【C言語入門】関数の使い方を解説

プログラミング言語の辞書

C言語において関数は、特定の処理をまとめて再利用可能にするための基本構造です。

関数の使い方

関数を使うことで、コードの可読性やメンテナンス性が向上します。

関数の定義

関数は通常、戻り値の型、関数名、引数リスト、関数本体から構成されます。例えば、整数を返す関数は次のように定義します。

int add(int a, int b) {
return a + b;
}

ここでは、addという名前の関数が引数として2つの整数を受け取り、それらの和を返します。

関数の呼び出し

定義した関数は、プログラムの中で必要なときに呼び出すことができます。例えば、先ほどのadd関数を呼び出すときは以下のようにします。

int result = add(5, 3);

これにより、変数resultには8が代入されます。

標準ライブラリ関数

C言語には、便利な標準ライブラリ関数が多く用意されています。例えば、printf関数は画面に文字を表示するために使います。

#include <stdio.h>
printf("Hello, World!");

ポインタと関数

関数を使ってメモリ操作を行う場合、ポインタが重要です。関数の引数としてポインタを渡すことで、関数内で直接変数の値を操作できます。

void increment(int *num) {
(*num)++;
}
int value = 5;
increment(&value);

この例では、valueの値が6に増加します。

関数ポインタ

関数ポインタを使うと、関数を変数のように扱うことができます。特定の関数を指すポインタを使って、その関数を呼び出すことが可能です。

void (*func_ptr)(int) = &increment;
func_ptr(&value);

これらの基本的な使い方を理解することで、C言語の関数を効果的に活用できるようになります。