Pythonはコードがシンプルで初心者にも扱いやすいため、習得をめざしている人が増えているプログラミング言語です。そんなPythonを使って、ゲームを作りたいと考えている方もいるのではないでしょうか。
今回は、Pythonで開発できるゲームや必要な知識について解説します。ゲーム開発の手順も簡単に説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。
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Pythonは初心者のゲーム開発におすすめ
Pythonはゲーム開発が可能です。パズルやアクションなど、さまざまなジャンルのゲームが作れます。特に平面的な2Dゲームの作成に向いています。
しかし、Pythonは主にAI開発やデータ分析を得意としているプログラミング言語です。本格的なゲーム開発には適していない点は押さえておきましょう。
本格的なゲーム開発をしてみたい方は、下記のプログラミング言語を習得するのがおすすめです。
・Unity
・C++
・C#
・JavaScript
・Swift
・Ruby など
ゲーム開発におすすめのプログラミング言語については、下記の記事で詳しく解説しています。ゲーム開発に興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。
「【初心者必見】おすすめのプログラミング言語10選!選び方も紹介」
Pythonでゲームを作るために必要な知識
Pythonでゲームを作るためには、下記の知識が必要です。
・Pythonの基礎文法の知識
・ゲームエンジンやライブラリに関する知識
それぞれ詳しく解説します。
Pythonの基礎文法の知識
Pythonでプログラミングをするためには、基礎文法に関する知識が必要です。初心者の方は、いきなりゲーム制作を行うのではなく、プログラミングの基礎を習得し、使いこなすところから始めましょう。
Pythonの基礎文法には、下記があります。
・変数とデータ型
・演算子
・制御構文
・関数
・リストと辞書
・インポートとモジュール
ゲームエンジン・ライブラリに関する知識
Pythonでゲームを作る際に重要になるのが、ゲームエンジンやライブラリの知識です。
ゲームエンジンとは、ゲームを制作する際に必要な機能をひとつにまとめたソフトウェアのことです。ゲームのグラフィックスや物理エンジン、音響などのさまざまな要素がゲームエンジンには含まれています。
ライブラリとは開発を行う際に頻繁に使用される関数やパッケージがまとめられたものです。ゲーム開発において役立つさまざまな機能が、ライブラリには数多く搭載されています。
ゲームエンジンやライブラリについて理解していると、ゲーム制作の効率が向上します。ゲーム制作は時間がかかりやすいため、ゲームエンジンやライブラリを使いこなして、効率良く作業を進めるのが重要です。
Pythonでゲームを作る方法
Pythonでゲームを作る方法は、主に下記の通りです。
・ゲーム用のエンジンを使う
・ゲーム用のライブラリを使う
・自分でコーディングする
それぞれの方法について詳しく説明します。
ゲーム用のエンジンを使う
ゲーム用のエンジンには、ゲーム制作において必要な機能がすべて搭載されています。そのため、プログラミングの知識がなくてもゲーム制作が可能です。手軽にゲーム制作を始めてみたいと考えている方は、ゲームエンジンを使用するのがおすすめです。
ゲームエンジンの一例を下記に挙げます。
・Panda3D
・Ren’Py
・Godot
ゲーム用のライブラリを使う
ゲームエンジンがない場合でも、ゲーム用のライブラリを使用すれば、手軽にゲーム開発が可能です。ゲーム用のライブラリの一例を下記に挙げます。
・PyGame
・tkinter
・Kivy
・Pyglet
自分でコーディングする
自分でコーディングしてゲーム開発をすることも可能ですが、高度なプログラミング知識が要求され、時間もかかります。
これからPythonの習得をめざしている方は、最終的には自分でコーディングしてゲーム開発を行うことを目標にすると良いかもしれません。ゲームエンジンやライブラリの公式サイトでは、ゲーム開発に役立つサンプルコードを提供していることも多いため、ぜひチェックしてみてください。
Pythonでゲームを作れるようになるには
ゲームを作るためには、Pythonに関する知識を深める必要があります。ここでは、ゲームが作れるようになるためのPythonの学習方法について解説します。
独学で学ぶ
書籍やインターネット上の学習サイトなどを活用すれば、独学でPythonのスキルを習得できます。
独学でPythonを学ぶメリット・デメリットについて解説します。
メリット
Pythonを独学で学ぶ場合は、費用がほとんどかかりません。書籍を購入しても、数千円で済むケースがほとんどでしょう。好きな時間に学習ができるのもメリットです。
学習を進めるなかで、わからないことがある場合は、自分で解決しなければいけません。そのため、独学でPythonを学習すると、問題解決能力が身に付きやすくなります。
問題解決能力は、ゲーム制作においても役立つ能力です。その能力が身に付くのはメリットといえるでしょう。
デメリット
Pythonを独学で学習すると、効率が悪くなることがあります。ゲーム制作に必要な知識が身に付くまでに、膨大な時間がかかるかもしれません。
モチベーションの維持が難しく、途中で挫折してしまう場合もあります。特にプログラミングを学習している最中は、さまざまなエラーが発生し、ストレスを感じやすい状態です。エラーが解決できず、やる気を削がれてプログラミング学習をやめてしまうケースもあります。
エラーの原因がわからない場合も、質問して解決することはできません。繰り返しエラーと向き合い、何が問題なのかを分析する必要があります。独学でPythonの知識を身に付けるためには、根気強さが必要といえるでしょう。
プログラミングスクールで学ぶ
効率良くPythonを習得したいなら、プログラミングスクールの利用がおすすめです。
プログラミングスクールを利用するメリット・デメリットについて解説します。
メリット
プログラミングスクールは、講師やメンターからのサポートを受けながら学習を進めることができます。独学でPythonを学習する場合と比べて、挫折しづらいのがメリットです。
また習得するためのカリキュラムが組まれているため、自分で学習計画を立てる必要がありません。初心者の方が挫折しやすい環境構築もスムーズにでき、段階的に知識・スキルを身に付けることが可能です。
またプログラミングスクールは、受講完了後に就職や転職のサポートを行っているケースもあります。将来的にPythonエンジニアになりたいと考えている方にとっても魅力的です。
デメリット
ほかの学習方法と比べて、プログラミングスクールはお金がかかります。金銭面での負担が大きくなる点はデメリットといえるでしょう。
スクールを選ぶ際は、費用対効果が高く、受講料が比較的安価なところを選びましょう。
NINJA CODEはサポートが無期限で、24時間対応が可能です。経験豊富なエンジニアがメンターとして付くため、効率良くスキルを習得できます。コスパ良くPythonを学びたい方にもおすすめです。
Pythonでゲーム制作をしたいと考えている方は、ぜひNINJA CODEの「Pythonスクール」をご検討ください。無料体験レッスンも受け付けております。
まとめ
Pythonを正しい方法で学習すれば、ゲーム開発を行うことは可能です。Pythonをゼロから学習して、ゲームを完成させるには時間がかかるため、根気強く勉強を続けることが大切です。
ゲーム開発の経験を活かして、Pythonエンジニアとして就職することもできます。Pythonのプログラミングスキルは、需要が高まりつつあるため、ぜひ本記事を参考にして学習を始めてみてください。