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【初心者向け】JavaScriptの基本的な用語の意味 - 忍者CODEマガジン

【初心者向け】JavaScriptの基本的な用語の意味

プログラミング言語の辞書

JavaScriptの学習を始める際には、基本的な用語や概念を理解することが重要です。変数や関数、オブジェクト、クラスなどの用語を押さえることで、プログラムの構造を理解しやすくなります。

また、非同期処理やイベントリスナーといった高度な概念も、JavaScriptの活用範囲を広げるために欠かせません。そこで、今回はJavaScriptの基本的な用語とその意味について詳しく解説します。

JavaScriptの基本用語と意味

JavaScriptはプログラミング初心者にとって理解しづらい部分が多くあります。特に専門用語は、一見すると難解に感じるかもしれませんが、基礎的な知識を押さえるだけでも、JavaScriptの学習がスムーズに進みます。

ここでは、JavaScriptの基本的な用語について解説します。プログラミングにおける基本的な重要な概念や仕組みを理解し、学習の効率を高めましょう。

変数

変数とは、データを一時的に保管する場所のことです。これは名前の付いた「箱」と考えると分かりやすいでしょう。変数には「変数の名前」と「変数の値」があり、状況によって変数の値は変わります。JavaScriptでは、`let`を使用して変数であることを宣言します。

また、変数には「ローカル変数」と「グローバル変数」があります。ローカル変数は、特定の関数やブロック内でのみ使用可能な変数で、関数が終了すると値が消えます。一方、グローバル変数はプログラム全体で使用できる変数で、すべてのスクリプトからアクセス可能です。

定数

定数とは、変更できない値を保持するために使われます。JavaScriptでは、`const`を使用して定数を宣言します。一度代入した値を後から変更することはできません。例えば、円周率のような固定の数値や、プログラムの実行中に変わらないデータを定義する際に使われます。

定数を使用することで、プログラムの意図しない部分でデータが変更されることを防ぎ、コードの信頼性を高めることができます。

関数

関数は、複数の処理をひとまとめにするための仕組みです。JavaScriptでは、`function`キーワードを使って関数を宣言し、名前を付けてその中に{}で処理内容を記述します。

関数は、特定のタスクを実行するために再利用可能なコードブロックで、プログラムの構造を整理するのに役立ちます。変数が「モノ」を表すのに対し、関数は「行動」を表すイメージです。例えば、「データを計算する」「画面に表示する」など、具体的な動作をまとめることができます。

JavaScriptを習得する際に押さえておきたい用語と意味

JavaScriptを学び始めたばかりのプログラミング初心者にとって、用語の理解は重要です。ここでは、JavaScriptに関して押さえておきたい専門用語を、初心者の方にも分かりやすく解説します。

オブジェクト

オブジェクトとは、変数で定義されたプロパティ(データ)とメソッド(操作)のまとまりを指します。プログラミングでいう「オブジェクト」とは、「たくさんの要素が入った箱」というイメージで、複数のデータをひとつのまとまりとして扱うことができます。

オブジェクトは、プロパティやメソッドを追加・削除することが可能です。例えば、「ユーザー」というオブジェクトには「名前」や「年齢」といったプロパティがあり、それに関連する「名前を変更する」や「年齢を増やす」といった操作をメソッドとして持つことができます。

プロパティ

プロパティは、オブジェクト内で使われる名前付きのデータで、変数のようなものです。それぞれのプロパティはキー(プロパティ名)と値(プロパティの値)から構成されます。例えば、オブジェクト「ユーザー」の「名前」というプロパティのキーは「名前」、値は実際のユーザーの名前です。オブジェクト内では同じキーのプロパティを複数持つことはできません。

メソッド

メソッドとは、オブジェクト内で定義された関数のことです。メソッドは、特定のオブジェクト内だけで有効なものであり、プロパティや変数に対して特定の処理を行います。

例えば、「ユーザー」オブジェクトに「年齢を増やす」というメソッドがある場合、ユーザーの年齢をひとつ増やすといった処理を実行します。

クラス

クラスは、オブジェクトを作成するためのテンプレートや設計図のようなものです。クラスを使うことで、共通のプロパティやメソッドを持ったオブジェクトを簡単に生成できます。

例えば、「動物」というクラスがあれば、そのクラスを基にして「犬」や「猫」といったオブジェクトを作成することができます。クラスを使って作られる具体的なオブジェクトのことを「インスタンス」と呼びます。

コンストラクタ

コンストラクタは、新しいオブジェクトのインスタンスを生成するための特別なメソッドです。JavaScriptでは、クラス内にコンストラクタを定義して、オブジェクトが生成されるときに初期化するための処理を行います。

例えば、「ユーザー」クラスのコンストラクタでは、名前や年齢といったプロパティを設定することができます。

クロージャ

クロージャは、内側の関数が外側の関数スコープへのアクセスを提供する機能です。これは、関数が定義された時点のスコープ(変数の有効範囲)を覚えているため、関数の外部からでも内部の変数にアクセスできます。

クロージャは、プライベート変数のようなデータの隠蔽に役立ちます。

プロトタイプ

プロトタイプは、JavaScriptのオブジェクトが他のオブジェクトから機能を継承する仕組みです。

JavaScriptでは、すべてのオブジェクトがプロトタイプチェーンという構造を持っており、オブジェクトがそのチェーン上にある他のオブジェクトのプロパティやメソッドを使用できるようになります。

非同期処理

非同期処理とは、メインスレッド(プログラムが実行されるメインの流れ)とは別に処理を実行する仕組みです。

これによって、ひとつの処理が完了するのを待たずに次の処理を実行することが可能になります。JavaScriptでは、Web(ウェブ)ページの読み込みやユーザーの入力など、時間のかかる操作を効率的に処理するために非同期処理が使用されます。

制御構文

制御構文は、プログラムの実行の流れを制御する文です。例えば、「if文」や「for文」などが制御構文に該当します。

これらの文を使うことで、一部の処理をスキップしたり、同じ処理を繰り返し実行したりすることができます。

イベントリスナー

イベントリスナーは、特定のイベント(例えば、マウスのクリックやキーボードの押下、ウィンドウのサイズ変更など)が発生したときに呼び出される関数です。

JavaScriptでは、イベントリスナーを使ってユーザーの操作に応じた動的な動作を実現することができます。

モジュールシステム

モジュールシステムとは、JavaScriptのコードを再利用可能な部品(モジュール)としてまとめる仕組みです。モジュールは、関連する機能を持つ変数や関数をひとつのファイルやコードブロックにまとめて管理します。

モジュールシステムを使うことで、コードの再利用性を高め、開発効率を向上させることができます。

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まとめ

JavaScriptを学ぶためには、基本的な用語や概念を理解することが重要です。変数や定数、関数、オブジェクト、クラスといった基本的な構成要素から、クロージャや非同期処理、イベントリスナーなどの高度な概念まで、幅広い知識が必要です。

これらをしっかり理解することで、JavaScriptの活用範囲を広げ、プログラムの効率を向上させることができます。まずは基本から始め、実際にコードを書きながら理解を深めていきましょう。

また、JavaScriptへの理解をもっと深めたいと考えている方は、NINJA CODEの「JavaScript入門講座」も参考にしてみてください。