呼ばれる方法が効果的です。コードの書き方や構造を理解することで、基礎が身に付きます。

写経を終えたら、実際にオリジナルのコードを書いてみることでさらなる学習効果が期待できます。最初から完璧なものを目指すのではなく、まずはシンプルなアプリやWebサイトを作成し、段階的にスキルを向上させましょう。

関連記事:「【プログラミング学習法】写経の効果とメリットを初心者向けに解説!

ステップ6.ライブラリやフレームワークを勉強する

プログラミングを効率的に進めるためには、ライブラリやフレームワークの活用も重要です。ライブラリとは、よく使われる機能をまとめた部品集であり、再利用可能なコードが含まれています。フレームワークは、アプリケーションの骨組みを提供し、開発を効率化するためのツールです。

開発の効率を高めるためにも、使用するプログラミング言語に合わせて、適切なライブラリやフレームワークを活用していきましょう。

ステップ7.アウトプットで実績を積む

知識が十分に身に付いたら、実際にオリジナルのアプリケーションやWebサイトを作成してみましょう。自分で考えたプロジェクトを作成することで、スキルが向上し、学んだ知識を定着させることができます。また、これらの実績は、ポートフォリオとして活用することができ、転職やキャリアアップにも役立ちます。

最初から完璧なものを目指すのではなく、まずは最低限の機能を持ったものを完成させることを目標にするのが挫折しないコツです。アプリやWebサービスを公開することで、プログラミングの楽しさを実感できるでしょう。

 

まとめ

プログラミングを始める際には、まず目標や作りたいものを明確にすることが大切です。その上で、自分に合ったプログラミング言語を選び、適切な環境を整えて学習を進めましょう。基礎を固めた後は、アウトプットを重ねて実践的なスキルを磨きます。

初心者の方がプログラミングの学習を進めるときは挫折しないことが一番大切です。独学での学習は、自分のペースでできる一方で、つまずいたときに質問できない場合があるなど、挫折しやすいことがあります。

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