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JavaScriptの将来性はある?求人数や年収、キャリアパスも紹介 - 忍者CODEマガジン

JavaScriptの将来性はある?求人数や年収、キャリアパスも紹介

キャリア(副業、転職、フリーランス)

JavaScriptは、Web(ウェブ)開発において最も需要が高いプログラミング言語のひとつであり、将来性が非常に期待されています。初心者でも比較的学びやすく、Webサイトやアプリ開発など多岐にわたる分野で活用されています。これからプログラミングを始めようとしている方にとって、JavaScriptはスキルアップやキャリア形成において非常に有望な選択肢となるでしょう。今回は、JavaScriptの将来性やキャリアパスについて詳しく解説します。

JavaScriptは将来性のある言語!その理由とは?

ここでは、JavaScriptが将来性のある理由について、4つ紹介します。

理由1|Web系のフロント開発において地位を築いているため

JavaScriptは、Webフロントエンド開発において世界標準の位置を確立しています。現在、Webブラウザ上で動作する多くのインタラクティブ(※1)な機能は、JavaScriptによって実装されています。

また、TypeScriptというJavaScriptを基盤とした言語の台頭も見られます。これはあくまでJavaScriptの拡張であり、最終的にJavaScriptとしてコンパイル(※2)されるため、JavaScript自体の需要が減ることはありません。

むしろ、TypeScriptの登場により、JavaScriptの開発がより強固になり、選ばれ続ける理由となっています。

※1:ユーザーがボタンを押すと画面が切り変わるといった例のように、ユーザーの操作に応じて対話的に反応すること
※2:プログラミング言語で書かれたコードを、コンピューターが実行できる形式に変換すること

理由2|さまざまなWebサイト・Webアプリに活用されているため

JavaScriptは、Webサイト開発の基礎として幅広く活用されています。特に、インタラクティブで動的なWebページを作成するためには、JavaScriptは欠かせない存在です。例えば、検索結果の動的な更新やリアルタイムのチャット機能など、ユーザーとの双方向のやり取りを実現する際に利用されます。

さらに、JavaScriptはフロントエンド開発(ユーザーが直接目にする部分の開発)だけでなく、サーバーサイド(Webサイトの裏側で動作する部分)でも使われることが増えています。

Node.jsというJavaScriptのランタイム環境(プログラムを実行するための基盤となるソフトウェア)を使用することで、サーバーサイドのプログラムもJavaScriptで開発できるようになります。

理由3|汎用性が高いため

JavaScriptは、Webサイトの開発だけでなく、ゲーム開発やモバイルアプリ開発など、多様な分野で利用されており、その汎用性の高さが際立っています。特に、PCやスマートフォンなどデバイスを問わず、さまざまなプラットフォームで動作するアプリケーションを開発できる点が大きな強みです。

さらに、マルチプラットフォーム対応に(※3)より、ひとつのアプリケーションを複数のデバイスで動作することも可能です。そのため、スマートフォン専用のアプリ開発に加え、PCとスマートフォン両方で動作するWebアプリケーションもJavaScriptで効率的に開発できます。

※3:複数の異なる機器やOSで動作すること

理由4|フレームワークが充実しているため

JavaScriptには、開発を効率化するためのフレームワークが豊富に存在します。フレームワークとは、プログラミングの基本的な構造やツールをまとめたもので、開発者が効率的にアプリケーションを作成できるようサポートするものです。

JavaScriptの場合、Webアプリケーション構築において、React(※4)やAngular(※5)といったフレームワークが使われています。これらのフレームワークを使うことで、開発スピードが飛躍的に向上し、保守性や拡張性の高いコードを書くことが可能です。

※4:Facebookが開発したフレームワーク
※5:Googleが開発したフレームワーク

案件数と求人数から見るJavaScriptの需要

JavaScriptは、Web開発の分野で広く使われており、その需要は年々高まっています。特に、企業や開発プロジェクトで求められるスキルとしても、JavaScriptの存在感は非常に大きいものです。ここでは、案件数と求人数のデータから、JavaScriptの需要について詳しく見ていきます。

JavaScriptの案件数

2024年にSokudan Magazineが行った調査によると、JavaScriptの案件数はすべてのプログラミング言語の中で最多です。全体の21.2%の案件がJavaScript関連であり、これは2位のPHPと比べて8.2%の差があります。この差は大きく、JavaScriptが多くのプロジェクトで求められていることが分かります。

また、3位のPythonとPHPの案件数の差は0.1%程度であることを考えると、JavaScriptが他の言語に比べて圧倒的に多くの案件を抱えているといえるでしょう。このことから、JavaScriptを習得することで、多くのプロジェクトに参画できる可能性が広がるといえます。

出典:CAMELORS株式会社「【2024年】JavaScriptエンジニア平均年収、案件数|フリーランス副業調査」
https://magazine.sokudan.work/post/VB84zPuX

JavaScriptの求人数

2024年8月時点でのdodaのデータによると、JavaScriptの求人数は6580件で、全体の中で4位にランクインしています。以下は、主要なプログラミング言語の求人数ランキングです。

順位 プログラミング言語 求人件数
1位 Java 16,551件
2位 Python 9,090件
3位 PHP 7,055件
4位 JavaScript 6,580件
5位 Ruby 2,565件

これらのデータを見ると、JavaScriptの求人数はJavaやPythonには及ばないものの、他の言語と比べてもかなり多くの求人が存在していることが分かります。つまり、JavaScriptのスキルを持っていることで、就職や転職においても有利な立場を築くでしょう。

このように、JavaScriptは案件数と求人数の両方から見ても、将来性の高いスキルだとわかります。プログラミング初心者が学ぶべき言語として、十分におすすめできる言語です。

JavaScriptエンジニアの年収は?

JavaScriptエンジニアの年収は、スキルや経験に応じて大きく異なり、一般的には400万円~800万円程度の範囲に収まります。特に、フロントエンドやバックエンド(※6)のスキルを兼ね備えたエンジニアは、より高収入を期待できる傾向にあります。

他のプログラミング言語と比較しても、JavaScriptエンジニアの年収は高めであり、今後もWeb開発における需要が増加することが見込まれています。JavaScriptを習得することは、キャリアの安定性に繋がる有望な選択です。

※6:サーバー側でデータ処理やデータベース管理を行う部分

JavaScriptエンジニアのキャリアパス

ここでは、JavaScriptエンジニアのキャリアパスについて、3つのパターンを紹介します。

エンジニアとしての道を極めるパターン

JavaScriptエンジニアとしてキャリアを築く上で、技術を磨き続けることは重要です。フロントエンドエンジニアとして、ユーザーが直接触れる部分を設計・開発する役割や、フルスタックエンジニアとして、フロントエンドからバックエンドまで広くシステムを理解し、開発する立場になることが考えられます。

それぞれの役割は、下記の通りです。

・フロントエンドエンジニア
Webサイト上のメニューやリンク、アプリケーションではボタンやアイコンなど、ユーザーが実際に目にするインターフェース部分を設計し、ユーザーの体験を支える大事な役割を担います。HTML、CSS、JavaScriptを駆使して、視覚的に魅力的で、かつ使いやすいサイトを作り上げます。

・フルスタックエンジニア
フロントエンドだけでなく、バックエンドにも精通しているため、サービス全体を一人で構築できます。複数の技術領域をカバーするため、高い技術力と幅広い知識が求められます。

関連記事:
フロントエンドエンジニアとは?仕事内容や年収、将来性などを解説
フルスタックエンジニアの年収は?案件例や必要なスキルを紹介

プロジェクトの上流工程に関わるパターン

エンジニアリングスキルを活かし、プロジェクトの上流工程に関わるキャリアパスもあります。プロジェクトマネージャーやプロダクトマネージャー、Webディレクターなど、チームのリーダーシップを発揮し、開発プロセス全体を管理する役割を担うことが可能です。

それぞれの役割は、下記の通りです。

・プロジェクトマネージャー
開発プロジェクトの進行を管理し、納期や予算を守りつつ、チームが効率的に作業できるよう調整する役割です。クライアントとのコミュニケーションも重要で、スケジュール管理やリソースの最適化が求められます。

・プロダクトマネージャー(PdM)
顧客やユーザーのニーズを理解し、製品やサービスの方向性を決定する役割です。マーケティングやユーザー体験の最適化など、幅広い視点を持ってプロジェクトをリードします。

・Webディレクター
クライアントとのヒアリングから要件定義、コンセプト策定、開発チームとの連携など、Web制作全体を統括する役割です。ユーザーのニーズを満たしつつ、企業の目的に合ったWebサイトを完成させるためのコーディネートをします。

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Webデザインに従事するパターン

JavaScriptの知識を持っていることで、WebデザイナーやUI・UXデザイナーとしても活躍できます。Webデザインは、クライアントの要望に合わせて、見た目だけでなく、使いやすさを考慮して構築されますが、JavaScriptは動的な要素を追加する役割を果たします。

それぞれの役割は、下記の通りです。

・Webデザイナー
Webサイトの見た目を美しく、かつ使いやすく設計する役割です。JavaScriptを駆使することで、インタラクティブな要素やアニメーションを取り入れ、ユーザーにとって魅力的な体験を提供します。

・UI・UXデザイナー(またはUI・UXエンジニア)
ユーザーインターフェース(UI:ユーザーが直接操作する画面の部分)やユーザー体験(UX:サービスを使用する際に得られる経験)をデザインする役割です。

UIデザイナーは主に画面レイアウトやデザインを担当し、UXデザイナーはユーザーがサービスをどのように感じるかに焦点を当てます。JavaScriptを使うことで、ボタンのクリック時の動作やページの滑らかな遷移など、ユーザーの操作に応じた動的な変化を実装することが可能です。

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将来性のあるJavaScriptエンジニアになるためのポイント

ここでは、将来性のあるJavaScriptエンジニアになるための具体的な学習方法について紹介します。

自分のレベルに合った書籍から学ぶ

JavaScriptを学習する際は、自分のレベルに合った書籍を選ぶことをおすすめします。初心者向けの入門書や参考書が多数出版されているため、まずは基礎を固めることが重要です。書籍を選ぶ際は、口コミやレビューを参考にすると良いでしょう。

また、初めてJavaScriptを学ぶ方には、図解や具体例が豊富な書籍がおすすめです。自分のペースで学習でき、基礎をしっかりと習得できます。

学習サイトを利用する

近年、オンラインで学べる学習サイトが充実しています。動画を使って視覚的に理解できるものや、インタラクティブなプログラムで実践的に学べるサイトも多数存在します。これらのサイトを活用すれば、空いた時間に効率的に学習を進めることが可能です。

自分の学習スタイルに合ったサイトを選び、基礎から実践的なスキルまで幅広く習得することが将来のキャリアに役立ちます。

プログラミングスクールで学ぶ

もし体系的に学習を進めたい場合は、プログラミングスクールを検討するのも良いでしょう。スクールでは、学習内容がしっかりと構築されているため、効率的にスキルを身に付けられます。

また、現役エンジニアの講師に直接質問ができる環境が整っているため、疑問点をすぐに解消できるのも大きなメリットです。オンラインで受講できるスクールも増えているため、自分のスケジュールに合わせて学ぶことが可能です。

JavaScriptに挑戦してみたい方は、オンラインプログラミングスクールの「NINJA CODE」をご検討ください。

NINJA CODE」では「Web制作スクール」を用意しており、JavaScriptをはじめ、Web制作の基礎を段階的に学べます。HTML/CSSなどWeb制作に欠かせない言語のほか、応用課題としてWeb制作の課題に取り組めるため、実務で役立つスキルを身に付けることが可能です。

現役エンジニアにいつでも質問できる環境を整えているため、疑問点もすぐに解消できます。将来性のあるスキルを身に付けたい方は、ぜひ一度チェックしてみてください。

>>Web制作スクール

まとめ

JavaScriptは、Web開発を中心に広く利用され、今後も高い需要が期待されるプログラミング言語です。フロントエンドからバックエンド、さらにはゲームやモバイルアプリ開発など、さまざまな分野で活用される汎用性が強みです。また、ReactやVue.jsなどの豊富なフレームワークの存在が開発効率を高め、キャリアパスも多岐にわたります。将来性を考え、今からでもJavaScriptの習得を目指し、技術の習得を進めましょう。