昨今のIT技術の発展にともない、需要が高いとされるシステムエンジニア。「システムエンジニアになってみたい」と思っても、自分に向いているのかどうか不安に感じている方もいるでしょう。
今回は、どのような人がシステムエンジニアに向いているのかについて詳しく解説します。
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システムエンジニア(SE)に向いている人の5つの特徴
ここでは、SEに向いている人の特徴を5つ紹介します。自分に当てはまるかどうか、確認してみてください。
学習意欲・向上心が高い
まずは学習意欲・向上心が高いことが重要です。IT業界の技術革新スピードは凄まじく、その発展速度についていかなければなりません。日々新しい情報が発表され、それをキャッチして取り入れていくことがSEとして活躍するためには必要不可欠になります。そのため、取り残されないように日々学習を続けることが重要となります。
学習意欲・向上心がないと、IT業界の発展についていけずSEとして活躍し続けることが難しいでしょう。
コミュニケーション能力が高い
システム開発は基本的にチームで行います。そのため、SE一人だけの作業で完結することはありません。スケジュールに沿って業務を進め納期までに納品するためには、開発チーム全員とスムーズにコミュニケーションを取る能力が必要です。
また、クライアントからの依頼で開発を行う場合、クライアントと齟齬がないよう、密にコミュニケーションをしなくてはなりません。そのため、クライアントのニーズをヒアリングし、希望に沿うように形にする力が求められます。
コミュニケーション能力の高さは、クライアントの要求分析でも役立ちます。
柔軟な思考力がある
システム開発は案件やスケジュールの変更、新しい情報の追加など、臨機応変な対応が求められる場面が多く発生します。また、システムが停止する、当初のスケジュールから遅延するなど予期せぬトラブルも発生しがちです。こういった際に活きるのが、柔軟な思考力です。
柔軟な思考力があることで、従来の考え方にとらわれず新しい情報や技術を積極的に取り入れることが可能です。
トラブルが発生しても思考を凝り固まらせることなく、冷静に柔軟な対応ができます。
論理的思考力がある
SEはクライアントのニーズをヒアリングし、開発すべきシステムの仕様を決定し、チームメンバーに作業を割り振り、納期までに開発を進めることが仕事です。クライアントによっては、その後の保守・運用にも携わり、稼働し始めたシステムのトラブルなどにも対応することがあります。
仕様決定の際には、その仕様が本当にクライアントのニーズに沿っているものなのか判断するために、論理的思考力を働かせる必要があります。
また、なぜそのような仕様なのか、作業の割り振りの理由についてチームメンバーに納得のいく説明をする際にも、論理的思考力が欠かせません。
論理的思考力があれば、予期せぬトラブルが発生した際にも、どうしてこのようなトラブルが発生してしまったのか、因果関係を明らかにして、根本原因から対応することで早期のトラブル解決が可能となります。
直感に頼らず、一つひとつ筋道を立てて対応していくことがSEにとっては重要なのです。
タフなメンタルと体力がある
SEはタイトなスケジュールでシステム開発を行うことが多いです。そのため、納期が近づいた時や予期せぬトラブルが発生した時は激務になりがちです。こういった激務に耐えられるタフなメンタルや体力がある方は、SEに向いているでしょう。
また、SEはクライアントの要望と実現可能な開発範囲の板挟みでストレスを抱えることも多いです。このようなストレスに耐えるためにも、タフなメンタルと体力が必要になります。
システムエンジニア(SE)に向いていない人の3つの特徴
ここでは、逆にSEに向いていない人の特徴についても紹介しましょう。
ルーティンワークが苦手な人
SEの仕事はプログラミングやテストなど、根気強く同じ作業の繰り返しになることも多くあります。
例えばテストでは、さまざまなシチュエーションを想定してテストを実行し、不具合があったら修正するという地道な作業を繰り返す必もあります。
ルーティンワークが苦手な人は、こうした地道な作業を遂行することを苦痛に感じてしまうでしょう。
細かな作業が苦手な人
SEはシステム設計やプログラミングなど細かな作業を行う必要があります。これらの作業は、少しのミスがトラブルにつながることも多くあります。そのため、細部まで正確に実行することが求められるのです。
大雑把で細かな作業が苦手な人は、SEに向いていないといえます。
人と接するのが苦手な人
SEはチームメンバーやクライアントとの密なコミュニケーションを必要とされる場面が多くあります。そのため、人と接することが苦手な人は苦痛に感じるかもしれません。
チームメンバーとのコミュニケーションが不足すると、チームで業務の遂行がうまく行かず、プロジェクト進行の遅れやトラブルにつながってしまうケースもあります。
また、クライアントとのコミュニケーションが不足するとクライアントのニーズを正確に把握できず、後々のクレームにつながってしまう懸念もあります。
SEとして活躍するには、人と接することは避けられないのです。
文系はシステムエンジニア(SE)に向いていない?
「文系はSEに向いていない」と聞いたことはないでしょうか。プログラミング自体は理系の分野であり、文系からSEを目指すことは難しいと考える方も多くいるようです。
実際、文系からSEになった方も多くいます。文系だからといって、SEに絶対に向いていないというわけではないのです。
近年は、IT人材が不足しており未経験からでもSEを募集している会社が多くあります。そのため、研修制度をきちんと確立させている企業も増えています。そのような企業に就職し研修をしっかり受ければ、文系からでもSEを目指すことは十分に可能です。
また、SEはコミュニケーションが非常に重要な仕事です。文系のコミュニケーション力や文章力は、こう言った面でも強みとなるでしょう。
ただ、理系からSEになる人は、学生時代からプログラミングを学問として勉強している人も多くいます。そう言った人に追いつくためにも、SEになった後の継続的な努力は重要になります。
女性はシステムエンジニア(SE)に向いていない?
「女性はSEに向いていない」と聞いたことも多いのではと思います。エンジニアは男性が多い、というイメージもあるかもしれません。しかし、女性でもSEとして働くことは十分可能です。実際、近年は女性のSEが増えています。
SEはプロジェクトの進行状況によって、激務になるタイミング場合もあります。しかし最近は、職場環境の整備・改善が進んできているため、女性のSEも増加傾向にあるのです。
SEはスキルさえあれば、性別問わず活躍することが可能です。
未経験で向き・不向きにこだわりすぎるのはもったいない!
SEの仕事に興味があるなら、適性だけにこだわるのはもったいないでしょう。SEはスキル次第で活躍できる仕事で、実務の中で身に付けられる要素も多くあります。始める前から自分で適性を判断してしまうのではなく、まずは学んでみることをおすすめします。
未経験からSEを目指すのであれば、基礎となるHTML、CSS、プログラミングについて習得することから始めることが大切です。
これらを独学で勉強することは可能であるものの、疑問点を解消するのに時間がかかるといったデメリットもあり、スキルの習得が遅くなるケースもあります。未経験から学習を始める場合は、プログラミングスクールの活用も視野に入れてみましょう。
未経験からSEを目指すなら、プログラミングスクールのNINJA CODEにご相談ください。
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まとめ
システムエンジニアは文系出身者や女性の参入も増えており、近年人気の職業となっています。自分がSEに向いていると感じた人は、ぜひプログラミングスクールなどで学習をスタートさせてみてください。