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【C言語入門】externの使い方とその意義 - 忍者CODEマガジン

【C言語入門】externの使い方とその意義

プログラミング言語の辞書

C言語のexternキーワードは、他のファイルで定義された変数や関数を使用するために使用されます。通常、C言語プログラムは複数のソースファイルに分割されることが多く、この場合、あるファイルで定義された変数を他のファイルから参照するためにexternを使用します。

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externの基本的な構文

externキーワードを使うことで、グローバル変数や関数の実体が他のファイルに存在することをコンパイラに知らせることができます。これにより、同じ変数や関数を複数のファイルで共有でき、プログラムの構造を整理しやすくなります。
例えば、global.cファイルでグローバル変数を定義し、main.cファイルでその変数を使用する場合、global.cでは次のように変数を定義します。

int globalVariable = 10; // グローバル変数の定義

そして、main.cでは以下のように宣言します。

extern int globalVariable; // グローバル変数の宣言

このようにして、main.cファイルからglobal.cファイルで定義されたglobalVariableを使用することができます。

また、extern宣言は通常ヘッダファイルに記述し、複数のソースファイルでインクルードすることで、変数や関数の宣言を一箇所にまとめることができます。これにより、コードの保守性や可読性が向上します。

ただし、extern宣言では初期化を行うことはできません。初期化は変数の定義時にのみ行います。この点に注意し、適切にexternキーワードを活用することで、より効率的なプログラム構造を実現できます。