Pythonを初めて学ぼうとする人のなかには、「どこから手をつけて良いのか分からない」「効率的な学習方法が分からず挫折しそう」といった悩みを抱えている方も多いでしょう。
今回は、初心者がPythonを効率的に学べるようにステップごとに学習のロードマップ(目標達成までの道のり)を紹介します。Pythonの基礎から実践的なスキルを身に付けるまでの流れを把握し、スキルアップを目指しましょう。
初めてのPython学習ロードマップ
プログラミングを初めて学ぶ方でも、計画的にステップを踏むことで、効率良くPythonを習得できます。ここでは、初心者向けのPython学習の進め方についてのロードマップを紹介します。
ステップ1|学ぶ目的を決定する
Pythonでできることは多岐にわたります。まず、Pythonを学ぶ目的を決めましょう。Pythonを使って実現できる主な分野は下記の通りです。
1.機械学習・AI(人工知能)の開発
2.データ収集
3.データ処理
4.データ解析・分析
5.Web(ウェブ)アプリケーションの開発
6.ブロックチェーン開発
どの分野に興味があって進むのかを決めておくと、勉強の方向性が定まりやすくなります。
また、Pythonを習得することでデータアナリスト、データサイエンティスト、またはWebエンジニアなどの職業にもつながります。目標を持って学習を始めれば、方向性を見失うことなく勉強を続けられるでしょう。
Pythonでできることについて、こちらの記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
「Pythonで何ができる?できること・できないこと一覧!」
ステップ2|自分に合ったスクールを探す
Pythonの学習方法には、独学とスクールでの学習の2つの方法があります。プログラミングの習得には、正しい学習方法を継続することが重要です。特に、効率的に学びたい場合や確実にスキルを身に付けたい場合は、スクールでの学習がおすすめです。講師のサポートが受けられるため、挫折しにくく、着実に進められます。
ステップ3|Pythonを使用するための環境を整える
次に、Pythonを使用するための環境を整えましょう。PCを準備し、Pythonをインストールします。
スクールで学ぶ場合は、カリキュラムにインストール手順が組み込まれていることも多々あります。独学の場合でも初心者向けのインストール手順を参考にすれば簡単に進められます。
Pythonのインストール手順について詳しくはこちらの記事を確認してみてください。
「【Pythonのインストール方法】初学者でも簡単にできる手順解説」
ステップ4|Pythonの基礎を学ぶ
環境が整ったら、Pythonの基礎から学びましょう。基本的な文法や関数の使い方を、手を動かしながら学んでいくことが重要です。Pythonの構文を丸暗記するのではなく、実際にコードを書きながら習得すると、スキルが定着しやすくなります。
ステップ5|簡単なWebアプリの開発に挑戦する
基礎が身に付いたら、簡単なWebアプリケーションの開発に挑戦しましょう。本やWeb、スクールの教材を使い、サンプルのWebアプリを作成することから始めるのがおすすめです。
オリジナルのアプリを開発できると、転職活動をする際のアピールポイントになります。スクールのなかには、講師のサポートを受けながら開発に挑戦できる環境を提供しているところもありますので、スキルアップしやすくなります。
Pythonをスクールで学ぶメリット
Pythonを学ぶ際、独学も可能ですが、スクールを利用することでより効率的に習得できます。Pythonの学習をスムーズに進めたい方や、IT分野への転職を考えている方にとって、スクールで学ぶのは有力な選択肢です。ここでは、Pythonをスクールで学ぶ主なメリットについて説明します。
効率的に学習できる
Pythonを学べる講座には対面形式やオンラインレッスンがあり、自分のライフスタイルに合わせた学習方法を選べます。オンラインであれば、どこにいても学習を進められます。講師に直接質問できる環境も整っているため、理解が難しいポイントをすぐに解消できます。そのため、独学に比べて挫折しにくく、安心して学習を続けられるでしょう。
また、多くのスクールはIT業界への転職支援を提供しており、Pythonを学ぶだけでなく将来的なキャリアパスもサポートしてくれます。IT転職を視野に入れている方には、転職支援付きのスクールが適しているといえます。
2〜3か月ほどで実務レベルまで習得できる
独学でPythonを習得する場合、学習内容や順序を自分で決めなければならず、習得までに時間がかかることもあります。また、自己解決が難しい問題に直面した場合、進捗が遅れる原因にもなります。
スクールを利用すると、体系的なカリキュラムに沿って効率的に学習を進められるため、2〜3か月という短期間で実務レベルまで到達可能です。限られた時間で成果を上げたい方にとって、スクールは大きな助けになります。
自分のスキルや目的に合わせてスクールを選べる
Pythonスクールには、受講者のスキルや目的に応じた多様な講座が用意されています。例えば、プログラミング未経験者向けの入門コースから転職や実務経験を目指す方向けの上級コースまで、自分の目標にあった最適なコースを選べる点が特徴です。
また、個々の目標に合わせた学習プランを提案してくれるスクールもあり、Pythonの基礎から実務レベルまで段階的に学べる環境が整っています。柔軟にカリキュラムを設計できれば、自分に合った内容での学習が可能です。
初心者がPythonを学習する際のQ&A
Pythonは、初心者にとって手軽に学習を始めやすいプログラミング言語です。ここでは、Python学習に関するよくある質問とその回答を紹介します。
初心者がPythonを学習するのは難しい?
Pythonは、プログラミング言語のなかでも学習の難易度が低く、初心者に優しい言語とされています。コードの構文がシンプルで理解しやすく、特に経験がなくても、正しい学習手順を踏むことで習得可能です。
また、公式のドキュメントやチュートリアルも豊富に用意されていることで、自主学習を進めやすいという特徴もあります。初めてプログラミングを学ぶ方でも安心して学べる言語です。
転職するにはどのくらいのレベルが必要?
Pythonのスキルを活かした転職を考える際、必要なレベルには幅があります。Pythonの技術だけでなく、職務経験や年齢といった要素も影響を与えるため、具体的な目標に応じてレベルを設定するのが望ましいです。
例えば、データ分析を行う仕事に就くためには、データの前処理や分析が一人でできること、Kaggle(カグル)などのプラットフォームでの実績を持つことが役立ちます。また、Webアプリケーション開発であれば、フレームワーク(※)を使ってアイデアを形にできるスキルが求められます。
関連記事:「Pythonを仕事で使えるレベルとは?就職・転職前に知っておくべき知識を解説」
※プログラムを作成するための土台や仕組みのこと
PythonとJavaはどちらが難しい?
一般的に、JavaはPythonよりも難易度が高い言語とされています。Pythonに比べてコードが複雑な上、開発環境の設定にも手間がかかるため、初心者にとってはつまずきやすいポイントが多いです。
そのため、初めてプログラミングを学ぶ際には、まずPythonに取り組むことで基礎を身に付けやすくスムーズな学習のスタートを切れるでしょう。Pythonでプログラミングの基本を学び、その後に他の言語へとステップアップするのも一つの方法です。
関連記事:「主要プログラミング言語18種類の特徴・難易度・将来性を簡単に紹介」
まとめ
Pythonの学習を効率的に進めるためには、目的を明確にし、適切な学習方法を選ぶことが重要です。特にスクールでは効率的なカリキュラムとサポートが受けられるため、挫折しにくくなります。基礎知識の習得から実践的なスキルまで段階的に学べるため、初心者でも安心です。
「プログラミングを始めたばかりで何から学べば良いか不安」という方には、NINJACODEのPythonスクールが最適です。基礎から実践的な課題まで、わかりやすく学べるカリキュラムを用意しており、PythonだけでなくHTMLやCSSも一緒に学べます。また、独学プランや転職支援プランなど、目的に合わせて学習プランを選べるので、ご自身の目指すキャリアに合った学び方が可能です。