プログラミングはスキルを習得して副収入を得たい方に人気ですが、プログラミング言語は200~300種類と膨大であるため、どの言語を学べばよいか迷ってしまいがちです。言語選択はさまざまな視点で行うことができますが、需要や収入を重視する場合は「言語の将来性」を考慮する必要性があります。今回は、副収入を効率良く得るために習得を考えたい将来性の高いプログラミング言語を紹介します。
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プログラミング言語の将来性とは?
スキルを習得するなら将来性のあるプログラミング言語を選択したいと考えるのは自然なことです。しかし、それはどのように判断するのでしょうか。ここではプログラミング言語の将来性の目安となる3つの観点を紹介します。
最新技術にマッチしている
プログラミング言語の将来性を測るのに着目したい観点のひとつが、最新技術との相互性です。
新規の市場やシステムのリプレイスでは最先端の技術が用いられることが多く、それに対応できるプログラミング言語は多くの企業が注目しています。近年はAIやAR/VRが新しい技術として脚光を浴びているため、AI分野の開発に用いられる「Python」、AR/VR分野で使われる「C#」などが将来性の高い言語といえます。
案件数が多い
案件数が多く、増加傾向にあることもプログラミング言語の将来性を測る重要なポイントです。なぜなら、これは企業のニーズが高いということを示しているからです。
ボスアーキテクト株式会社の調査によると、フリーランスエンジニアを対象にした募集案件数のトップ3は以下のとおり、Java、SQL、JavaScriptでした。いずれも前回調査よりも案件数が上昇しているため、需要の高いプログラミング言語といえます。
順位 | プログラミング言語 | 募集案件数 |
1位 | Java | 21,284件 |
2位 | SQL | 20,393件 |
3位 | JavaScript | 17,369件 |
出典:「【2023年7月】フリーランスエンジニアの言語別案件数の推移|Javaは半年間で12.82ポイント増加」(ボスアーキテクト株式会社)
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平均年収が高い
平均年収はニーズや市場価値、業界評価の表れであるため、将来性に直結します。そのため、平均年収が高いプログラミング言語は将来性が高いと言えます。
コミュニティメンバーを対象にしたTECH Streetの調査によると、20代の言語別年収トップ3はR、Scala、Objective-Cでした。なかでもRは、30代や40代でも年収の高い言語にランクインしており市場価値の高さがうかがえます。
順位 | プログラミング言語 | 20代平均年収 |
1位 | R | 476万円 |
2位 | Scala | 440万円 |
3位 | Objective-C | 407万円 |
出典:「2020年プログラミング言語別年収ランキング」(TECH Street)
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将来性が高いプログラミング言語《12選》
次に、将来性が期待される12のプログラミング言語と特徴をご紹介します。
1.Python
Pythonは、AI開発をはじめ、IoTやデータ分析などの注目案件を中心に、広い分野で用いられるプログラミング言語です。
シンプルな記述でコードも短くて済むため、初心者でも学びやすい点が特徴です。また、コードが分かりやすいことから複数人での開発作業にも向いています。人気や需要があるプログラミング言語のため将来性も期待できます。
2.Go
Goは、Googleが社内ソフトウェア開発の生産性を向上させる目的で開発したプログラミング言語です。オープンソースのため誰でも利用しやすい言語のひとつとして知られています。
この言語はWebサーバー側の開発やWebアプリケーションの開発でよく利用されるケースが多いです。AndroidとiOSをサポートしていることから、習得することで広い分野での活躍が期待できます。
3.Kotlin
Kotlinは、GoogleがAndroid開発の公式言語として2017年に採用したプログラミング言語です。Androidのアプリ開発で広く使われています。
特徴は、Javaと互換性があることです。Javaとの併用開発や移行、ソースコードの呼び出しなどができます。
Javaと比べてコードがシンプルなため初心者でも学びやすく、Javaで起こりやすいエラーを回避して開発できることから将来性も期待されています。
4.TypeScript
TypeScriptは、Microsoft社が開発したプログラミング言語です。Googleが標準言語として採用していることでも知られています。
この言語はJavaScriptという別言語を拡張して開発されました。JavaScriptがベースのため同様の機能が使えるほか、コンパイルによりJavaScriptのコードへ変換することができます。
拡張前は困難であった大規模案件でも利用できることから、案件の大小に関わらず需要がある言語です。
5.Swift
Swiftは、iOSやMac向けのアプリケーションのためにApple社が開発したプログラミング言語です。Apple系のアプリ開発だけでなくWebアプリの開発でも使われます。
コードがシンプルで初学者でも習得しやすいだけでなく、iOSの普及率が高い日本においてニーズのある言語であると言えます。
6.Scala
Scalaは、効率の良い開発ができるオブジェクト指向の特徴と、コードの簡素化ができる関数型プログラミングの特徴をもったハイブリッドな言語です。
Javaと互換性があるうえに開発効率も良いことから、今後Javaに置き換わる可能性のあるプログラミング言語として注目されています。しかし、ふたつの特性をもつことから学習範囲が広く、初心者の学習難易度はやや高めです。
7.Ruby
Rubyは、楽しくプログラミングできるよう設計されたプログラミング言語です。Rubyを扱える若手が増えていることもあって、日本では開発言語にRubyを採用する企業もあります。
日本人によって開発されたため、日本語のテキストや学習ツールを得やすいのがメリットです。
8.SQL
SQLはデータベース操作言語のひとつです。データベースにかかわるエンジニアには必須の言語で、ほかのプログラミングと組み合わせて使用することもあります。
AIやデータ分析技術が普及したことで、ビッグデータを管理するデータバンクの需要も増加しているため、将来性が期待できます。
9.PHP
PHPは、サーバーサイドの開発でよく用いられるベーシックなプログラミング言語です。トレンドに左右されにくく安定した需要を維持しており、案件数も多くあります。
コードもシンプルでHTMLと連携しやすいのが特徴です。Web開発をメインにスキルを習得したい場合に向いています。
10.Java
Javaは、C言語などをベースにしたプログラミング言語です。OSに左右されず幅広い開発で使用することができ、大規模な業務システム開発にも使われています。
需要が高く案件数が多いことから仕事に直結しやすい言語です。ただし、コンパイラ言語(実行前にすべてのコードを機械語に翻訳する必要がある言語)のため、初心者の習得は難易度が高くなります。
11.JavaScript
JavaScriptは、主にWebサイトやWebアプリケーション開発で広く使用されているプログラミング言語です。昨今ではWebプロダクトの競争が激化しているため、特にUI/UX領域に強いJavaScriptを扱えるエンジニアの需要は高いです。
12.C#
C#は、C言語やC++をベースにMicrosoftが開発した言語です。Windows向けのゲームやアプリのほか、AR/VRの開発でも用いられています。
ゲームエンジンUnityと併用できることから、ゲーム開発分野での需要が見込めるプログラミング言語です。ゲーム関連のプログラミングに興味がある人に向いています。
まとめ
プログラミング言語の数は200~300種あるといわれているため、これから言語を習得するにあたっては今回紹介したような将来性の高いものにしぼるのがおすすめです。
ただ、実際学習を始めるとなると
どこをゴールにしていいかわからない…
挫折してしまわないかな…
このように不安な気持ちになる方もいますよね。
たしかに、何かわからないことが出てきたとき、エラーが解決できないとき、誰かに相談できる環境がないことが理由でプログラミング言語の学習を挫折する方が多くいます。
実際にプログラミング言語初学者が挫折をする1番の理由は「不明点が発生した際に気軽に相談できる環境がない」という実態があります。
それだけ学習する環境が大事だということです。
そんな背景があるからこそ、プログラミングの勉強をする際にスクールを選ぶ方が多いのが事実です。
プログラミングスクールに通う理由は他にもあり
・効率良く学習を進めたい
・モチベーションの維持にもつながりそう
・以前に独学で挫折した経験がある
・学習者同士でつながれるコミュニティへの招待